低価格でお買い得?東芝レグザM540Xの実力は?

家電メーカーである東芝が2006年から販売を初めた「REGZA(レグザ)」

他社と比べ、音質と画質のバランスが優れている点や、動きの早い映像にも対応する応答速度の良さが、REGZAブランドの売りである。

そのREGZAシリーズから、2020年2月に新登場した「M540Xシリーズ」について紹介しよう。

東芝レグザ  液晶テレビ M540Xの中身

他社製4Kテレビも数多く販売されているなか、今回REGZAのM540Xシリーズをオススメしたい理由としては下記の4つ。

レグザエンジン Cloud

まずは何と言っても外せないのが「REGZAエンジン」の存在。

ここ最近、インターネット通販やディスカウントストアなどで「格安4Kテレビ」が販売されているのを見たことあるだろうか。

43インチから55インチまでの大画面にも関わらず、5万円前後で購入できてしまう破格のテレビである。

そんな格安4Kテレビにも、モデルによっては「REGZAエンジン」が搭載されるほど、人気が高い。

そんなREGZAエンジンが、AI(人工知能)により高度な進化を得たのが「REGZAエンジン Cloud」である。

このM540Xシリーズでは、インターネットのクラウド経由にて高画質化処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」を採用。

これにより常に最新の映像処理が適応され、ドラマや映画、アニメなどジャンルを問わずジャストな映像調整にて視聴することが可能となっている。

他社にもAIを利用した4Kテレビが存在するが、東芝のREGZAはかなり「現物の色」に忠実な再現度であったため、かなり評価できるだろう。

ネット動画ビューティ

ここ数年、自宅にいる時間が増えたせいもあってかVOD配信サイトやYouTubeが、もはや当たり前の時代となっている。

休日に映画やドラマの視聴はもちろん、あえて音量をゼロにし、部屋のインテリアの一部として流すのがオシャレとして認知されつつある。

そんなインターネット動画を4Kテレビで再生すれば綺麗に視聴できるはず…と思う人も多いであろう。

しかし、インターネット動画はサービスや契約によって画質や色味がバラバラ。

また、作品によってはHDR表示に対応しないものだども存在する。

そんな時に活躍するのが、この「ネット動画ビューティー」なのである。

低画質な配信サイトの動画の場合、自動で精彩度を上げ、自然な色合いでありつつクッキリとした絵に仕上げてくれる。

店頭にてYouTube動画を他社メーカと比較した際も、このM540Xシリーズの方がやはり「ハッキリしていて見やすい」という印象だったので、しっかり動作していることがよくわかった。

おまかせAIピクチャー

どれだけHDR機能や画質調整エンジンが高機能であっても、室内の照明や太陽光など「環境光の色温度」で見え方が変わってしまう。

そんな場合にも、「おまかせAIピクチャー」機能が場面に合わせて調整を行う。

室内照明色と明るさを測定する色温度センサーを搭載し、視聴環境の明るさだけでなく色温度の違いをリアルタイムに検出。

明るさや色温度に最適な画質に自動調整することにより、映画スポーツなど視聴しているコンテンツの種類も自動判別して画質を最適化するのだ。

この機能自体は、他社4Kテレビに似たような機能が搭載されているのだが、メーカーによっては「たしかに暗い部屋だけど、これは流石に暗すぎない?」「何か全体的に黄色っぽいような・・・?」といった印象があった。

しかしこのM540Xシリーズの「おまかせAIピクチャー」は、AI(人工知能)のおかげか、「色味が変わっている」といった印象がわからない為、ストレスを感じることなく視聴できたのがGood。

東芝独自の音響技術

スピーカーの質では、パナソニックのVIERA(ビエラ)シリーズが有名だが、東芝のREGZAシリーズも音質面にこだわりがある。

メインとして伝えたいのが、「レグザ サウンドプロセスVIR」機能について。

高音や低音どちらかに偏ったり、極端にどちらかの音が小さい場合などに全帯域補正を瞬時に行う為、「映画の時はこのモードに切り替えて….」などの動作をせずとも最適な音質を届けてくれる。

もっと実用的な機能としては、クリア音声機能が良いだろう。

人の発する音域を計算し、環境音やBGM以外の部分にフォーカスし増強することでドラマや映画でも視聴が楽になるし、夜間に視聴する際にボリュームを抑えても聞き取りやすいのは実に良い。

そのおかげか、55インチモデル以下では合計20Wと一般的なスピーカー出力数であるのだが、様々な工夫がされており、「あれ、音質が良いね」と感じさせられるほど。

なお、上位モデルである「Z740Xシリーズ」には「地デジAIビューティPRO」や、「ネット動画ビューティPRO」を搭載するのに対し、M540Xシリーズには“PRO”のつかないバージョンのものが搭載されている。

具体的な差としては、「Pro」がつく「Z740Xシリーズ」は、CPUなどのチップが2チップ搭載であるのに対して、M540Xシリーズは1チップである事。

もちろん2チップ構成の上位モデルである「Z740Xシリーズ」のほうが画質処理としては有利だが、クラウド連携で高画質化処理を行うというシステムはどちらとも共通である。

実際に筆者が店頭にて実機確認した所、明確な差は分からない程であった。

東芝レグザ M540XとM530の違い

M540Xシリーズの大きな特徴をお伝えしてきたが、去年モデルのM530Xシリーズというモデルも存在する。

このモデルもよく出来た製品であり、M540XシリーズはこのM530Xシリーズの改良モデルといって良いだろう。

そこで、何が違うのか表にまとめてみる事にしよう。

50M540X50M530X
価格:¥オープン価格¥オープン価格
発売時期:2020/022019/06
パネル方式:VA方式VA方式
倍速対応:対応(4Kダイレクトモーション120)対応(4Kダイレクトモーション120)
スピーカー数:20W(10W+10W)20W(10W+10W)
高画質エンジン:レグザエンジン Cloud
4Kビューティ X
美肌リアライザー
地デジビューティX
ネット動画ビューティ
HDRオプティマイザー
レグザエンジン Evolution-S
4Kビューティ X
美肌リアライザー
地デジビューティX
アドバンスドHDR復元
チューナー数:4K放送:2 /地上デジタル放送:3/BS・CSデジタル:34K放送:2 /地上デジタル放送:3/BS・CSデジタル:3
本体サイズ:1112mm x 207mm x 682mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
1112mm x 207mm x 682mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込))

本体サイズやチューナー数、パネル方式までほとんど同じであるのだが、決定的な違いがある。

赤字で強調した、「レグザエンジン Cloud」と「ネット動画ビューティ」の2つだ。

特にこの機能は前モデルと比較した際、「あ〜、確かに違うなあ」とお客様からも言われるほど。

これから量販店ではM530Xシリーズが安売りされる事になるのだが、2020年の冬になるまでにはM540Xも値下がりが起きるはずなので、是非M540Xシリーズを手に入れて欲しいと思う。

 

東芝レグザ M540Xのラインアップ

さて、いくつかM540Mの特徴やそれぞれの違いを挙げてきたが、ここからはモデル別に「サイズ感」について触れていく。

例えばテレビを買い換えるとなると、大抵の人が「今と同じサイズで良いや」と考えがち。

しかし、ここ1~2年で販売された4Kテレビのトレンドの一環として「ナローゼベル化」がある。

映像に集中できる上、見た目もスリムになるのでいい事づくめなのだが、これが問題となる場合がある。

例えば、10年前に購入したテレビから、M540Xに買い替えたとしよう。

すると、

55M540X
2020年2月発売/55インチ
55RE1
2010年5月発売/55インチ
1230mm x 207mm x 750mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
1319mm x 370mm x 884mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)

と、一回りほど小さいことがわかる。

もちろん、「今のテレビが大きすぎるから小さいのにしようかな」と考えている人であれば、同じインチ数で良いかと思う。

ただ、サイズアップした際も数千円差しかない場合などもあるので、せっかく数年使うテレビであるのならば、ひとつ大きいモデルを購入するのもオススメだ。

その点を踏まえた上で、モデル別の紹介とサイズ、「今使っているテレビのサイズから買い換える場合」の参考になる情報も紹介しよう。

75M540X

画面サイズ:75インチ
本体寸法:1677mm x 354mm x 1018mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
買い替え目安:55~65インチ前後のテレビを使っている人

ちなみに、この75M540Xのみスタンドが左右に1つずつ別れたタイプになるのと、スピーカーの出力数が上がる。(合計26W(13W+13W)

65M540X

画面サイズ:65インチ
本体寸法:1446mm x 256mm x 875mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
買い替え目安:50~55インチ前後のテレビを使っている人

65インチと75インチのモデルに関しては、奥行きが各25.6cm(256mm)あるので、ローボードなど設置しサウンドバーなどもプラスしたい場合には気を付けて欲しい。

55M540X

画面サイズ:55インチ
本体寸法:1230mm x 207mm x 750mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
買い替え目安:47~50インチ前後のテレビを使っている人

50インチと55インチのサイズはリビングに設置するサイズとしてちょうど良いため、人気のサイズだ。

もしどちらにするか迷った場合、5インチ差ではあるが55インチをオススメしたい。
(価格差も1万円以下が多いため)

50M540X

画面サイズ:50インチ
本体寸法:1112mm x 207mm x 682mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
買い替え目安:42~47インチ前後のテレビを使っている人

55インチと並んで人気なのが50インチモデル。

サイズが10年前に販売されていた40~47インチ型テレビと近いため、コンパクトなテレビ台にも設置しやすいのも人気の一つ。

43M540X

画面サイズ:43インチ
本体寸法:959mm x 168mm x 597mm
(高さx奥行x横幅/スタンド込)
買い替え目安:32~37インチ前後のテレビを使っている人

M540Xシリーズの中で最もコンパクトなサイズ。

もちろんサイズによる機能差はないので、1〜2人暮らしの部屋や書斎、寝室などにオススメしたい。

M540Xはどんな人におすすめのテレビ?

ここまでM540Xシリーズの魅力を紹介してきたが、「じゃあ実際にどれを買えば良いの?」と思うであろう。

オススメとしては、

1~2人暮らしの部屋
(もしくは寝室や書斎など)
3~4人家族のリビング
(8~10畳くらい)
5人家族以上いるリビング
(10畳以上)
43M540X or 50M540X
(43インチ or 50インチ)
50M540X or 55M540X
(50インチ or 55インチ)
65M540X or 75M540X
(65インチ or 75インチ)

といった所だろう。

私の周りでも、

●「定員さんに進められて4Kテレビ買ったけど、一人暮らしだとやっぱり55インチは大きすぎたなぁ」
●「前のテレビが50インチだったから同じサイズにしたけど、なんか小さく感じる!」

という声もよく聞く。

その経験を踏まえた上でのまとめであるので、ぜひ参考にしてほしい。

まとめ

このM540Xシリーズは、ゲーミングPC用モニターにも負けない応答速度の速さと、どのシーンでも一番映えるように調整される映像エンジン、自然に聴きやすい音響調整のバランスが取れた1台と言える。

細かな点で、前モデルであるM530Xと比較し、VODサービスとして新たにRakutenTVへ対応したりするなど、システム面においても若干の改良がされた。

サイズ展開も豊富なので、老若男女問わずに愛される事間違いなしであろう。

低価格でお買い得?東芝レグザM540Xの実力は?
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