家電量販店の店員が洗濯機の本当の選び方を解説。容量はよく目安の計算方法があるが実際に購入する機種は実はほとんど別サイズが多い。
本当の選び方をサイズや容量、汚れ落ちに関係する洗浄力、洗濯乾燥機とドラム式洗濯機の乾燥機能の違い、お店でお客様からよく聞かれる質問、疑問を紹介していく。
これから洗濯機の新規購入、買い替えの準備に参考になるはずだ。また動画もあるので最新情報はこちらをどうぞ。
縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、二層式洗濯機のポイント
縦型洗濯機|全自動洗濯機と洗濯乾燥機
全自動洗濯機
誰でも知っているのがこの全自動洗濯機。洗濯から脱水まですべて自動でやってくれる。
全自動洗濯機が洗濯容量が最大で12kgまでが販売している。気になる洗浄力はやはり高い。そして液体洗剤も粉末洗剤にも対応しているので若い方からご年配の方まで人気の洗濯機になる。
乾燥機能は全自動洗濯機は乾燥機能はあるが、あくまで簡易乾燥。簡単な乾燥になるのだ。
わかりやすくいうと扇風機で風をあてる送風乾燥とも呼ばれている。夏場なら送風乾燥でも乾くかもしれないが生乾きのニオイが出る可能性の方が高いだろう。
洗濯乾燥機
全自動洗濯機に乾燥機能がついているのが洗濯乾燥機。
洗濯乾燥機についている乾燥機能は全自動洗濯機についている送風乾燥ではなく、ヒーター式乾燥になっている。これは簡単に言うと90℃から100℃前後の熱風で乾燥をするのだ。
ドライヤーで衣類を乾燥させるようなものだ。しかも乾燥をする時も水を使用するから水道代と電気代が高いのがデメリットになるのだ。
乾燥をしてもすべての衣類が乾かないことが多い。理由は洗濯槽を横回転で衣類をかくはんさせて上から熱風をあてるからムラがでてしまうのだ。
気になる価格は全自動洗濯機に少し(3~5万円)足せば洗濯乾燥機になることが多い。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機が縦型洗濯機とはまったく違う洗濯機だ。数年前までは縦型洗濯機よりも洗浄力が低いと言われていたが現在は差がないと言われている。
実際に私のドラム式洗濯機を使用しているが汚れ落ちに不満があったことはない。洗浄力は十分高いのだ。
洗濯乾燥機と同じでドラム式洗濯機に乾燥機能がある。ただ方式が違うのだ。
ドラム式洗濯機は主にヒートポンプ式乾燥と呼ばれる方式のモデルが多い。この乾燥はヒーター式乾燥と違い、約60℃の温風で衣類の乾燥をする。
衣類は縮まない・痛まないというのが最大のメリット。
容量は多くのモデルは10kg以上が多い。だが一人暮らしの方のための7kgというモデルも販売している。ただ、注意してほしいことがある。
明らかに安いドラム式洗濯機のデメリットは乾燥方式がヒーター式が多い。必ず慌てて購入しないように確認をしてほしい。
ドラム式洗濯機の気になる価格はやはり縦型よりも高い。機種によっては2倍以上の価格差が場合もある。
だがそれでも家電量販店ではドラム式洗濯機の売上が年々増えている。理由は家事の負担を減らす、時間の短縮が主なとこだろう。
二層式洗濯機
私が幼いころは二層式洗濯機がメジャーだった。洗濯と脱水を分けて使用ができるのとうのが最大の特徴。
今でも売れるが購入するお客様は、ご年配の方や農家の方、美容院を経営している方などが多い。乾燥はついていないので脱水までになる。
容量は8kgまでにがほとんど。気になる洗浄力が極めて高いので人気だ。
屋外に置いても故障がしにくいのでベランダに設置する人には人気の洗濯機。故障が少ないので洗濯機の中では1番の長持ちをするタイプになる。
洗濯機の選び方
では、洗濯機を選ぶときのポイントについて解説していこう。
洗濯機の容量
洗濯機の容量は小型モデルと大型モデルでは、2倍ほど違う。
必要以上に大きな洗濯機を買うと電気代や水道代がかさんでしまい、反対に小さい洗濯機を買ってしまうと、何度も洗濯をしなければならなくなるので洗濯回数が増え、時間がかかってしまう。
そこで洗濯機を選ぶときの目安として考えられているのが家族の人数だ。
そこで、家族構成と最適な洗濯機の容量について紹介しよう。
洗濯物の量について
洗濯機の容量表示は、洗濯物の重量で表されている。
1人分の1日の洗濯物は、ワイシャツ200g、シャツ120g、トランクス80g、ズボン400g、靴下50g、パジャマ500g、タオル40gくらいで計算される。
ですから、1日の合計は1500g弱となります。2人暮らしなら1日3000g。
中にはズボンやパジャマは2〜3日使ってから洗濯するという方もいるでしょうから、多少数字は前後する。
洗濯機の容量を区切ってみる
洗濯機の容量を決める際には洗濯機の容量を、『〜5kg』・『5kg〜7kg』・『7kg〜9kg』・『9kg〜』の4通りに区切ってわけてみると、判断しやすくなる。
家族構成と容量の最適の組合せ
①『〜5kg』
『〜5kg』は、洗濯機としては最も小型の部類になる。
この容量は、”1人暮らしの方”や、”子どもさんのいらっしゃらないご夫婦”、”洗濯物によって細かく洗い方を分けるので少しずつ洗濯を何回もするというご家庭”に適している。
②『5kg〜7kg』
このクラスの洗濯機は、”3〜4人程度のご家庭”に適している。
また、夫婦のみのご家庭の場合でも、週末などに”まとめて洗濯するといった方”なら適したサイズだ。
③『7kg〜9kg』
”5〜6人くらいのご家庭”に適した洗濯機。
3〜4人ほどのご家庭でもまとめ洗いをすることが多いなら適している。
④『9kg〜』
この容量は、洗濯機として最も大きい部類に入り、”6人以上の大家族のご家庭”におすすめの容量だ。
ドラム式洗濯機の普及により大型モデルの販売台数が増えている。
洗濯機の容量の大型化
近年は、洗濯機の容量が大型化している傾向がある。そのために、前述したクラスよりもひとつ大きなクラスの容量が主流になっている。
洗濯乾燥機の場合は洗濯容量と乾燥容量が異なる場合がほとんどなので、、洗濯機能より乾燥機能を求めるときは、乾燥容量にあわせてお選びになるといいだろう。
大型のモデルを検討している方はこちらを参考にしてほしい。
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洗濯機の設置スペース
洗濯機を購入する前に、あらかじめ洗濯機を設置するスペースをチェックしておこう。
床のスペースだけでなく、防水パンがついている場合は、防水パンの大きさも測っておくように。
①縦型洗濯機
縦型洗濯機の大きさを測るときは、ふたを開けたときの高さを測るようにしてほしい。
縦型洗濯機を設置するスペースは、洗濯機の左右、後ろ側に15mmずつ壁からの余裕が必要とされている。
なお、排水ホースがついている側については、壁から90mm以上離すようにするのがいい。
②縦型洗濯乾燥機
縦型洗濯乾燥機は、左右と後ろ側のスペースの余裕については縦型洗濯機と同じですが、上方については500mm以上離すようにしよう。
排水ホースがついている側についても、縦型洗濯機と同じく壁から90mm以上離すようにすること。
③ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機のサイズを測るときは、奥行きはふたを開けたときの奥行きを測るように気をつけてほしい。
ドラム式洗濯機では、左右と後方にそれぞれ10mm以上の余裕が必要です。上方については200mm以上スペースが必要。
ドラム式洗濯機は重たいので、設置する場所の床面の強度も事前にチェックしておくように。
洗濯機の搬入経路
洗濯機の設置スペースを測ったら、次は洗濯機を搬入する経路についてチェックしよう。
①建物の入口
一戸建て住宅なら玄関、マンションならエントランスの広さをチェック。
ヨコ幅だけでなく、高さ、ドアノブの出っ張り部分、ドアの開き方、特に90度までしか開かない場合は、扉の厚みもみておくように。
②階段
階段の幅や高さ、踊り場のスペースをチェック。
