液晶テレビLX950シリーズはどんな魅力があるのかお伝えしていきます!
いらっしゃいませ、家電の虎です。
今日はパナソニックの液晶テレビ最上位モデルのLX950についてお話しをしていきます。
他メーカーではminiLEDや量子ドット搭載が搭載モデルを増やしていますがパナソニックでは搭載していません。
ですが、実際に映像をお客様に見てもらうとなんと好評なんです!
LX950にはどんな魅力があるのか、どんな人におすすめなのかお伝えしていきます。
結論から先にお話しします
■結論からお伝えすると、パナソニックのLX950シリーズは、
非常にお買い得感の高いテレビだと思います。
店頭でも、『コスパの高いテレビ』や『迷っていらっしゃるなら、この機種いかがでしょうか?』なんてお客様にご紹介することも多いです。
まずは、メーカーの近い機能・価格帯のテレビを比較表にまとめてみました。
メーカー名 | パナソニック | シャープ | ソニー | 東芝 |
シリーズ名 | LX950 | EU1 | X90K | Z770L |
サイズ展開 | 55,65,75型 | 55,65型 | 50,55,65,75,85型 | 55,65,75型 |
目安の価格 (税込) | 55型 185,400円 65型 222,000円 75型 303,200円 | 55型 198,452円 65型 237,200円 | 50型 195,853円 55型 255,000円 65型 288,000円 75型 377,000円 85型 469,000円 | 55型 215,000円 65型 268,000円 75型 329,500円 |
ソニーと東芝と比較してもパナソニックが現時点では価格も安いというのがよく分かります。
今年の液晶テレビのラインナップは、他のメーカーだと量子ドットシートやminiLEDを搭載したモデルが増えました。
その為、「有機ELじゃなくて、液晶テレビで良いやつが欲しい」ってなお客様からすると、選択肢が増えたというメリットがありますが、その分価格も高くなっていたり、迷ってしまう方も多いですね。
パナソニックに関しては、液晶テレビのラインナップが従来のままで、このLX950シリーズがトップモデルの扱いなので、キレイで比較的お求めやすいというのは魅力の1つ目でもあります。
では、肝心のテレビとしての機能面はどうでしょうか?
こちらも、様々なニーズの方に対応できる性能として、おすすめしやすいものになっていまよ。
- 明るく見やすい高画質
- 自動で高画質・高音質
- 転倒防止スタンドで倒れにくい
と3つに絞るとこんな感じです。
明るく見やすい高画質
画質については、店頭に並べてからすぐにお客様からもスタッフからも好評です。
パナソニックのLX950シリーズは、プレミアム液晶ディスプレイとうたっていて、この機種だけ自社工場でわざわざ組み上げるこだわりがあります。
パナソニックは、有機ELテレビも液晶テレビも
放熱性能を向上させたことにより、バックライトLEDの数を増やして非常に明るい画面を実現してるんです。
これは店頭で見てもらうとよく分かるんですが、液晶テレビのラインナップの中でも明るさと、色合いと、コントラストのバランスは非常に良いです。
もちろん、他メーカーが搭載してきた量子ドットやminiLEDの様な新しい技術と比べると目新しさは少ないです。
だけども、従来の液晶テレビとして比べると、画質は十分高いものになっています。
先ほど、他メーカーの同価格・性能帯の機種を一覧にしましたが、東芝のZ770Lシリーズだけは量子ドット採用モデルですね。
あれは同じ液晶テレビといっても、内部構造が違いますので比較は難しいですね。
色の鮮やかさは、どうしても量子ドットモデルの方が優れていますので、気になる場合は見比べてみてくださいね。
あとは、画質モードをお家で見ることが多い『標準』モードにしてもらっても、ただ暗くなるだけじゃなく色のメリハリなんかは維持できていると思います。
明るさだけがウリの機種だと、『標準』モードにするとただ暗いだけで、画質が落ちたように感じやすいんです。
店頭だと一般家庭より明るいです。
自宅で見る際には店頭よりも暗い環境なので、画質モードを『ダイナミック』から『標準』モードに設定を変更して見比べるのが個人的にはやっていただきたいところです。
画面もIPSパネルを採用しているので、液晶テレビとしても視野角が広いです。
正直、シャープをはじめとした他メーカーは、VAパネル搭載のものがほとんどです。
ちょっとななめの角度に移動して見てみるだけでも、色合いが薄く感じるんですよ。
店頭って複数のテレビが並んでいるじゃないですか。
「真正面に立たないと画質変わりますよ」ってご説明すると、多くの方がびっくりされますから。
なので、ご家族や友人など複数人で見る場合でも、気にせず視聴できるのはけっこう大きいポイントです。
自動で高画質・高音質
自動で高画質・高音質ですが、これは去年も好評だった『オートAI画質・オートAI音質』が良い仕事してくれます。
早い話が、テレビ自身が番組の内容によって、画質や音質を最適なものに合わせてくれる機能です。
もっと分かりやすく説明すると、テレビ放送や映画など100万を超える映像シーンで構成される学習用データを、AIに学習させて映っている番組内容に合わせて映像と音声を最適化してくれるんです。
映像なら例えば、晴天のスポーツのシーンは芝生の色まで明るく鮮やかに描いて。暗めの映画のシーンでも黒つぶれしないように細部まで見えるように調整を。
音声なら例えば、ニュース番組では声をハッキリ聞き取りやすくし、スポーツならスタジアムで見ているかの様に臨場感を演出してくれます。
お客様は、テレビの映像や音声の設定を番組によって変更する、なんて事普段していますか?
