今日は小型32型サイズのおすすめを2つに分類して紹介していきます!
いらっしゃいませ、家電の虎です。
大型のテレビって最近はネット動画の視聴が当たり前にできるようになっていますが、小型のテレビはまだネット動画が視聴できないタイプもあります。
けど32型ってテレビしか見ない人やネット動画メインという人で大きく分かれるんですよね。
メーカーでも小型サイズにAndroid搭載しないのは不思議に思いませんか?
コストがかかるとか大人の事情はあるかと思います。
けど実際に接客をするとこの2つのパターンでお客様が購入するテレビが分かれているが現状なのです。
そこで今日はテレビメインで使用するためのテレビを3つ、ネット動画もテレビもどっちも楽しみたいという方へのテレビを3つご紹介していきます。
この記事を見た後にお店に行けば、店員さんがゴリ押しするモデルを買わなくて済みますし、みなさんに必要なテレビが案外簡単に見つかるかもしれません。
それでは、ネット動画に対応していない3機種、ネット動画に対応している3機種の合計6機種をご紹介していきます。
ちなみに32型の最適視聴距離は、約1.3mくらいと言われています。
『小型だから置き場所を選びにくい』って特徴につながるので、寝室や台所のセカンドテレビとして購入される方や、お子さんやおじいちゃん・おばあちゃん用のテレビとして購入される方が多いと思います。
見る距離がもう少し離れるかな?って方は、思い切って40型以上を探すと見やすくなると思います。
ネット動画非対応のテレビ3選
では、ネット動画に対応していない3選ですね。
テレビ番組の視聴なんかがメインの使い方だよってお客様はこちらが向いているかもしれません。
①東芝 32S24(2020年4月発売)
目安の価格 26,980円
まずは東芝の32S24ですね。個人的には、ネット動画見ない方にはこの機種がコスパ最強じゃないかなと思っていつも店頭でご案内しています。
もしお客様が、「寝室用だから番組が見れたら十分だよ」とか「テレビ番組をとりあえず流しておきたいんです」という方なら、本機がシンプルイズベストです。
リモコンのボタン配置がシンプルで分かりやすく、文字も大きめにしてあり見やすいです。そのため、年齢層問わずに扱いやすい操作性が光ります。
あと、地味に便利なのが『字幕』ボタンです。
お客様は今のテレビで番組を見ている最中に、テロップの様に音声が字幕で出る機能使っていますか?
この字幕機能って、最近のテレビだと1度メニューを開いて、設定項目の中から『字幕入』とかにしないといけないんですが、本機ならリモコンの字幕ボタンで1発でON/OFFが可能なので手軽なんです。
字幕機能は主にご年配の方に人気です。
けれど、赤ちゃん育児中のパパ・ママ世代にもけっこう役立つんですよ。
『赤ちゃんが寝ている。テレビは見たいけど音量上げられないから声が聞こえない。』
そんな時に字幕機能があればドラマやニュースの内容も分かりますよね。
実際うちの家庭では、子供が小さい時はよく使っていました。
他にもこの32S24は、本格的ではないけれどゲームモードも備えているので、今回ご紹介の6選の中ではゲーム向きな機種でもあります。
単純な画質の話だと、次にご紹介するシャープやソニーの方が明るくキレイだと思いますが、価格を考えれば非常にお買い得だと思いますよ。
②シャープ 2T-C32DE(2021年2月発売)
目安の価格 33,680円
2つめは、シャープの2T-C32DEですね。
こちらは、黒と白の2色のカラーバリエーションを選ぶ事ができます。
白のテレビって珍しくないですか?
