これからは新生活シーズンの準備をはじめる人が増えるかと。1人暮らしのみなさんにもきっと役に立つ内容になっている。
初めての1人暮らしの人は縦型の洗濯機になると思うがドラム式との違いも紹介していこう。
【縦型とドラム式】一人暮らし用洗濯機の選び方
一人暮らし用洗濯機を買う場合、ドラム式と縦型式があるのでコストで考えるか、サイズで考えるか、汚れの落としやすさで考えるか、干す手間を省くか省かないかで考える事になるだろう。
私は一人暮らしをする際は、縦型を使う事が多かった。やはりコストの問題。
ドラムと比較すると圧倒的に安い。なので、縦型を買って干す手間は必要だがシワを伸ばして干して取り込んでいた。
しかし、忙しいビジネスマンや主婦などは特に干す手間を省きたいとか、シワを取る作業を避けたいといった需要はあるだろう。
そういった場合にドラム式を思い切って選ぶのも効率的だろう。
今回は、一人暮らしをする際に洗濯機の選び方についてお話ししていきたいと思う。
容量(サイズ)
サラリーマンなど、平日忙しく行動している方は、週末にまとめ洗いをしたいという方もいるだろう。週末まとめ洗いする方は、1.5kg×日数を目安に考えると良い。
基本的には、5kg~7kgのサイズの縦型式の洗濯機が良いかと思う。ドラム式でも7kgサイズの物もあるが、シーツなどを洗う場合も5kg以上が良いのでやはり5kg~7kgでよいだろう。
小さい洗濯機で無理やり大きな物を洗うと綺麗になりにくい。後は設置スペースを見て、その範囲内で収まる事は必須だが、実際洗濯時
揺れる事も想定すれば数cmの余裕を持っておける事が大事だろう。
さらに防水パンという、洗濯機の排水に必要な受け皿みたいな物があるが、その範囲内で収まる事も必須だろう。
一人暮らしの場合、基本的には部屋は小さめな場合があるので、縦型とドラム式だと縦横の幅は縦型の方が小さいのでスペース的な面でも縦型がオススメである。
乾燥を使用するか
乾燥機能を考えた時、ドラム式の乾燥機能と、縦型の洗濯乾燥機は乾燥機能がついているのでどちらかを選べばいい。
どういう違いがあるかは、洗濯乾燥機は混ぜ洗いなのでシワになりやすい。こすり合わせて洗えるのでしっかり汚れを落とせる。生地が傷みにくい。水を大量に使う。
逆に、ドラム式は、たたき洗いであり、生地が傷みやすく、水をあまり使わないので節水になる。洗剤濃度が高いので皮脂汚れが落としやすい。
シワになりにくい、などの特徴はある。
更に、省エネ機能のあるドラム式は縦型洗濯機と比較し半分程度の電力量に抑えられ、運転時間も1時間短く済む。
値段はやはりドラム式は高いので、上記の観点から考えて、予算的な面からも生活に合わせたベストなチョイスをしてほしい。
簡易乾燥機能付き洗濯機に関しては、乾燥とは名だけで、全然かわいいていないので、部屋干しをするなどの場合、少しでも水気が落ちていて、乾きやすいと考えて選ぶのが良いだろう。
実際は、部屋干しをして、除湿機を使って乾かすなど方法をとる必要はある。
ただ簡易機能付き乾燥機は安い。この点はメリットである。
使用水量の差
明らかに縦型式の方が水量は多い。目安としては、縦型の場合、洗濯物の重さの10倍のリッター数と考えよう。例としては、3kgの洗濯物なら水量は30リットルである。
ドラム式の場合、洗濯物の重さの7倍のリッター数と考えよう。例として、3kgの洗濯物なら水量は21リットルくらいである。
そう考えると、毎日の洗濯をするならかなり水道代で差ができてくる。
構造上の違いが、縦型式は水を大量に使い、洗濯物を摩擦で洗っていく混ぜ洗いで、ドラム式は洗濯物を持ち上げ、たたき落として洗うたたき洗いなのでドラム式は水量が少なくても済むのである。