してませんよね?僕もしていません。
でも、本機は自動で最適な状態に調整してくれます。
テレビが自動で本来の力を100%発揮できるように動いてくれるのは良いものですよ。
オートAI自体も進化してて、2022年モデルになって、番組のシーンの移り変わりもきちんと判断できるようになりました。
たとえば、音楽番組なんかで歌のシーン、合間にトークシーン、歌のシーンって続いた時に去年モデルは最適化されていなかったんです。
違うシーンが交互に来るとダメだったと。
それが改善されて、細かくシーンを認識できるようになったので、AIがより賢くなりましたよ。
さらに今年のLX950シリーズは、『環境光センサー』を搭載しています。
視聴時のお部屋の明るさや照明の色などを判断し、オートAIの自動画質調整に反映させます。
お部屋の照明の色って好みがあると思います。
うちは妻が暖色(黄色っぽい色ですね)を好きなので、夜は照明を暖色にしています。
でも、昼は白い白色にしています。
そういった照明の色が違っていても、いつでも同じ画質で見られるように自動で調整をかけてくれるんです。
その為、お客様は特に設定を気にすることなく、見ることに集中できるテレビに仕上がっていますよ。
転倒防止スタンドで倒れにくい
転倒防止スタンドも去年も好評だった機能ですね。
テレビのスタンドの裏に吸盤があります。で、スタンドに付いているスイッチを入れると吸盤部分がテレビ台にくっついてくれるってわけですね。
これがなかなかに強力で、スタンド自体の重みと相まってちょっと押したくらいでなんともないです。
もちろん、付属品で入っている転倒防止ベルトをテレビ台にネジで取り付けてしまうのがベストです。
ただ、テレビ台に穴を開けたくない場合には役立ちますし、吸盤での吸着と転倒防止ベルトだと2重で安心ですよね。
小さいお子さんやペットがいらっしゃるお客様には、やっぱり好評な機能の1つでもあります。
主な特徴の3ポイントでしたが、他にも去年モデルから進化した点はありまして。
リモコンに『YouTube』や『Disney+』のダイレクトボタンが付いて扱いやすくなったり。
4Kファインリマスターエンジンが進化して、より高画質化処理ができるようになったので、ハッキリした画質が楽しめるようになったり。
あと、ゲームコントロールボードも追加されて、ゲームをする人にも便利な機能が追加されました。
ゲームコントロールボードに関しては、ゲーミングディスプレイほどではないものの、ゲームプレイに関連する設定項目を『アプリ』ボタンから呼び出せるようになりました。
特に、ゲーム中の暗い部分も見えやすくするような『暗部視認性強調』など今までのテレビではあまりなかった所に踏み込んできているのは新しいなぁ、と思います。
あと、androidを搭載していないからだそうですが、リモコンを押したときのレスポンスは他メーカーに比べても早いと思います。
チャンネルの切り替えだったり、番組表の呼び出しだったりは、ほんの1秒前後の体感ですがサクサク動きます。
意外にテレビって見てる時に、そんな操作する事ってありますよね。
毎日使うものだからこそ、サクサク感って大事かなと思います。
残念ポイント。。
そんな良いとこ満載のLX950シリーズですが、お客様やスタッフから頂いた「ここは残念かな・・・」ってポイントとしては、
- スイーベル機能の廃止
- 一部ゲーム用の機能が75型にしかない
が言われますかね。
スイーベル機能の廃止
首振りのスイーベル機能は、去年モデルでお客様から好評だったにも関わらずやめてしまったのは、もったいないの一言ですね。
最近のテレビのほとんどがスイーベル機能が無く、シャープと1部の東芝の機種くらいだったのでそこは有って欲しかった・・・
多くはないものの、画面の首振り機能をお求めの方はいらっしゃるので、来期もデザインが大きく変わらないなら復活してほしいところです。
IPSパネルで視野角自体は広いので、他のメーカーと比べると斜めから見た時の画質の劣化は気にならないんですけどね。
一部ゲーム用の機能が75型にしかない!
ゲーム機能としては、VRRとAMDFreeSyncPremiumが、75型か43型のLX900のみで対応なのでできれば全機種で対応してほしかったですね。
ここはちょっとマニアックな話なので割愛しますが、PS5とかの最新ゲーム機やパソコンをつないでゲームする方じゃないと気にしなくていい点です。
こういった気になる点はあるものの、総じて完成度は高いテレビだと言えると思います。
まとめ
パナソニックの2022年モデル液晶テレビ、LX950シリーズのご紹介でした。
量子ドットやminiLEDなどの今年のトレンドをあえて採用していない代わりに、既存の液晶テレビとして着実に実力を上げてきた製品だな、と安心してご案内できるテレビです。
性能の割に価格もお求めやすく設定されていますので、
『そこまで最高の機能を求めてないけど良いテレビが欲しい方』
『せっかく買うので安すぎず、でもお買い得なテレビがいいな方』
なんかもぜひご検討してみてください。
本日はここまでになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします。