絶対に必要な災害時に活躍する家電おすすめ10地震・水害・台風・落雷が対象

2020年3月11日で東日本大震災からちょうど9年になる。今年はコロナウイルスの影響で追悼会はなしとのことで残念な気持ちになっているところだ。

今後は南海トラフなど大地震が発生することはほぼ間違いない。だから、とにかく準備をしてほしい。私は東日本大震災の被災者、だからみなさんには少しでも被害を最小限におさえて欲しいと思いこの記事を作成している。

災害時にあったら助かる家電を紹介していこう。

災害時には家電が必要不可欠になることがある

家電のない日常生活は考えられないほど、私たちは家電に助けてもらって生活している。

家電は電気がないと動かないので、地震や台風などの災害時に停電が起こると役に立たないと思われがちだ。

だが、そうではない。

災害時こそ、情報を入手するため、遠方の家族とコミュニケーションを取るため、暗闇を照らすためなどいろいろな理由で家電が必要不可欠となりうるのだ。

こうした場面で使用する家電の多くは、テレビや冷蔵庫、エアコンなどと異なり、電力をほとんど使わない、軽量コンパクトなので使わないときも保管・収納しやすいのが特徴である。

しかも、災害がなくてもキャンプなど電源がないレジャーを楽しむ際にも使えるものも多いので、メンテナンスや作動テストを兼ねてレジャーに使うのもいいだろう。

今回は、災害時に役立つ家電についてご紹介したいと思う。

 

