【歴代最強】SONY有機ELテレビA95Kシリーズが凄すぎる3つのポイント

今年の有機ELテレビはソニーのA95Kがとにかく凄いので何が凄いかお話ししていきます!

いらっしゃいませ、家電の虎です。

今年の有機ELテレビで特に話題性があり圧倒的なクオリティを誇るのがソニーのA95Kシリーズになります。

正直、僕は有機ELテレビそんなに欲しくなかった側の人間なんですが、この機種見たら本気で欲しいので家族で1番偉い人(妻)に相談しているくらいです!

そこで僕が欲しくてたまらないソニーの有機ELテレビA95Kシリーズの魅力を存分にお伝えしていきます!

まずは主なスペックをご紹介します。

型式 XRJ-65A95K XRJ-55A95K
目安の価格

(発売時点の税込)

660,000円 473,000円
本体寸法(幅×高さ×奥行)

(カメラ装着時最大値)

フロントポジション

144.4×85.1×30.1

バックポジション

144.4×87.7×28.2

フロントポジション

122.2×71.3×28.0

バックポジション

122.2×75.3×26.5

年間消費電力:kWh/年 190 175

本機は、スタンドの取り付け方によってぎりぎりまで壁に寄せるような『バックポジション』という組立もできます。

店舗によって演出は違うと思いますが、個人的にはフロントポジションがカッコよかったので、うちのお店に出した時はフロントポジションで組みました。

正面から見ると、ほぼ画面しか見えないのでかなりオシャレな感じに見えると思いますよ。

それでは魅力的なポイントを3つご紹介しますね。

魅力的なポイント

①圧倒的な色彩表現による画質

魅力的なポイント、1つめはなんといっても画質ですね。

発売前から話題になっていた点ですが、国内メーカー初の量子ドット有機ELテレビということで色の鮮やかさが段違いです。

基本的に、有機ELテレビはLGからどのメーカーも供給を受けていただけに、サムスンと提携した今回の機種は一歩先を行く形になりました。

量子ドットについては、以前の動画でも解説させていただいていますが、簡単におさらいしますね。

従来の有機ELテレビは、白色の光を出して、それを赤・青・緑のカラーフィルターを通して色を作り出しています。

メリットとしては、製造コストが抑えられるし、パネルを大型化しやすい事から採用されています。

でも、デメリットとしては、カラーフィルターをわざわざ通すので、光のロスが発生しちゃうので色の明るさや純度が落ちてしまうんですね。

対して、今回のQD-OLED(量子ドット有機ELテレビ)は、青色の光を出しています。

で、量子ドットっていう、ナノメートルサイズの小さな半導体粒子で光の波長を変えています。

要は、青色を→赤や緑の光に変え画面の色を作り出し、白色が必要な場面では青・赤・緑を混ぜて白色を作り出すんです。

小学校とかで習う光の3原色ですね。

そのため、カラーフィルターを通さずダイレクトに光を出すから、色の純度も明るさも高い状態で映像にできるわけなんです。

そんな色彩表現が大きくパワーアップしたQDOLEDパネルに、ソニーのプロセッサー『XR』が合わさることによって、従来の有機ELパネルより色彩輝度を200%アップをうたっている本機。

うたい文句通りに、非常に画面が明るく色鮮やかになっています。

ソニーの発売前の研修会でも見てはいたんですが、いざ自分の店舗で見比べてもそれは顕著ですよ。

僕は自分の店舗で、シャープのハイエンドモデルの液晶テレビ『XLED』シリーズと、ソニーの有機ELテレビ・A80Jの間に置いて比較しましたが、従来の有機ELテレビとは別物と言っていいと思います。

地デジやBS4Kもチャンネル色々変えてみましたが、特に人肌や明るい場面では有機ELテレビの印象がガラッと変わりますよ。

さすがに量子ドット・miniLEDを搭載した液晶テレビである、シャープの『XLED』と比べると、明るさの表現ではかなわない印象はありますが。

それでも、明るい屋外が映っているシーンなんかでも、シャープだといわゆる白飛びに近い感じで白っぽく見えるけど、A95Kだと明るいけど建物や植物なんかの輪郭もはっきり見える印象です。

