シャープのキャニスターコードレス掃除機、EC-AS、EC-APの違いと比較

先日は東芝の画期的な商品、コードレスクリーナーVC-NX1の記事を書きましたが今回はシャープからも似たような機種が発売しました。

コードレスキャニスターサイクロン掃除機のEC-AS700とEC-AS500とコードレスキャニスター紙パック掃除機のEC-AP700とEC-AP500の4機種が新発売。シャープは東芝と差別化するために違いがいくつかあります。

バッテリーで動作するクリーナーは毎日のように売れているのでやはり人気もあり需要もあります。

その中で今年からは移動が簡単なコードレス式と吸引力の強いキャニスター式の合体した機種が2メーカーで発売しているので、売れ行き次第でこれから普及する可能性があります。

これから掃除機の購入を検討している方は空いている時間にこの記事を読んでいただければ幸いです。

コードレスキャニスターサイクロン掃除機 EC-AS700 EC-AS500

まずはスペックから。

タイプ:コードレスキャニスターサイクロン掃除機
集塵方式:遠心分離サイクロン
電源方式:充電式(リチウムイオン電池、18V)
運転時間:弱モード:約60分(注3)(約30分×バッテリー2個)
自動エコモード:約40分(注3)(約20分×バッテリー2個)
強モード:約16分(注3)(約8分×バッテリー2個)
消費電力:充電中:約40W/ 充電完了後:約0.5W
充電時間:約80分(バッテリー1個)
本体寸法[幅×奥行×高さ]:204×390×230mm
本体質量(標準質量):1.8(2.9)kg
スタンド収納時の高さ:約1,200mm
付属品:ふとん掃除パワーヘッド、2段伸縮すき間ノズル、はたきノズル、ベンリブラシ、充電器、バッテリー(2個)、ホースフック

とにかく軽いので移動が楽

本体が約1.8kgでバッテリー、ホース、パイプを合わせても約2.9kgと3kgを下回る軽さ。比較してしまいますが、東芝のVC-NX1は本体が2.8kgで全部含めると4.2kgと1kg以上の差があります。コードレス式なら軽さは大事なポイントになります。

軽いメリットはやはり移動が楽。階段の移動や高い場所の掃除などには1gでも軽い方がいいですよね。ヘッドとグリップの間にあるパイプは丈夫なドライカーボンを採用しています。

軽さと丈夫さを兼ね備えたのがドライカーボンになります。驚きがパイプの細さです。太いとやはり重くなりますので軽さにとにかくこだわった設計になっています。

他社とは違う着脱式バッテリー

コードレス式クリーナーは基本はバッテリーは本体に内臓しているのが一般的。シャープは他社と違う工夫がバッテリーです。着脱式なので2個バッテリーがあれば、片方がバッテリー切れを起こしても充電せず予備のバッテリーで掃除を続けることができます。

本体内臓はバッテリー切れしたら充電してから使用することになるので、しばらく使用ができないのが弱点になります。充電台が付属になっているので、掃除機を自宅のどこに置いても充電ができるのは素晴らしいです。

本体内臓の機種だとコンセントの近く置かないと充電ができないので邪魔に感じることもあるはず。充電時間は約80分。早いです。東芝のVC-NX1は約5時間もかかるのでこの差は大きいです。

EC-AS700はバッテリーが2個付属しています。1個のバッテリーで弱モードで約30分になるので2個で1時間も使用ができます。EC-AS500はバッテリーが1個になるので注意してください。

コードレス式クリーナーは本体の収納をどこにするか迷います。

充電台を壁に固定させて目に見える場所にセットする

壁に穴を開けたくないからいつも床に置いておく

生活感が出るから視界に入らない場所に収納しておく

こんな感じの疑問が購入した方にある悩みです。1個ずつ整理をすると、壁に固定するとその場所でしか充電ができませんよね?例えば2階で使用しても充電は1階なんてことよくあります。着脱式バッテリーなら本体は2階に置いたままで充電も2階で可能に。

壁に穴を開けたくないからいつも床に置いている場合ならコンセントの場所次第で置く位置は変更はできます。ただ、床に掃除機を置いたままというのは違和感があるかなと。これも本体ごと移動しないといけませんので場所選びは少し厄介かなと感じます。

最後の生活感が出るので視界に入らない場所に収納はクローゼットや押入れに収納はできますが中にコンセントなんかあるわけないです。

本体と充電台が別々になっているのは購入してから必ず助かることがあるのです。あくまで1例ですので参考程度にしてください。

強力自走パワーアシスト

国内メーカーの多くは自走式ブラシを採用。自走式ブラシのメリットはなんといっても力が入れなくても勝手にブラシが前に進む感覚になるので女性でも疲れません。

キャニスター式もコードレス式も自走式ブラシが普及している中、サイクロンの王様のダイソンさんは自走式ブラシを採用してません。

自走式ブラシは吸引力が落ちるため、採用していないのです。ダイソンはブラシを自分で動かすので力は必要になりますが吸引力は抜群です。

とにかく吸引力を重視する人はダイソン

軽い力で掃除がしたい人なら自走式ブラシのメーカー

私の場合は家の見えない部分もしっかり掃除したいので吸引力重視なのでダイソンが欲しいです。掃除は奥さんですけど。持ってはいません。売り場でいいなあと指を咥えて見ています。

カップは水洗いで常にキレイを維持できる

東芝と同様でフィルターレスではなくフィルター搭載になります。フィルターがあるとゴミが詰まりやすくなるという話がありましたが、なぜフィルターレスにしないか東芝とシャープに電話で聞いてみましたが、どちらも同じ回答でした。

Q どうしてフィルターレスにしなかったのですか?