幅を測るときは、手すりを除いた幅を測るようにしていただくといいだろう。
③エレベーター
エレベーターで運ぶ場合は、エレベーターの幅や高さ、奥行き、洗濯機を入れても搬入に必要な人が一緒に乗り込めるかどうかを確認すること。
④廊下
家の中に運び入れたら、廊下を通るはずだ。
家の中の廊下部分の幅や高さ、手すり、曲がり角のスペースをチェックすること。
⑤設置場所の入口
設置場所の入口の幅や高さ、室内ドアの幅や高さを測ろう。
⑥道路の幅
室内から運び込めない場合に、クレーン車を使ってベランダから搬入することがあります。そんなときに備えて、自宅の前の道路の幅を調べておこう。
実際に測る必要はありません。クレーン車が入れればいいので、車線の数、歩道の形、路肩の有無などで十分だ。
冷蔵庫メーカーの選び方
家電量販店に行けば、いろいろなメーカーの洗濯機が販売している。
メーカーごとの洗濯機の特徴について紹介していこう。
洗濯機メーカーは多くのタイプの洗濯機を発売してるので、紹介した特徴が全て該当するとは限らず、当てはまらない洗濯機もあることは理解してほしい。
パナソニック
パナソニックでは、ドラム式洗濯機、縦型洗濯機、どちらも発売している。
縦型洗濯機では、操作パネルを奥側に配置し、手前側を低く、投入口を広く手前に近づけることで、洗濯物を出し入れしやすくしている。
また、業界トップクラスの12kgという大容量をラインナップしているのも特徴だ。
2018年に発売したNA-FA120V1はとにかく売れた。最大洗濯容量が12kgという大型モデルだが実際に購入するお客様は、3人家族や4人家族と大家族じゃない人の方がよく買っていたのが驚いた。でも実際に接客をしてどうして売れているの[…]
機能の面では、『温水泡洗浄』という洗剤液をヒーターで温める機能がついています。洗剤の酵素が最も活性化する40℃にすることで、洗浄力を高めている。
上面は、段差のないすっきりしたデザインとなっているので、ゴミやホコリもたまりにくい。
ドラム式洗濯機は、2タイプあり、大型で大容量のVXシリーズとシンプルなで洗練されたデザインのVGシリーズだ。
新型キューブルが発売して問い合わせが増えているモンブラン店長だ。ここ数年、家電も機能だけではなくデザインも重視されるようになっている。その中でドラム式洗濯機というカテゴリの中で圧倒的におしゃれなデザインで注目されているのがパ[…]
どちらのタイプも、40℃に洗濯水を温めて洗浄力をアップさせる『温水泡洗浄』や液体洗剤や受運剤の『自動投入機能』、スマホで操作する『スマホで洗濯』、洗濯するたびに洗濯機を掃除して黒カビの発生を抑えてくれる『自動お手入れ』機能、糸くずをキャッチしやすい排水フィルターがある。
日立
日立の洗濯機は、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の2種類。
縦型洗濯機には、『ナイアガラビート洗浄』が採用。
『洗剤・汚れセンサーシステム』で衣類の汚れをチェックしながら、洗剤液を衣類に浸透させてたたいてもみ洗いする『ビートウィングX』、衣類に洗剤液をたっぷり散布する『ナイアガラシャワー』で衣類をむらなくしっかり洗う。
もちろん、洗濯機のお手入れ機能もある。洗濯槽の裏側など、見えない所には汚れがたくさんついている。
そこを自動的に洗い流す『自動おそうじ』機能で、洗濯機を手軽にきれいに保つ。
洗濯槽口は広くデザインされており、洗濯物の出し入れや洗濯機のお手入れがしやすいように工夫されている。
ドラム式洗濯機の特徴は、『ナイアガラ洗浄』と『風アイロン』だ。
『ナイアガラ洗浄』は、強力循環ポンプで濃度を高めた洗剤液を衣類に浸透させるナイアガラ循環シャワーと、衣類を押し洗い、たたき洗い、もみ洗いする洗浄力の高さが特徴。
『風アイロン』は、洗濯が終わった後、衣類についたしわを、アイロンを使わずとも伸ばしてくれる機能です。衣類に温風を当てることで、大きく舞い上げてしわを伸ばしながら乾燥させる。
日立のドラム式洗濯機は容量も大きく、最大で洗濯12.0kg、乾燥6.0kgのタイプもある。
シャープ
シャープは、縦型洗濯乾燥機と、全自動洗濯機、ドラム式洗濯乾燥機をラインアップしている。
縦型洗濯乾燥機は11kgから5.5kg、全自動洗濯機は10kgから4.5kg、ドラム式洗濯乾燥機は11kgから7.0kgと幅広い容量を販売している。
縦型洗濯乾燥機の特徴は、まず『光るタッチナビ』があげられる。洗濯槽のガラストップデザインで作られた蓋を見てもスイッチがないのだ。電源を入れるとスイッチが浮かび上がるようになっている。
これにより傷がつきにくい上に、お手入れしやすくなっている。
洗濯機としての機能では、『超音波ウォッシャー』がついている。
汚れの多いところを超音波ウォッシャーで洗い、その後10分間洗濯コースで洗うことで、洗濯の時間を短くする。
洗濯槽に穴がない『穴なし槽』なので、黒黴や汚れの洗濯槽内への侵入をブロックします。もちろん、洗濯槽と外槽の間に水が流れないので節水になる。
ただシャープの洗濯機の穴なし洗濯槽のデメリットは洗浄力が他メーカーと比べて弱いと言われている。
ただ、私もシャープは使用したことはあるが、泥汚れ・油汚れなどの頑固な汚れがない場合はそこまで気にしなくてもいいだろう。
洗濯槽内のカビの発生を抑える『プラズマクラスター』や、洗濯槽を自動的に洗う『自動槽洗い』も付いています。全自動洗濯機は、インバーターを搭載して運転音を抑えている
もちろん、『穴なし槽』ですから、洗浄力も高い上に、しっかり節水している。
ドラム式洗濯乾燥機は、『マイクロ高圧洗浄』と『ハイブリッド乾燥』、『省エネ』が特徴です。『マイクロ高圧洗浄』では、衣類に優しく繊維の奥に隠れた汚れまでしっかりと洗い落とす。
『ハイブリッド乾燥』では、衣類の縮みや乾きムラを抑え、心地よい肌さわりに乾燥させます。おひさまで乾かしたようなポカポカな乾燥感に仕上げる。
『省エネ』では、温度・湿度・水位・重量・泡・光・振動の7つのセンサーで、消費電力、時間、水の省エネに繋がる。
東芝
東芝は、縦型洗濯乾燥機、全自動洗濯機、ドラム式洗濯機をラインアップ。
容量で比較してみると、縦型洗濯乾燥機は、10kg・9kg・8kg、全自動洗濯機はDDインバーターを搭載した12kg・10kg・8kg・6kg]、通常タイプの7kg・5kg・4.5kg、ドラム式洗濯乾燥機は12kg・11kg・9kg。
縦型洗濯乾燥機の特徴は、『ウルトラファインバブル洗浄W』です。衣類の繊維の奥まできれいに洗ってすっきりさせる。
『温かウルトラファインバブル洗浄W』なら、温風で水と衣類を温めますので洗浄力がより高まる。洗濯槽を自動的に掃除する『自動お掃除モード』も除菌や黒カビの発生を抑える便利な機能だ。
『おしゃれ着トレー』を使えば、衣類の傷みや型崩れを防ぎながらしっかりと洗浄できる。
DDインバータータイプの全自動洗濯機は、『ウルトラファインバブル洗浄W』を搭載して、しっかりと洗うだけでなく、なんと最大で12kgという大容量が特徴。まとめ洗いも大物の洗濯もしっかり対応できる。
『自動お掃除モード』や『おしゃれ着ロレー』もついている。
ドラム式洗濯乾燥機は、縦型洗濯乾燥機と同じく『ウルトラファインバブル洗浄W』『温かウルトラファインバブル洗浄W』を搭載している上に、『ウルトラファインバブルすすぎ』機能もついている。
すすぎの回数や水量を抑えながら、しっかりとすすぎが可能に。
乾燥機能では、『ふんわリッチ乾燥』機能で、衣類のシワを伸ばしながらふんわりと乾かす。
もちろん、朝や夜にも気兼ねなく使える低振動・低騒音設計です。お手入れもしやすくなっており、ワンプッシュで簡単に掃除できるようになっている。
家電量販店とネット通販 どちらで購入?
洗濯機のような大型家電でも家電量販店でなくても、洗濯機メーカーの通販サイトやアマゾンや楽天などのネット通販でも購入できる。
洗濯機を家電量販店で購入するのと、ネット通販で購入するのには、どのような違いがあるのだろうか?
それぞれの特徴について、メリットやデメリットをわかりやすく解説しよう。
家電量販店でのメリット
①自宅に調べに来てくれる
大手の家電量販店では、大型洗濯機を購入する場合に、設置スペースや搬入経路を購入前に事前に調べに来てくれる。
見に来てもらう日は、お店と相談して決めるので、都合に合わせてくれる。
設置スペースや搬入経路をプロの目で事前にチェックしてもらえるので安心だ。
②故障時の対応
洗濯機は、使い方によっては10年くらい使うこともある家電です。ですから、使っている間、故障などの不具合がでることもある。
何かあった場合でも、店舗で購入したのならすぐに相談できる。
④配送・設置業者について
洗濯機をネット通販で購入する場合、どんな業者が配送して設置してくれるのか不安だが、家電量販店で購入した場合は、そのお店が直接、もしくはそのお店が契約している業者が配送・設置してくれるので安心。
配送時や設置時に何らかのトラブルがあっても、家電量販店なら連絡を取りやすいですし、対応も早い。
⑤顔が見える
家電量販店で購入するときには、担当者と直接交渉した上で購入する。
担当者がどんな方なのか、顔が見えるというのもメリットとしてあげられるでだろう。店員さんにこちらの顔を覚えてもらっていると、また家電を買いに行った時にも値引き交渉しやすくなるはずだ。
⑥保証が充実している
一般的に家電の保証期間は、購入日から1年間。
大手の家電量販店では、クレジットカードに入ると保証期間が自動的に2〜3年になるところや、会員登録すれば10年になるところもある。
保証が充実しているのも、家電量販店ならではだ。
延長された保証の内容や範囲はお店ごとに違いますから、きちんと説明してもらうのがいい。
⑦実物を見ることができる
家電量販店には、洗濯機の実物が展示している。
百聞は一見に如かずと言いますが、実物を見るのとカタログなどの写真を見るのとでは、天と地ほどの差がある。
実物を実際に目で見て、触ってみることができるのは家電量販店だけのメリットだ。
家電量販店のデメリット
①価格が高い
家電は購入時に値引き交渉できますが、どうしてもインターネット通販と比べると価格は高くなりがち。
②営業時間でしか購入できない
インターネット通販なら、パソコンかスマホさえあれば、24時間365日いつでも注文できますが、家電量販店では営業時間の間に限られる。
したがって、仕事が終わってから行こうと思っても、閉店していて購入できないということもありうるわけだ。
③一度に多くのお店を回れない
近年は、家電量販店が大型化し、大きな駐車場を完備するお店が増えてきた。
そのため、お店同士が近くに立地するようなケースは稀で、実際のところはお互い離れてお店を構えているところがほとんどで。
近くにあればそうではなくても、離れたところにあるとなれば、1日で見て回れるお店の数にはおのずと限界がある。
次はネット通販。
インターネット通販のメリット
①値段が安い
インターネット通販は安い。
価格を比較するサイトや、アマゾンやヤフーショッピングなどの通販サイトを見てみると実店舗よりも安く出品していることがよくわかる。
インターネット通販会社はお店を構える必要がなく、倉庫さえあればいいので、経費が少なくて済むからだ。
②24時間365日買える
24時間365日いつでも注文できるのは、ネット通販ならではの特徴。
③比較しやすい
画面を開くだけでいいので、色々なお店の値段や保証内容などを簡単に比較できる。
④延長保証サービス
延長保証サービス会社と契約しているとインターネット通販会社なら、依頼すれば有料ですが延長保証を受けられる。
インターネット通販のデメリット
①値引き交渉が出来ない
通販サイトが提示している価格よりも安くなることはほとんどない。
値引き交渉はできないと思ってほしい。
②送料や設置費用は別
家電量販店では、配送費用や設置費用はサービスしてくれるところがほとんどが、インターネット通販の場合は違う。
送料込み、もしくは送料無料としているところでなければ、送料が別に請求される。設置費用についても同様だ。
ですから、インターネット通販で価格をチェックするときには、送料や設置費用も含めた額で比較するように気をつけてほしい。
③事前のチェックはない
インターネット通販で大型洗濯機を購入するとき、家電量販店のように搬入経路や設置スペースをあらかじめ調べてくれるところはありません。
もし、買った洗濯機が入らない、置けないといった場合、引き取ってもらうにもお金がかかります。
⑤リサイクル
家電量販店で洗濯機を購入したのなら、古い洗濯機のリサイクルについて事前に説明してもらえるが、ネット通販ではそうではない。
サイトの画面にリサイクルの説明があるかもしれませんが、もちろん、それに気づかなければいけない。
購入と同時にリサイクルの手続きをしておかなければ、新しい洗濯機が届いても、古い洗濯機をリサイクルしてもらうまでしばらく自宅に置かないといけない。
家電とネット通販で購入を迷っている人はこちら。
家電を購入する時、当然ですが安く購入したいのはどんな方でも一緒です。ですが購入した後、ネットで購入したけど故障したら大丈夫かな?店頭で買ったけどネットより20,000円も高かったけど修理の時は安心できるし損はしてないよね?な[…]
をご覧ください。それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説、家電の最強の値引き情報を記載している。
洗濯機の買い時、安い時期は?
家電の値段は、一年間を通してずっと同じではない。高い時期もあれば安い時期もある。洗濯機も家電の一種ですから、高い時期や安い時期がある。
急に故障したときは仕方ないですが、できることなら少しでも安い時期に買いたいと願うのが人情だろう。
では、洗濯機の安くなる時期っていつなのだろうか。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機で異なる安い時期と買い時
洗濯機メーカーごとに安い時期が異なるというのは想像に難くないと思いますが、実は同じメーカーでも洗濯機の種類によっても違いがある。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機とでは安くなる時期が異なる傾向がみられるの。
①縦型洗濯機
縦型洗濯機は6月から7月頃にかけて、新型が発表される。
旧型在庫を一掃するために、その1か月前くらいが安くなる傾向がある。4月と5月が最大の狙い目だろう。
②ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機は、9月から10月頃にかけて新型が発表される。
その1か月くらい前からが安くなるので、7月から8月ごろが狙い目だ。
年末年始や3月末
年末年始といえば、新春初売りセールですね。新春福袋などでかなり値引きされて発売されるケースがある。
ただし、多くの場合、台数限定なので、朝早くから家電量販店の前に並ばないといけない可能性が高い。
3月の年度末の決算期も狙い目です。元々かなり値下げされていますが、交渉次第ではさらに安く購入できる可能性がある。
同じ理由で9月も決算期なので狙い目。
セール
週末や3連休のときなど不定期に洗濯機メーカーから社員さんが出向いて、セールをしているときがある。
欲しいメーカーのセールをしているとは限りませんが、対象メーカーの洗濯機なら安く入手できるチャンス。
セールは不定期ですから、家電量販店のチラシやインターネット広告などをマメにチェックして見逃さないようにしよう。
突然の故障
洗濯機が故障すると、コインランドリーを利用するという手もありますが、やはり不便です。安くなる時期やセールを待ってはいられない。
洗濯機が故障したときは、洗濯機の買い時となる。
洗濯機を設置するときの便利グッズ
洗濯機を購入した時に一緒に買っておくことをおすすめする便利グッズを紹介しよう。
洗濯機かさ上げ台・洗濯機置き台
洗濯機の下にはスペースはあまりありません。そのすき間にはゴミやホコリが入り込んでしまう。
洗濯前に服やズボンのポケットをチェックした時、中に入っていた小銭を洗濯機の下に落としてしまった経験はないだろうか。
そこで、洗濯機の足の下に洗濯機かさ上げ台や洗濯機置き台を置くことをおすすめする。
洗濯機の振動を抑え、動作音を静かにしてくれる上に、掃除しやすくなります。床の傷も予防できる。
マンションなどにお住みの方にとっては、階下へ振動が伝わりにくくなるので、必須といえるだろう。
しかもキャスター付きなら、洗濯機を動かすのもかなり楽になるし、高さ調整機能がついていると、ご自身の身長に合わせて洗濯機を上げられるから洗濯物を取り出しやすくなるというメリットもある。
洗濯機用防振パッド・防振ゴム
洗濯機かさ上げ台だと、洗濯機が高くなるのでかえって洗濯物を取り出しにくくなるという方には、防振パッドや防振ゴムがおすすめ。
洗濯機の振動を抑え、静かにしてくれますし、床の傷の防止にもなる。
洗濯機の選び方 まとめ
今回のコラムでは、洗濯機を購入する前の準備について解説した。
購入前におさえておきたいポイントを紹介しましたので、購入時には是非参考にしてほしい
洗濯機の記事は下記にいくつかあるのでぜひ参考にしてほしい。