本体代金は圧倒的に縦型式の方が安く、3万円~4万円の物もあり、ドラム式は10万円を超えるのが通常なので、本体代金の安さをとるか、ドラム式を買って、毎月のランニングコストの安さを取るかといった選択をする事になるだろう。
後は節水で考えた時、お風呂のお湯を使った方新たに水を入れる場合と比較し年間8159円お得だったり、2日に1回の洗濯と1日に1回の洗濯だとまとめて2日に1回の洗濯の方が年間で約3950円お得だ。
後は、まとめ洗いをしたり、節約モードを選択したり、乾燥機は使わない選択をしたり、洗濯物は容量の8割にしたり、節水タイプの洗濯機を選んだりする事で、節水効果が高くなり、毎月の水道代や電気代を抑える事が可能である。
まとめ洗いをしないで毎日洗うとなると、無駄な水を使う事になりやすくなり、水も電気代も無駄になってしまう。
洗濯容量を守り、まとめ洗いをする事で電気代も水道代も無駄なく洗濯ができる。汚れが少ない場合、節約コースで洗濯する事で節約に繋がる。
汗のかきにくい冬場とか、汚れがあまりないなら節約コースを選ぶと良いだろう。乾燥機は楽だが電気代がかかるのがデメリットである。
天気が良い日は外で干すようにすれば乾燥による電気代がかからないので良い。洗濯物の容量が多くなると電気代を消費しやすくなる。
8割にすると洗濯槽の中で洗濯物が動き回り、大きな水流を作りやすくなり、洗浄力が上がる。
洗浄力(汚れ落ち)
洗浄力に関しては、各社様々な技術を駆使し洗浄する。
パナソニックは洗剤の泡を使ってしっかり洗う泡洗浄だったり、シャープは穴のない洗濯槽で水流を強くししっかり洗ったり、日立はAIを使って洗濯物の状態をしっかり理解した上で適切に洗ったり(汚れが強い場合は時間を延長してしっかり洗うなど)、滝のような水流を使いしっかり汚れを落としたり、東芝は科学的に水中に発生させる小さい泡で洗剤の洗浄成分の効果を高めてしっかり汚れを落とすなど、いろいろな技術を使って洗浄していく。
縦型式もドラム式もそういった様々な技術があるのだが、縦型式はパルセータの回転により水をかくはんしその水流で混ぜ洗いでしっかり汚れを落としやすく、ドラム式はたたき洗いで皮脂汚れをしっかり落とす効果がある。
基本的に縦型の方が泥などの頑固な汚れは落ちやすい。
外で色々と汚れた荷物を運ぶなど、衣類が汚れる可能性が高い人は、縦型式を選ぶのが良いだろう。
実際、縦型式の方が汚れを落とす幅が広いと思うので、オススメなのだが、ではなぜドラム式は高く、人気もあるかといえばやはり乾燥機能と節水機能と、省エネ機能である。
乾燥機能はしっかり乾燥させ、シワがつきにくく、電気代も安く、節水ができ、運転時間も縦型と比較し1時間も早く洗える事も可能だ。
そういう観点で考えて、忙しい人、ランニングコストを気にする方はドラム式の方が良い。
それでもコストを落としたいという方は縦型式で、洗濯乾燥機と簡易乾燥機能付き洗濯機があるので、干すのが面倒なら洗濯乾燥機、干すのでとにかく価格を安くしたいなら簡易機能付き洗濯機を選ぶと良いだろう。
運転音(静音性)
一般的な洗濯機の運転音は45dB(デシベル)。
静音性の高い洗濯機は25~35dBほどで洗濯ができるので夜遅くに洗濯をしたいならこの運転音をしっかり見て選ぶと良いだろう。
更に排水時の振動が低振動である事もチェックしなければいけない。
大きな音がなる場合、マンションなどだと下の階に振動が伝わるので夜間に洗濯すると騒音になってしまう。
排水がしっかりできていないと洗濯機内に水がある場合、脱水をした時にかなり騒音になってしまう事がある。排水パイプが洗濯機の排水溝より高い位置にある事が大事である。
主に静音性が高いと言われるメーカーとしてはパナソニック、日立、シャープが良いと言われる。