震災時に苦労したこと

震災発生時に家電に起こって苦労することになった症状をご紹介しよう。

ご自宅や職場の家電を是非チェックしてみてほしい。

家電の転倒

昔の家電と異なり、最近の家電はサイズが大きくなってきた。

例えば、テレビは50インチ以上の大画面テレビが普及してきたし、冷蔵庫も500ℓほどの大型タイプがたくさん発売されている。

こうした大型家電は、転倒防止用ベルトで壁や柱にしっかりと固定しておくなどの転倒防止措置をこうじておかなければ地震によって転倒し思わぬ事故を引き起こすことがある。

当時はアパートに住んでいたのだが保険でお金が100万くらい振り込まれたのがなつかしい。

①圧死

震災時の死亡原因のトップにあるのが圧死である。

圧死の原因は、家具の転倒による下敷きだけではない。

大型家電が転倒し、その下敷きになるケースも多い。

②部屋に閉じ込められる、部屋に入れない

家電が転倒し、それが原因で扉が開かなくなり、閉じ込められたり、反対に入れなくなったりするケースも見受けられた。

特に注目したいのが、一人暮らしのケースである。

一人暮らしのお部屋は小さな部屋が多く、間取りによっては家具や家電が転倒し、例えばトイレの扉が開かなくなることがある。

トイレに入ったときに家電が転倒し、扉が開かなくなると、トイレに閉じ込められてしまう。

一人暮らしの部屋のトイレには、窓がないことが珍しくない。

スマホや携帯を持っていれば救援を呼ぶこともできるが、そうでない場合は大変困った事態になる。

③通行障害

意外と見落とされがちなのがエアコンの室外機である。

室外機が土台とネジや金具でしっかりと固定されていない場合、地震により転倒し、通路を塞いでしまうことがある。

大型エアコンの室外機に限らず、6畳用のルームエアコンの室外機でもかなり重たいので、簡単に起こすことは難しいのが実情だ。

④火災

冬場、電気ストーブを使っている方は、電気ストーブが転倒してカーテンや布団などを燃やしてしまうことも考えられる。

電気ストーブを壁や柱に固定して使うとは考えられないので、転倒に備えて転倒時に電源が自動的にオフになる転倒再投入防止装置などがついている製品を選ぶようにしたい。

落下

冷蔵庫の上に電子レンジや炊飯器を置いたりしていないだろうか。

地震の揺れにより、こうした小型家電が落下してくることも十分考えられる。

落下して故障するだけならいいだが、一人暮らしのお部屋などでは寝ているところに落ちてくることも考えられる。

落下も思わぬケガや事故を引き起こす要因である。

ブレーカーの位置がわからない

電気火災を防止するために、震災後避難する際に、ブレーカーを落としておかなければならない。

いざという時、迷わずブレーカーを落とすために、ブレーカーの位置がどこにあるのか、日常から把握しておく必要がある。

少しでも急がなければならない避難の際に、ブレーカーの位置を探して貴重な時間を浪費することは避けたいものだ。

水漏れを起こす

洗濯機・洗濯乾燥機など、水道をつなげて使う家電では、洗濯機・洗濯乾燥機が地震により転倒しないまでも、少し位置がずれてしまうだけで、水道との接続部分が破損し、そこから水が漏れてしまう恐れがある。

マンションなどの集合住宅の場合、水漏れが続くと階下のお部屋を水浸しにして、漏電事故を起こすリスクもある。

地震はいつ何時襲ってくるかわからないので、洗濯が終わったら水道の元栓は閉じる習慣を身につけてほしい。

 

災害時に活躍する家電おすすめ10

家電は、家庭電化製品の略なので、災害で停電すると使えなくなるイメージがあるが、中には災害でも使える、活躍できるものもある。

災害に備えて常備しておきたいおすすめ家電をランキングで10モデル紹介しよう。

⑩地震感知式LEDライト エスコ EA-761XT-11

地震の揺れを感知して自動的に点灯するライトだ。

壁につけておけば、夜の地震による急な停電でも安全に避難できる。

サイズは直径84mm厚さ32mmで、質量55gとコンパクトなので持ち運びも簡単だ。

単四電池4本で作動する仕組みになっている。

⑨シガーライター用コンセント 旭電機化成 ASR-10

車のシガーライターソケットに差し込み、車の中でのコンセントとして使えるコンセントだ。

20W以下なので、単三電池や単四電池サイズの充電池の充電、スマートフォンや携帯電話の充電など限られた用途にしか使えないが、車のバッテリーを少しでも有効に使えるアイテムだ。

⑧超高性能・発電式LEDライト ナイトスターJP DDSNS2-GR

振ることで発電して充電する懐中電灯だ。

30秒ほど振るだけで、20分ほど点灯するのでとても便利だ。

陸上・海上・航空自衛隊や消防など災害に派遣される可能性の高い様々な官公庁で採用された実績がある。

メンテナンスフリーで50,000時間にも及ぶ耐久性がある。

付けっぱなしにしても6年間も保つ設計だ。

−40℃〜50℃の温度環境、水深100mまでの防水設計、泥や砂が入らない防塵設計、1.2mの高さから落としても破損しない耐衝撃設計など非常に優れた環境性能を持つ。