A フィルターレスにすると質量が重くなるのでフィルター式になっています。

なるほど。キャニスター型なので重さが重くなるのはネックなので軽さを強調するためにはフィルター式にしたそうです。ただフィルターがあっても全部水洗いができる仕様になっているので安心してくださいだそうです。

水洗いができないモデルが以前はありましたが洗えるのであれば詰まりはさほど気にしなくてもいいのかなと感じます。

EC-AS700とEC-AS500との違いは?

プレミアムモデルのEC-AS700とスタンダードモデルのEC-AS500との違いを説明します。EC-AS500はふとん掃除パワーヘッドがなし、バッテリーは1個になります。

金額差を比較して予算と相談する、部屋数が少ないならバッテリーが1個のEC-AS500で十分だ、など購入してからのことを頭に浮かばせてから購入するのがおすすめ。

カラーはEC-AS700はゴールド系と高級感があります。EC-AS500はピンク系とイエロー系の2色になります。やはりプレミアムモデルのカラーは欲しくなる色合いです。

コードレスキャニスター紙パック掃除機 EC-AP700 EC-AP500

タイプ:コードレスキャニスター紙パック掃除機
集塵方式:紙パック式
電源方式:充電式(リチウムイオン電池、18V)
運転時間:弱モード:約60分(注3)(約30分×バッテリー2個)
自動エコモード:約40分(注3)(約20分×バッテリー2個)
強モード:約16分(注3)(約8分×バッテリー2個)
消費電力:充電中:約40W/ 充電完了後:約0.5W
充電時間:約80分(バッテリー1個)
本体寸法[幅×奥行×高さ]:204×390×230mm
本体質量(標準質量):1.8(2.9)kg
スタンド収納時の高さ:約1,200mm
付属品:ふとん掃除パワーヘッド、2段伸縮すき間ノズル、はたきノズル、ベンリブラシ、充電器、バッテリー(2個)、ホースフック

吸引力抜群!大風量ターボモーター

基本的なスペックはサイクロンのASシリーズと変わりませんが大きな違いが紙パック用に新開発されたモーターになります。キャニスター式と同様の吸引力とコードレス式と同様のコンパクトかつ軽量のモーターが開発されたのでパワーはサイクロンのモデルにも負けません。

サイクロンと紙パックの論争はつきませんが大きな違いを紹介していきます。

サイクロンと紙パック、どっちがおすすめ?比較してみた

●サイクロン

紙パックを定期的に購入する必要がない

定期的なメンテンスが必要

吸い上げたゴミの確認が簡単にできる

メンテナンスで吸引力が復活する

●紙パック

紙パックなのでメンテナンスフリー

定期的に紙パックの購入が必要

吸引力が少しずつ落ちてくる

ニオイがサイクロンより若干気になる

少し前はサイクロンが人気でしたが、最近は紙パックもまた売れてきてます。その証拠に紙パックのモデルも各メーカー、ラインナップがしっかりしているのが立派な証拠です。

EC-AP700とEC-AP500の専用紙パックは排気のニオイが気になりにくい、ハウスダストもしっかりキャッチする5層構造なので清潔でゴミ捨ても簡単です。

紙パックにするなら掃除機本体と紙パックの合計金額で判断しましょう。紙パックは定期的に購入するので事前の確認が必要です。

サイクロンと同様、プレミアムモデルのEC-AP700とスタンダードモデルのEC-AP500に分類されます。付属品はサイクロンと一緒です。

サイクロンと紙パックで迷ったら…

サイクロンが人気となっても、それで購入するのは危険です。いざ使用してから、ダストボックスのメンテンスや洗うのが面倒だったりするなんてよくお客様から言われます。

ネットの評価よりもまずは自分で使用することを頭で浮かばせることが大事です。メンテナンスが面倒なら紙パック、吸引力は一定の方がいい、常にキレイにしておきたいならサイクロン。という感じで選んだ方が絶対に失敗しません。

ネットのレビューや評価、店頭での店員の説明はあくまで参考にする程度にしましょう。

コードレスキャニスター掃除機を選ぶポイント

価格→予算には限りがあります

質量→長時間使用なら軽量がいい

集塵方式→サイクロンか紙パック

バッテリー→使用時間と充電時間

バッテリー→本体内蔵か着脱式

付属品→不要な付属品があれば下位モデル

皆さんに最適な掃除機が見つかれば嬉しく思います。今回は私が普段、接客する感じて書いてみました。

参考にしてください。

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