液晶テレビや有機ELテレビはどうしても金額が高い。2023年は物価上昇で少しでもお得に買えればと思います。
ほんの少しの豆知識があればそこは問題ありません。
でも安い時期や安く購入する方法を知っていれば、かなりお得に買い物ができる。
家電量販店の店員がお客様にお得に購入できる必殺技を伝授していこう。
テレビの安い時と買い時2023
型落ち・新型モデルチェンジ時期
テレビのモデルチェンジの時期は、それぞれの製造メーカーによって違いがあるが、概ね毎年6月〜9月頃になることが多い。
この傾向は毎年変わらないが、2023年どうだろうか。
一般的にテレビは、型落ちしたモデルの値段が下がりやすい傾向がある。
そこで、テレビを安く購入したいなら、モデルチェンジの時期まで待って購入するという方法もある。
ただし、モデルチェンジの前は、欲しいテレビが売り切れてしまっている可能性も否定できない。したがって、ギリギリまで待つのも考えものであり、タイミングが非常に重要ということを忘れないでほしい。
なお、最も値段が高いのが新型が出た直後だ。発売直後の新型テレビは、やはり高価なものである。展示品の発売もまずない。
どうしても新型が欲しいというのなら、発売してから少なくとも2ヶ月くらい待つ方がいいだろう。
また型落ちを購入するなら家電量販店のチラシは必ず確認をした方がいい。毎週さまざまな施策を行なっているのと同時に各量販店の価格を比較することができる。
アプリで1つでチラシを見ることができるのが「Shufooシュフー」だ。
無料で会員登録をするだけで家電量販店以外にもスーパーやドラッグストアのチラシを見ることができる。
新聞を契約していない人は絶対におすすめだ。家電量販店の場合、チラシを見たら値引きやクーポンプレゼントなど特典が多い。
液晶テレビ
現在、薄型テレビの主流となっているのが液晶テレビだ。
液晶テレビの2022年の発売時期を見てみると、パナソニックが4月下旬、ソニーが5月下旬〜6月、三菱電機が5月31日、東芝が6月上旬〜下旬となっているので、概ね5〜6月に集中していることがわかる。
有機ELテレビ
今年はソニーと東芝はすでに新型2023年モデルの発表をしています。ということは2022年モデルは春から夏にかけてがお買い得な時期になります。
パナソニックやシャープなども少し遅れて発表するのでこれからはゴールデンウィークあたりがいいかなと思います。
ポータブルテレビ
ポータブルテレビは、10〜15インチくらいの小型テレビである。
バッテリーを内蔵し、好きな時に好きな場所に持ち運んでテレビを気軽に楽しめるところに特徴がある。防水仕様なら、お風呂でも楽しめる利点もある。
ポータブルテレビは、パナソニックやシャープから発売されている。小型テレビも、概ね6〜9月ごろに新型が発売される傾向がある。
一例を挙げると、パナソニックのプライベート・ビエラは2019年6月に新製品が発売されている。
決算セール
日本の大手家電量販店では、1年に2回決算が行われている。
つまり、3月の総決算と、9月の中間決算である。中には、2月に総決算、9月に中間決算となっているところもあるので注意しよう。
この時期は、お店の営業成績を上げるために特に力を入れて発売している時期でもあるので、決算セールや特売セールのチラシも多く、安く購入できるチャンスである。
値引き交渉もしやすい時期とも言われていることもあり、決算時期を狙って購入に向かうのもおすすめだ。
でも2022年の決算セールはどこの家電量販店も営業時間短縮、店休日など設けたことにより売上が大幅に落ち込んでいる。また以前のような盛り上がりはなかった感じだ。
年末年始
年末年始、特にお正月も狙いどきの時期である。
お正月の商売初めの日に、大幅値引きをした台数制限の商品を多数発売していることはご存知だろうか。
ネット通販で購入するよりも安い価格で発売されているものもあるほどだ。
お正月、家電量販店の店先に朝から長蛇の列ができているのを見たら、おそらく台数制限の値引きモデルを目的に並んでいると考えて間違いない。