お部屋やテレビ台などを白で統一しているお客様なんかに人気があります。
ちなみにシャープは、ブルーレイレコーダーも白色モデルを1機種ですが発売しているので、セットで購入される方もいらっしゃいますよ。
画質に関しては、直下型のバックライトを搭載しているため、他の機種に比べると明るさが頭一つ抜けている印象です。
昼間のお部屋や明るい照明の下で見る時は『ダイナミック』、夜とかそこまで明るくないお部屋で見る場合には『標準』のどちらの画質モードでもキレイに見えると思いますよ。
音声に関しても、今回の6選の中では聞こえやすいと思います。
スピーカーの開口部が前面に向いている構造で音の抜けが良いです。
さらにリモコンに音声の『くっきり』ボタンを搭載しています。
人の声や会話が聞こえやすいように調整をしてくれるボタンになっているんです。
シャープに関しては、非常にシンプルなテレビの進化系といった感じでしょうか。
特別な変わった機能があるわけではないですが、32型ながら画質や音声には一定のこだわりがあるモデルかな、と思います。
③ソニー KJ-32W500E(2017年9月発売)
目安の価格 38,800円
ネット動画非対応の最後、3つめはソニーです。
ソニー KJ-32W500Eもシンプルな機能のテレビです。
デザインとしては、比較的ベゼル(枠部分)が薄く、最近のテレビの様にスタイリッシュなものになっています。
ちなみに最近のソニーのテレビとしては珍しく、スタンドが中心部にあるタイプです。
両端側に2本の足が付いているタイプではないので、比較的小型なテレビ台やチェストの上でも設置しやすいです。
正直、画質に関してはノイズを『クリアレゾリューションエンハンサー』という機能で低減はさせています。
ただ、発売したのが今から約5年前ということもあり、他のメーカーには正直劣っていると思います。
ソニーのリモコンで特徴的なのは、電源が入っていない状態から見たいチャンネル番号を押して直接その番組を起動できる『チャンネルポン』。ボタン1つで人間の声が聞き取りやすくなる『クリアボイス』の2つです。
外付けHDDに番組録画した場合も、オートチャプターでCMスキップが出来たり、1.3倍速での早見再生もあります。
基本的な機能は搭載しているので、ソニー好きな方にはいいかもしれません。
ただ、今回ご紹介するテレビの中では、どうしても5年前の機種なのに市場価格が高めなので、おすすめ度は低めになるのが残念なところです。
ネット動画対応のテレビ3選
続けてネット動画対応の3機種をご紹介していきますね。
東芝 32V34(2020年9月発売)
目安の価格 31,300円
まずは、東芝の32V34です。
ネット動画非対応の32S24もご紹介しましたが、けっこう性能差が実はあるんです。
こちらは簡単に表にしてみました。
32V34 | 32S24 | |
エンジン | レグザエンジン Power Drive | レグザエンジン ファイン |
地デジ高画質 | 地デジビューティーHD | 無し |
ネット動画高画質 | ネット動画ビューティーHD | 無し |
美肌高画質 | 美肌リアライザー | 無し |
自動映像調節機能 | おまかせオートピクチャー | 無し |
音響システム | レグザパワーオーディオHD | 無し |
主な画質・音質の機能性の違いはこんな感じです。
簡単にご説明すると、地デジもネット動画もテレビ側で高画質化の補正をかけてくれます。
人肌はよりリアルな質感になるように補正。
で、画質設定も自分で設定せずとも、お部屋の明るさと映像の内容に合わせて自動で最適化。
音質は、音が聞こえやすいようにしてくれて、かつ自分で細かい調整ができるようにしてくれています。
うん、盛り込みすぎですね(笑)
実際お客様からは、「ほんとにネット動画の有無の違いだけですか?画質が違って見えるんですが・・・」なんてご質問いただく事が多いです。
こちらからこんなに違いがあるんですよ、って言うと「やっぱり!」って納得される方が大半ですね。
それくらい小型のテレビながらに見て分かるみたいです。
ネット動画機能としてAndroidは搭載していません。
ですが、見られるサービスは結構あります。
プライムビデオ、ネットフリックス、ディズニー+、Net.TV、YouTube、dTV、アベマ、hulu、DMM.com、U-NEXT、Paravi、SPOOX、楽天TV。
お客様が普段見てる動画サービスはありましたか?