有機ELテレビの弱点だった『暗い』ってイメージは、変わると思える出来になっています。

もちろん暗いシーンや黒色の表現はさすが有機ELテレビです。

しっかりメリハリの付いた映像でしゃっきり見えますし、スポーツや動きのある映像はもともと得意ですから残像感やノイズ感は少ないですよ。

補足としては、テレビって画質モードってのが切り替えできます。

知っている方も多いですかね。

店頭で展示する時は、明るい店内の環境に合わせて『ダイナミック』とか『あざやか』っていう1番明るいモードにしている事がほとんどです。

で、意外に液晶テレビをお家でいざ見ようってなった時に、『ダイナミック』みたいな1番明るいモードで使っていないってお客様も案外おられます。

理由は「明るすぎるから」なんですね。

テレビを見る時間帯やお部屋の照明の状況によりますが、ダイナミックモードだと明るくて目が疲れるってご意見をいただいたりします。

その為、液晶テレビを店頭で見比べる際は、『標準』とか『スタンダード』って呼ばれる画質モードに切り替えても見てみてください。

有機ELテレビは、もともと液晶テレビほど明るくないんですが、個人的にはちょうど良い明るさだと思っています。

その為、有機ELテレビは『ダイナミック』とか『あざやか』のモードで見ていただく事をおすすめしています。

②見やすさにこだわった設計

魅力的なポイント2つめは、見やすさにこだわった設計が非常に好感触な持てる点です。

主に3点挙げると、まず、QDOLEDの特性として、非常に視野角が広いというものがあります。

量子ドットを通過した光は、大きく拡散されるという特徴があるんです。

もともと有機ELテレビ自体が、液晶テレビに比べて視野角が広いというものですが、それよりも明るさや色合いが変化しないです。

「テレビは基本真正面から見るじゃない」ってご意見の方も多いですが、そうじゃない場合も多々ありますからね。

ご家族や友達数人とテレビを見るって場合は、ななめに近い位置から見る人も出てくるでしょうし。

リビングダイニングの様なお部屋だと、キッチン側から洗い物をしながら見るとか。

そんな時でもいつでもキレイな映像です。

次に、デザインが秀逸です。

冒頭でもご説明したのですが、本機は組立の際に、フロントポジションとバックポジションの2通りのスタンドの取り付け方ができます。

その際、フロントポジションだと、よっぽど横から見ない限りは、ほぼ画面しか見えないです。

フレームが非常に細く、つなぎ目も分からないので画面にすごく集中できます。

スタンド部がまず見えないので、画面のみの存在感なのでこの辺りはソニーは上手ですね。

デメリットがあるとすれば、スタンドを高くすることができないので、「テレビの前にサウンドバーを設置したい」って方はちょっと悩むかもしれません。

3点目としては、ブラビアカムが付属している事です。

これは今期からソニーが発売してきたテレビ用カメラなんですが、A95Kシリーズのみ付属品として同梱しています。

テレビの背面上部に取り付けると、2~3cm真ん中が高くなります。

すっきりしたデザインが少し損なわれますが、このカメラが優秀なんです。

カメラが視聴者の位置を認識して、画面の明るさや、音場調整、声の聞こえやすさの調整なんかを最適に自動調整してくれます。

例えば、いつもはリビングのソファで見てるけど、今日はダイニングテーブルで夕食食べながら見ている、なんて時もお客様がいる位置やお部屋の明るさなんかに合わせてくれるわけです。

その他には、実用的なのは『近すぎアラート』で、お子さんなんかはテレビにすぐ近づいていきますよね?

設定すれば、人が近すぎると近すぎを注意して見えなくなるんですよ。

うちの子も気付いたらテレビの近くで見てて、よく「離れて見てよー」とかってやりとりがこれだと無くなると思うのでちょっと期待している機能です。

他にも、ビデオチャットの『Google Duo』にも対応しているからテレビの大画面で、離れたご家族やご友人なんかとビデオチャットも楽しめます。

ただ、現状ブラビアカムは、テレビ本体のネット接続の上でのアップデートが必要みたいです。

ネット接続は一切せず、本機を使いたいって方は気を付けた方がいいかもしれません。

たぶんいないとは思いますが。

ただのキレイなテレビってだけじゃなく、見やすかったり使いやすかったりってのは至れり尽くせりな魅力だと思いますよ。

③リアルな聞きやすい音質

最後、3つめの魅力的な点は、やっぱりリアルで聞きやすい音質です。

テレビの画面から音が出る、はご存じの方も増えてきたと思う『アコースティックサーフェスプラス』ですね。

今回、前の機種のA90Jからスピーカーの出力自体は数値は変化は無いんですが、内部のアクチュエーター部品のコイルを大型化することによって、中低音域の表現力が向上しています。

元々、画面から音を出すことによって、音の立体感や定位感は非常に優れていたけど、一部のお客様からは「少し音が軽い気もするな?」って言われていたので、そこが強化された印象です。

さらに2つめの魅力的ポイントでご紹介した、ブラビアカムと連動することで、見ている人の位置に最適な聞きやすさや臨場感を届けてくれるので、隙が無くなったと思いませんか?

正直、これでも音の迫力や低音のズンズン感がもっと欲しいってお客様は、素直にサウンドバーやスピーカーを別途ご購入いただくと良いと思います。

ソニーのサウンドバーと接続してもらえれば、センタースピーカーとしてテレビからも音が出るので、より臨場感のある環境を作り出せること間違い無しですよ。

他のメーカーの有機ELテレビと比較した感想

他のメーカーの2022年モデル最上位機種と比較してみた感想ですが、

「色鮮やかな有機ELが欲しい」って方にはやはりおすすめの1台になると思います。

LGが新パネルで輝度が約30%向上をうたい、東芝やパナソニックなども昨年モデルより明るさの向上を新型の良くなった点として挙げています。

しかし、赤や緑など色彩の豊かな表現までも向上している点で、ソニーのA95Kシリーズが1歩先を行っているように感じます。

他のメーカーの営業担当も

「今回のQD―OLEDは明るい!これはさすがに勝てないですわ」

って言う人もいますね。

ただ、人によると「自分にとっては色味が強すぎる・・・」って意見の人もいますね。

『有機ELテレビ』ってカテゴリーとして見ると、そう思いやすいのかもしれないので、

液晶テレビ・量子ドットminiLEDテレビ・有機ELテレビ・そしてQD-OLED(量子ドット有機EL)

の様に、「第4の新しいテレビ」って気持ちで見てもらってもいいかもしれないと思います。

あと、音に関しては、相変わらず東芝とパナソニックが、むちゃくちゃこだわっていますね。

「テレビ単体で、迫力の重低音まで欲しい!」ってお客様は、東芝かパナソニックを選ぶか、サウンドバーを検討してみませんか?

音の立体感やサラウンド感はソニーで十分なんですが、相変わらず先ほどの2メーカーはテレビ自体のスピーカーがだいぶんハイパワーになっていますので(笑)

まとめ

それでは本日の動画のまとめです。

今期、話題のテレビ、ソニーの有機ELテレビ・A95Kシリーズの魅力3選をご紹介させていただきました。

国内メーカー初の、『量子ドット有機ELテレビ』という事で現状ではホントに最強のテレビではないかと思えます。

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