スイッチは非接触型スイッチを採用し、火花が発生しない防爆設計になっているので、震災によるガス漏れ環境下でも安心して使えるのも嬉しいところだ。

⑦手回し充電 ワンセグテレビラジオ 山善(YAMAZEN) YTM-RTV200

ワンセグテレビが内蔵された手回し充電式のポータブルテレビラジオである。

放電しないので10年間も長期にわたる保管が可能であるし、懐中電灯も内蔵されている。

手のひらに乗る大きさなので、持ち運びや保管も楽だ。

ラジオだけでなく映像情報も入手できるので優れものだ。

⑥防災灯 山善(YAMAZEN) YBT-3

ルームライト2台と懐中電灯1台が組み合わされた防災灯である。

それぞれのライトは簡単に取り外しでき、持ち出すことができる。

ルームライトは、吊るして使えるように作られている。

ルームライトは単三電池3本で24時間、懐中電灯は単三電池2本で20時間連続点灯できる。

幅200mm×高160mm×奥行110mmとそれほど大きくなく、玄関や枕元に置いておけば、いざと言うときにすぐに使えるので便利である。

予備の単三電池を16本収納できる構造になっているし、まさしく停電時の必需品といえる。

⑤大容量リチウムイオンバッテリー プライムスター PR-HUG-400A

軽量コンパクトながらも実用性が高い大容量のリチウムイオンバッテリーである。

もちろん、AC電源だけでなく、ソーラーパネルからの充電もできるので、停電時にも安心だ。

ノートパソコン、スマートフォン、タブレットPCなどいろいろな家電や電子機器の電源として利用できる。

サイズは幅233mm×高148mm×奥行284mm、質量は5.3kgなので、持ち運ぶのも問題ない。

④ポータブル3WAY冷蔵庫 ドメティック(Dometic) DM-ACX35G

冷蔵庫は、食品を保管するのに欠かせない家電だが、電気がないといっちもさっちもいかない。

そんなときは、家庭用のAC100V電源だけでなく、車のシガーソケットやカセットガスでも作動するこのポータブル冷蔵庫がおすすめだ。

カセットガス1本で20時間ほど冷却し続けることができる。

DM-ACX35Gなら、1.5ℓペットボトルが9本、2ℓペットボトルなら8本収納できる容量がある。

震災時だけでなく、キャンプやレジャーでも活躍できる。

クーラーボックスよりも高価だが、夏場も安心して使えるのが大きなメリットである。

③手回し式充電ラジオ ソニー(SONY) ICF-B09

情報が入らないと、冷静な判断ができなくなるので、安全にも関わる事態になってしまう。

スマホからも震災情報を入手できるが、携帯電話の基地局が損傷を受けて通信できなくなる可能性も高い。

それに対し、ラジオはカバーしている範囲が携帯電話の基地局よりも広範囲なので、アンテナの数が少なく、地震に対する抗堪性が高い。

だが、ラジオに日常的に電池が入っているかどうかをチェックするのは大変だし、地震が起こった後に乾電池が入手できるかどうかもわからない。

そこでおすすめなのが、いざという時に手廻しで発電して使えるラジオだ。

ライトがついているこのモデルは、懐中電灯としても使えるのでおすすめである。

携帯電話への充電機能もついており、防滴仕様(JIS IPX4相当)なので雨でも安心して使える。

②携帯型発電機 ホンダ(HONDA) エネポ EU9iGB 900VA

エネポはカセットガスボンベ2本で発電する発電機である。

ホームセンターやスーパーマーケットなどで簡単に購入できる上、保管も容易な家庭用のカセットガスボンベを使うにもかかわらず、定格出力は900W、連続最大運転時間は2.2時間ほどもあり、手軽に電源を得ることができる。

使い方は、カセットガスボンベを2本セットし、スイッチを運転に合わせる。

そして、グリップを引いてエンジンを始動し、コンセントに差し込むだけだから使い方も簡単である。

質量19.5kgでキャリングハンドル付きなので、キャリーバッグのように自在に持ち運ぶことができる。

キャリングハンドルを折りたためば、全長356mm、全幅262mm、全高524mmに収まるので、使わない時の収納も簡単である。

騒音も79〜84dBと大きくないので安心だ。

①ソーラーパネル レノジー(Renogy)単結晶ソーラーパネル

100Wのソーラーパネルだ。

折りたたむと510×700×70mm、展開時の寸法1010×700mmの折りたたみ式ソーラーパネルである。

表面は強化ガラスでコーティングされ、アルミフレームで補強してある。

屋外でも使いやすいようにパネル全体が防水構造になっている。

太陽が出ている晴れた日の日中しか使えないが、燃料は不要で、音も出ない。

震災時の電源としてだけでなく、折りたためば車に入るのでキャンプに持って行って使える。

まとめ

地震などの災害はいつ発生するかは誰にも分からない。でもいつ発生しても対処できるように準備は誰でもできる。

実際、私は東日本大震災の時は何一つ準備などしていなかった。

だからこの記事を読んでくれた人には絶対に準備を怠らないでいただきたい。

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