これのメーカーの洗濯機は極端に大きな音を発生する物が少ないと言われる。
価格の相場
縦型式の相場としては、3万円から7万円位が相場の価格だ。パナソニック、東芝、日立、シャープなどがある。価格が安い所だとハイアール、AQUAもあり、1万円代、2万円代もあり、
しっかり洗え、干すタイプで考えるなら、これらの価格帯で選ぶのが良いだろう。
中には40000円代で洗濯乾燥機もあり、乾燥までできてしまう洗濯機もあるので、よく吟味して選ぶのが良いだろう。
ドラム式となった場合、10万円を超える物が大半なので、本体代金をかけても毎月の電気代をコストカットしたり、水道代を抑えたいならこちらを選ぶのも効率的だろう。
忙しい人で干す手間を省きたい方もこちらが良いだろう。
後は、コストカットなら、アウトレット館のある家電量販店もオススメである。
要は家電量販店で展示品で展示されている商品があるが、手に触れて触れる商品なので多少手垢がついたりするが故障は一切なく、クリーニングもした後に保証がついた状態でアウトレット館に運ばれ3割とか4割安くなり売られる。
なので、かなりお買い得で購入ができる。
価格別機能についていくつか洗濯機の例をあげて説明していこう。
日立NW-50Cという縦型洗濯機は、洗濯、脱水容量5kgの本製品ならば3万円代で購入ができる。少ない水で溶かした洗剤で洗い、水を入れて洗う。普段着ている服なら3日くらい洗濯物を溜めても一度に洗える。
また、東芝AW-5G6は、3kgまでの毛布を洗う事が可能。少ない水で高濃度の洗剤液を作り、しっかり洗濯物を洗う。長めに脱水をして乾きやすくする部屋干しモードもあり、簡易乾燥機能付き洗濯機ではあるが機能的な洗濯機だ。
30000円代である。
パナソニックNA-F50B12は、つけおき、かくはん洗いを4回し、汚れをとるつけおきコース、最後のすすぎで洗濯槽に柔軟剤を直接入れ、衣類になじませる香りしっかりコースなどがある。
30000円代で購入ができる。
シャープのES-GE6Cは穴なし槽で、洗濯槽の裏側に発生した黒カビの汚れが洗濯槽に入る心配がないので綺麗な水で洗濯物を洗える。更に洗濯槽が小さいので水流が強く、しっかり汚れを落とす事も可能である。
40000円弱で購入が可能だ。
などなど、価格帯が安くても、結構機能的な洗濯機もあるので一人暮らしであれば十分事が足りる。
一人暮らし用洗濯機の設置前の確認事項
購入前に必ず確認してほしいことが2つ。これだけは必ずチェックしてほしい。
設置場所の確認
設置場所までの搬入経路の確認は必要。
最小通路幅が洗濯機の横幅+6cm以上が必要だろう。
防水パンのサイズも測り、縦横の幅を見て、洗濯機が入るかをチェックする必要が有る。更に内寸の深さもチェックする事が重要である。
排水口が防水パンのどの位置にあるかで別売り部材を買う必要が出てくる場合がある。
更に給水栓(水栓)の位置を確認し、洗濯機から10cmほど上にある事が理想である。
ドアの向き︎ドラム式の場合
ドラム式の場合、ドアが開く方に、スペースがないといけない。
左開きと右開きが基本的にあるので、配置スペースに合わせて、選ぶ必要がある。
【縦型洗濯機】人気の一人暮らし洗濯機おすすめ
まずは定番の縦型から。安いものから高機能なものまで紹介していこう。
東芝 AW-45M7
洗濯容量 | 4.5kg |
標準使用水量 | 110L |
運転音(洗濯時) | 38dB |
質量 | 30kg |
下着や小物だけなどの少し洗いができる小型洗濯機だ。
色移りしそうな洗濯物を最低12Lの少ない水の量で洗えるので便利だ。
タイマーをセットもでき、コースの残り時間も確認ができるので生活リズムや予定に合わせ時間管理ができる。
パナソニック NA-FA70H9
洗濯容量 | 7kg |
標準使用水量 | 92L |
運転音(洗濯時) | 32dB |
質量 | 33kg |
しっかり泡立て、汚れを落とす泡洗浄の機能のある洗濯機。
ケースに入れた洗剤や柔軟剤を泡立ててから槽内に流し込む。
滝のような量の水で洗うパワフル滝洗いコースでしつこい汚れを落とす事ができる。
日立 BW-V70G
洗濯容量 | 7kg |
標準使用水量 | 86L |
運転音(洗濯時) | 32dB |
質量 | 35kg |
押し洗い、たたき洗い、もみ洗いなどの機能のある回転羽根を備えた洗濯機。
粉洗剤、液体洗剤に合わせたコースが用意されており、油汚れなども落とせる。
たっぷりの水でしっかりと洗い、すすぎを行う。
ガラスコーティングのフラットな扉は汚れが拭き取りやすく見た目も上品。
洗濯槽はステンレス槽。
シャープ ES-TX5E
洗濯容量 | 5.5kg |
標準使用水量 | 75L |
運転音 | 洗濯時40dB、脱水時46dB、乾燥時47dB |
質量 | 35kg |
乾燥機能がある洗濯容量が5.5kgの容量の少なめモデル。
外に干しにくい下着やうっかり洗濯をためてしまったタオルなど乾燥機能があれば干す時間が省略できる。
本体がコンパクトで、一人暮らしの住まいに設置しやすい大きさです。
穴がないから黒カビブロックと節水につながる。
ちょっと乾燥コースを選べば部屋干し時間短縮できる。
アクア AQW-GS50J
洗濯容量 | 5kg |
標準使用水量 | 95L |
運転音 | 洗濯時35dB、脱水時47dB |
質量 | 26kg |
手軽にメンテナンスが可能。蓋は中身が見やすいクリアタイプ。折りたたみは不可。
蓋を開けると全長112cmになる。
予約タイマーがある、自動洗浄できる。
芯から綺麗にする、3Dスパイラル水流と高濃度クリーン洗浄。
【ドラム式洗濯機】人気の一人暮らし洗濯機おすすめ
次は乾燥が得意なドラム式。節水を意識している人ならドラム式の方がおすすめ。
シャープ ES-S7F
洗濯容量 | 7kg |
標準使用水量 | 57L |
運転音 | 洗濯時24dB |
質量 | 76kg |
容量7kgでコンパクトなプラズマクラスター搭載モデル。
槽内の清潔性を保ち、静電気の防止に効果が持てる。
温度、水位、振動、重量の4つを感知するセンサーで省エネ運転をしてくれる。
パナソニックCuble NA-VG750
洗濯容量 | 7kg |
標準使用水量 | 55L |
運転音 | 洗濯時32dB |
質量 | 77kg |
コンパクトでスタイリッシュな外見がインテリアに映えるドラム式洗濯機。デザインがおしゃれな洗濯機を探している人には絶対におすすめしたいモデルだ。
温水による洗浄も可能で泡洗浄と合わせて臭いや黄ばみにも対応する。サイズもコンパクトになっているのでマンションやアパートなどの集合住宅の人でも安心だ。
詳しい内容は別記事で紹介しているので興味があればこちらをご覧いただきたい。
アクア AQW-FV800E
洗濯容量 | 8kg |
標準使用水量 | 57L |
運転音 | 洗濯時32dB |
質量 | 70kg |
温水で汚れを落として節水したい方にはオススメ、お湯洗いのドラム式洗濯機。乾燥機能がないので本体が小さく、手に取りやすい事が魅力。
冬場など水温が下がる時期だけ温水を使う事も可能。縦型より少ない水で多くの衣類を洗濯できるのが魅力。
まとめ
1人暮らしの洗濯機を紹介してみた。洗濯機は毎日使用する家電なので慎重に選びたいところ。
でも長く使う家電だから今は1人暮らしでも今後、結婚するとか同棲するとか予定のある人は大きめの8kgを購入すれば安心だ。
一応、参考になる記事を下記に紹介しておくので時間があるならご覧いただきたい。