お正月セールのチラシに、欲しいテレビが載っていれば、まさしく狙いと言えるだろう。
夏ボーナス・冬ボーナス
ボーナス商戦も見逃せない。
多くのサラリーマンの方々は、夏と冬の2回ボーナスが出されると思うが、この懐が温かくなる時期を狙ってテレビを買ってもらうべく、家電量販店も販売攻勢をかけてくる。
ボーナス商戦の開始時期は、年末年始と違って家電量販店ごとに違うので、チラシをチェックするようにしよう。
おそらく2023年の夏ボーナスはどこの家電量販店も本気でやってくるでしょう。
家電量販店とネット通販どっち安く買えるか
同じテレビを買うにしても、15〜20年ほど前までは町の電気屋さんか家電量販店くらいしか選択肢がなかったものだが、今では町の電気屋さんが減り、インターネット通販という選択肢が増えてきた。
家電量販店とネット通販、どちらがお得なのだろうか。
価格
家電量販店は、経営の仕組みから店舗の地代や家賃、店員さんの人件費、倉庫代などの経費が必要だ。
販売価格は、それらの経費を上乗せしなければならないので、価格が高くなってしまうのは避けられない。
一方、ネット通販では店員さんの数もそれほど必要ではない上に、店舗のスペースは倉庫だけあれば十分ともいえ、経費の上乗せ額が少ない分価格を抑えることができる。
価格の比較も、ネット通販の方が断然しやすい。
価格の安さだけでなく、比較のしやすさでも、ネット通販がお得と言える。
保証
テレビのような大型家電は、何年間も使い続けるものなので、故障のリスクが付きまとう。
そこで大切なのが保証だ。
家電量販店は、保証が充実している。万一、テレビが故障した時には、購入した家電量販店が窓口となって受け付けてくれる充実したアフターサービスが利点だ。
ネット通販では、購入直後からテレビの販売店が窓口になってくれることはほとんどない。多くのネット通販店では、テレビのメーカーによる直接保証のみとなっている。
保証の面から比較してみると、家電量販店に軍配があがる。
問い合わせ手段
テレビについての問い合わせ方法でも家電量販店とネット通販には違いがある。
家電量販店は、電話での問い合わせはもちろん、お店の店員さんと直接話をすることができる。
どの機種にするか迷った時でも相談できるし、アドバイスももらえる。ネット通販では、電話やメールなどに問い合わせ方法が限られる。
問い合わせの方法でも、家電量販店の方が有利である。
購入のしやすさ
家電量販店でテレビを購入するなら、実際にお店に行かなければならない。お店には営業時間の縛りがあり、いつでも購入できるというわけではない。
ネット通販なら、自宅でパソコンやスマホの画面を見てポチッとクリックするだけであるし、早朝、夜間や休日を問わず、24時間365日いつでも購入手続きを行える。
購入のしやすさという点で比べると、ネット通販の方が便利である。
実物のチェック
実物のテレビをチェックできるのは家電量販店だけである。
テレビの映り方、テレビそのものの質感、スイッチを押したときの感触など、実物を見て初めてわかることは意外と多い。
ネット通販では画面の上での写真でしか評価できないので、テレビを実際に購入してみたら、思っていたのと違っていたということも起こり得るわけだ。
値引き交渉やサービスによってはネットよりもお得になることもある。チラシを見て比較をしたい人は「Shufoo」をダウンロードしておけば安心。
無料で会員登録をするだけでチラシを見ることが可能だ。
品揃え
家電量販店では、展示スペースに限りがあるので品揃えではどうしてもネット通販に劣ってしまう。
ネット通販は、倉庫だけあればいいので品揃えの点では非常に有利だ。
別記事で細かくまとめた記事もある。見れば安く購入できるはず。
家電量販店で最安値で購入するポイント
家電量販店でお安くテレビを購入するためにはどうすればいいのだろうか。
展示品を購入する
展示品とは、お店にお客さんに見せるためにおいてある家電のことである。あくまでも”展示”品であって、”中古”品ではない。
洗濯機や冷蔵庫は通電していないのだが、テレビの多くは通電して映像が描出してある。しかも、展示品はすでに開封してある商品だ。
通電ずみ、開封してあるということで、安いというわけだ。
ただし、いろいろな人が触っているので、そういう点を気にする人には向いていないと言えるので注意が必要だ。
メーカーの特売日
家電量販店では3連休の週末などを利用し、パナソニックやソニーなどの特定のメーカーから販売スタッフを招いて、特売日を設けていることがある。
こうしたイベント開催日では、メーカーも力を入れているので、より安く購入できる可能性が高い。
決算などの商戦時期を狙う
家電量販店が販売に力を入れる時期は、決算・年末年始・ボーナスというように年に複数回ある。中でも特におすすめなのが、総決算と年明けである。
この時期は、値引き交渉をしなくても普通に安いテレビがたくさんラインナップされる。
このような時期を狙って、テレビを購入するのもいいだろう。
家電量販店の店員が伝授する値引き交渉術
ネット通販では値引き交渉はまずできないが、それができるのが家電量販店である。
店員さんのおすすめモデルを購入する
店員さんがおすすめしてくるモデルの多くは、在庫処分が目的である。
型落ちモデル、もしくは間も無く新製品が出ることがわかっているモデルだったりするので、値引き幅が大きいというわけだ。
メーカーの販売員さんに捕まる
テレビコーナーでウロウロとしているうちに、店員さんに捕まることもあるでだろう。
積極的に話しかけてくる店員さんは、それだけ売りたいという意欲が高いので、値引き交渉もしやすいというわけだ。
送料と設置費用
多くの家電量販店では、テレビの配送と設置工事を無料で行っている。
そこで、持って帰れるサイズのテレビなら、持って帰って自分で設置するということで、値段引き交渉するという方法もある。つまり、配送費用と設置費用を値引きしてもらうのだ。
ただし、最近人気の高い、大型薄型テレビはまず持って帰るのが非常に困難なので、あらゆるテレビに使える交渉術ではないのが難点だ。
天気の悪い日を選ぶ
雨の日は客足が鈍るので、売り上げ達成が難しくなる。そこで、雨の日を狙ってお店に行くのだ。
売り上げ達成が難しくなっている分、販売したいという気持ちが高まるので、値引き交渉しやすくなるというわけだ。
ポイント値引き
ポイント値引きをゼロにして現金値引にしてもらうのも交渉術の一つだ。
ポイント値引きで得られたポイントは、その系列店舗での商品購入に使えるが、消費者の視点とお店の視点は異なることをご存知だろうか。
例えば1000円の商品をポイントで購入した場合、消費者は1000円得したように思えるが、お店側の視点では、仕入れ値価格が600円とするとそれだけのサービスでしかない。
つまり、消費者とお店側のお得度が違っているわけだ。
その点をついて、できるならポイント値引きではなく、現金値引とするように交渉してみよう。
月の最後の週末
月の最後の週末の日曜日は、月間の販売目標の達成を目指して、販売に力が入っていることが多いということだ。
特に雨が降っている日曜、閉店近くの時間帯などが値引き交渉しやすい時間帯とも言われている。
その他に最強の値引き交渉術は下記を見ていただきたい。
テレビの主要メーカー 一覧
国内でテレビを発売している主要な家電メーカーの特徴を紹介しよう。
パナソニック
充実したラインナップ
パナソニックのテレビブランドは、『ビエラ(VIERA)』である。
ビエラは、色の鮮やかさと、明暗くっきりとしたコントラスト、HD画質を4K画質にアップコンバートする技術など映像表現の素晴らしさに定評がある。
音質の面では、ハイレゾ音源に対応したモデルを発売するなど、映像表現を引き立てる高音質なモデルをラインナップしている。
そして、パナソニックのテレビで忘れてはいけないのが、ラインナップの幅の広さである。
液晶テレビや有機ELテレビはもちろん、防水のポータブルテレビまで揃えているメーカーは、まずいない。
自分自身の用途にあったモデルが見つけられるのも、パナソニックの利点である。
東芝
タイムシフトマシンが便利
東芝のテレビブランドは、『レグザ(REGZA)』である。
レグザのタイムシフトマシンは、とても便利なので評判が良い。
この機能は、録画手続きをする手間が必要なく、いつでも好きな番組を見られるところが、画期的である。
ただし、外付けのタイムシフトマシンに対応したハードディスクドライブが必要であるので忘れないようにしよう。
ソニー
アコースティックサーフェイスがすごい
ソニーのテレビのブランドは、『ブラビア(BRAVIA)』である。
オーディオで一時代を築いてきたメーカーだけあって、ブラビアの音質は非常に優れている。
特に強調したいのが、アコースティックサーフェイスというスピーカーである。これは、画面から音が出るという画期的な機能を備えたスピーカーである。
もともと、ソニーのブラビアは、直下型LEDを採用し、白黒のコントラストが高く、奥行き感に優れた映像表現に定評があったのだが、このアコースティックサーフェイスを組み合わせたことで、高い臨場感を実現したのだ。
もちろん、ブラビアはデザイン性も優れており、お部屋のインテリアを損なうことがないように考えられている。
臨場感を求めるなら、ブラビアと言えるだろう。
シャープ
リッチカラーテクノロジー
シャープのテレビブランドは、『アクオス(AQUOS)』だ。
赤・青・緑という色の三原色によって映像を作っていたのだが、シャープはこれに黄色を加えたリッチカラーテクノロジーで色彩表現の豊かな映像を作っている。
この色彩表現と、高精細映像、明暗のはっきりしたコントラストが、シャープの液晶テレビの特徴だ。
もちろん、音質にもこだわりがあり、サイドスピーカーとミッドレンジスピーカーの組み合わせによって、どこから見ていてみ臨場感の高さを感じられるようになっている。
そして、高精細画像の追求は、今では8Kテレビを発売するに至っている。
これがシャープの液晶テレビの特徴なのだ。
LG
有機ELテレビのパネルメーカー
LGは、韓国の財閥企業グループである。
その傘下にあるLGエレクトロニクスという企業が、テレビを製造販売している。
LGの特徴が有機ELテレビである。なんと、世界の有機ELテレビパネルのシェアNo1となっているのだ。
LGの有機ELパネルは、液晶パネル以上に黒色が美しく、とてもきれいな映像が楽しめる。その一方、消費電力が非常に大きいという欠点を持っている。
世界初の有機ELテレビはソニーが発売したのだが、残念ながらそのソニーやパナソニックなどの日本の大手家電メーカーもLGからパネルの供給を受けているのが現実だ。
フナイ
低価格高品質なテレビ
フナイ(FUNAI)は、大阪に本社がある日本の家電メーカー船井電機株式会社が発売しているテレビブランドである。
ブラウン管テレビ全盛の時代、テレビデオというビデオデッキが組み込まれたテレビを発売するなど、テレビの分野でもよく知られたメーカーであった。
近年は、北米市場に注力しており、日系企業の液晶テレビのシェアNo.1となっている。
国内市場ではヤマダ電機と提携し、ヤマダ電機オリジナルブランド『FUNAI』というブランド名のテレビを販売している。
そのラインナップには液晶テレビのみならず、有機ELテレビも加わっている。
FUNAIは、知名度こそ他の大手テレビメーカーに劣るが、低価格で高品質なテレビを作っているメーカーなのだ。
まとめ
今回は、テレビを安く購入するためのポイントや値引き交渉について解説した。
価格の面ではネット通販が優勢だが、家電量販店にはネット通販にはないいろいろなメリットがあることもわかってもらえたことだろう。
どちらがいいのかは、消費者のスタイルにもよるので、一概に判断を下すのは難しい。
これからテレビを購入しようという方は、少しでもお得に購入するために、今回の記事を参考にしていただきたい。