リモコンにも、プライムビデオ・ネットフリックス・YouTube・アベマ・hulu・U-NEXTのダイレクトボタンがあるので、使いやすいと思います。
これで32S24との価格差が目安で約6,000円ですから。
お買い得感がものすごいわけです。
実際、価格コムやBCNランキングなんかでもずっと上位や1位をひた走っているような状態です。
惜しい点としては、Android非搭載のため先ほどご紹介した動画サービス以外も使いたいって方は、fireTVstickなんかの外部機器で補わないといけない点でしょうか。
僕場合だと子供用のdアニメを契約しているので、そこが足りないってなるわけですね。
ただ、そうでなければ非常にまとまった性能のテレビです。
3万円ちょっとくらいなら出してもいいよ、ってお客様はまずこの機種はいかがでしょうか。
フナイ FL-32HF140(2022年4月発売)
目安の価格 32,780円
続いては、フナイのFireTV内蔵テレビですね。
国内初のFireTV内蔵テレビとして、けっこう話題になったのでご存じの方も多いかもしれませんね。
外付けで大ヒット中の、Amazon Fire TV Stick。
YouTubeなんかをテレビで見る為に買う方続出のアレを、テレビに内蔵したのが本機です。
1番の特徴としては、そのリモコンとホーム画面の使い勝手ですね。
起動自体も早く、基本的にはスリープ状態として待機しており電源が完全に落ちていないので早いというのもあるみたいです。
ホーム画面で、地上波なんかの番組とネット動画がまとまって表示されるので、非常に見やすい仕様になっています。
通常のFireTVStickだと、テレビの入力切替なんかでテレビ番組との切り替えが必要なので、そこが省略されているのも地味に快適です。
リモコン自体はけっこう小さめのサイズ感ですが、操作感自体はサクサク動くのと、Amazonならではの音声操作が可能になっています。
リモコンの上の方に、アレクサボタンがあり押しながら話しかければ操作も可能です。
例えば、「NHKにして」とか「HDMI1にして」なんかで操作も出来ちゃうわけです。
慣れてくれば、リモコンのボタンで操作するより音声操作の方が早い、ってユーザーの方もいらっしゃるくらいです。
画質も派手さはないものの、落ち着いた画質で見やすいですね。
番組表もモノクロを基調として番組が分かりやすいですし好感触です。
惜しい点としては、ヤマダ電機の独占販売のため実際に体感できる場所が限られている点でしょうか。
あとは従来のテレビとけっこう操作面が変わるので、ご年配の方なんかだと慣れるのが大変かもしれませんね。
ですがそれ以外は、価格面もふまえると非常に優れた32型テレビとしておすすめできます。
今の時代に非常にマッチした1台だとおすすめできますよ。
TCL 32S5200A(2021年4月発売)
目安の価格 30,598円
最後は、TCLから32S5200Aです。
こちらのテレビは、32型ですがフルハイビジョンのパネルを搭載した珍しいモデルになります。
昨今、32型は約100万画素のハイビジョン画質のテレビがほとんどです。
そんな中、本機は約200万画素のフルハイビジョン画質として発売してるんです。
Androidを搭載しているので、だいたいのネット動画にも対応していますし、リモコンにダイレクトボタンも付いています。
ネットフリックス・hulu・U-NEXT・YouTube・アベマ・あとTCLおすすめアプリボタンの6つですね。
さきほどご説明したフルハイビジョンテレビなので、画質が比較的良いですね。
多少距離感が近くなっても、画面の粗さは気になりにくいので、パソコンのモニターとしても使うってお客様もいたりします。
パソコンだとエクセルやワードの表示が滑らかな方が良いですしね。
少し残念なポイントとしては、操作感のサクサク感というか、リモコンのレスポンスみたいなものがやや遅めですね。
先にご紹介した東芝やフナイの方が、ストレスなく動きます。
それでもこの価格で、Android搭載という事もあり、人気は高いです。
特に、新社会人や1人暮らしを始める大学生なんかが、春に購入されることが多い機種だと思います。
お子さんの部屋への1台めに買われる方も多いですね。
コスパの良い1台だと思います。
まとめ
それでは今回のまとめです。
今回は、32型のおすすめ6選!ということで、ネット動画の対応の有無で2つのグループで分けてみました。
ネット動画非対応機種として、
- 東芝 32S24
- シャープ 2T-C32DE
- ソニー KJ-32W500E
ネット動画対応機種として、
- 東芝 32V34
- フナイ FL-32HF140
- TCL 32S5200A
の6機種です。
今の時代、「ネット動画をスマホやタブレットじゃなくテレビでも見たい」って方や「テレビ番組より、YouTubeの方がよく見てるよ」ってお客様も増えてきています。
そんな時にネット動画対応テレビであれば、外付け機器が必要ない分、
- コンセントの数が1つ余分にいらない
- HDMI端子を余計に使用することがない
- リモコンが1つですむ
なんかのメリットもあるので、人気が出るのもうなづけます。
ただ、ご年配のお客様をはじめとして、ネット動画機能が不要でシンプルな従来通りのテレビをお求めの方ももちろんおられます。
その為どういった用途なのかを考えて、テレビを選んでいただけるといいんじゃないかと思います。
今回の内容がそんな32型のテレビ選びに一役買えれば幸いです。
本日はここまでになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします。