家電量販店で家電の値引き交渉術のコツと限界と相場は?店員がまさかの解説

家電の値引きをする人、表示された価格で購入する人、さまざまなお客様がいる。でもほとんどの人は1円でも多く安く購入したいはずだ。

でも店員とのやりとりが苦手な人、ライバル店・競合店を行ったり来たりするのも面倒というのも分かる。

そんな時にほとんどの人がネット価格と店頭の価格の差をチェックするかと。このネット価格が重要な値引き交渉ツールになるのだ。

私は家電量販店で約15年勤務している現役販売員だ。自分で言うのも変だが常にトップの成績だ。

そこで今回はどんな人でも損をしないように家電量販店の店員の目線からお伝えする家電の値引き交渉を伝授しよう。きっと役にたつ記事のはずだ。

動画でもご覧いただけるのでよかったらどうぞ。

家電量販店で家電の値引き交渉に必要な点と準備

家電の値引き交渉の準備

まずは値引き交渉する前に準備をすることがある。何もしないで丸腰で家電量販店に行ってしまったら最後、店員から高い価格で家電を買うことになってしまう。それは絶対にもったいない。

どんなことでも下準備が必要だ。まずは店員の僕が何をすべきかお伝えしよう。

ほしい家電をリストアップ

これ実はとても重要。店員からおすすめ商品を聞いたら負けだ。

なぜならお店で売りたい商品をすすめるからだ。また紹介された家電で値引き交渉なんてたいして値引きできない。

必ず自分で下調べをした家電で値引き交渉をしよう。家電の情報は量販店に行かなくてもスマホ、パソコンがあればいくらでも調べることができる。

家電の基本情報や仕様を調べたら同時にネット価格の最安値も調べておこう。ここがとても重要なポイントだ。

ほしい商品は1品よりもまとめ買いをするなら値引きする金額は増えるはず。

家電のまとめ買いの交渉はこちらを参考にしてほしい。

服装はラフな格好はダメ

私が家電量販店に入社した時、1番最初にマスターしようと思ったのは買うお客様と買わないお客様を見極めることだった。家電の知識はその次だった。

どんなに知識があろうとも買わないお客様に1時間接客をしても買わない。その1時間があれば買うお客様を3人は接客ができる。

つまり店員もある程度売り上げがほしい社員は声がけをするお客様を探しているということ。

話をもどすが、ラフな格好の人は比較的見にきた、散歩程度のお客様が多い。また、荷物がない人、サンダルの人など部屋着に近い人は買わない方が多い。

偏見に聞こえるかもしれないが私の15年勤務した統計値ではこうなのだ。

買う側も値引き交渉をしっかりしたいなら服装が重要なのだ。ある程度整った服装なら店員もほぼ間違いなく声をかけてくれるはず。店員に声をかけるのが苦手な人にはうれしい情報のはず。

声をかけてくれたらあとはそこから値引き交渉がしやすくなるのでお客様が優位になる。

もっと深い話をすると朝一にお店に来る人や財布を握りしめている人は購入したいという思いが強いお客様が多いのでみなさんも試してほしい。すぐに声をかけるはずだ。

逆にあまり店員と話をしたくない人はラフな格好がおすすめになる。

近隣の競合店・ライバル店の情報をチェック

これは他の家電量販店を見に行くということではない。もちろん行けば多くの情報を得ることができるはず。でも面倒な人が多いかと思うので今回は最低限知っておいてほしいことをお伝えする。

・ポイントか現金値引きか

・家電の延長保証はどうなっているか

・配送料やその他のサービス料金の確認

などはほしい情報だ。

例えば現金値引きしかないケーズデンキで価格を調べたとしよう。それをポイント還元するB店(ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)に行ってケーズデンキでポイント10%ついてたよなんてウソを言ったら相手にしてもらえない。

値引き交渉なんてもってのほかだ。実際に本当にこんなお客様がいるのだ。

最低限、会話が成り立つくらいの情報だけは確保しておこう。もしライバル店に行くなら、せっかくなら店頭表示価格くらいはあチェックしてもいいかと。

ここまでが最低限、準備をしてほしい内容だ。

次は肝心な値引きの相場、限度額についてお伝えしていこう。ここは、特に重要なポイントになるのでしっかりと熟読していただきたい。

家電量販店の家電の値引きの相場と限度額

家電の値引き交渉の相場と限度額

家電はどんな商品でも値引きの相場が存在する。また商品の値引き限度額をい知っていればどんな人でも安く購入できるが、そんなことは不可能な話だ。

でも値引きしやすい商品と値引きしにくい家電が存在する。また、ネット最安値の価格には対応できるかなどお伝えしていこう。

家電の値引きの相場は?限度額は?

家電の値引きの相場は3つのカテゴリーで大きく変わってくる。白物家電、黒物家電、デジタル家電の3つ。この3つの値引きの相場と限度額をお伝えする。

白物家電

白物家電とは冷蔵庫、洗濯機、エアコン、空気清浄機などの生活家電のことだ。

白物家電の値引きはまず1番簡単で値引きがいっぱいできるのがポイントだ。やはり粗利がとにかくいっぱい乗っかっているから店員も気軽に値引きができるのだ。

場合によっては20%の利益を乗せて販売することもたまにある。ということは値引きの幅が大きいということだ。

実際、白物家電の価格を価格.comでチェックをしても最安値の価格より原価の方が下回ることもある。ネット最安値よりも安くできるのでお客様に喜んでもらえることもある。

白物家電の値引き限度額は商品にもよるが価格コム最安値よりも安くできることがあるということを覚えておいてほしい。

黒物家電

黒物家電はテレビ、レコーダー、オーディオなどのことだ。

黒物家電は年々、店頭の価格とネットの価格の差が大きくなっている。特に最近普及している有機ELテレビは店頭とネットの価格差が5万以上の差があるのだ。

白物家電とは違い粗利があまりない。正直、店頭価格とネット最安値の価格差がありすぎて私も参っているのが正直なとこだ。

黒物家電の値引きの相場は、ネット価格最安値まで交渉ができれば上出来だ。ちなみにネット最安値の価格だと送料無料でも配送料やリサイクル料金が追加になるので合計額で比較するのがおすすめ。

限度額はネット最安値よりも安くなれば最高の結果だろう。店頭でネット価格最安値で対応をすると赤字になることもしばしばなのだ。

デジタル家電

デジタル家電はパソコン、デジカメ、ビデオカメラ、ネット関連機器、スマホなどだ。

デジタル家電はとにかく、値引きが少ない。そして、値引きの相場もほとんどないと言ってもいいくらいだ。黒物家電と同様、値引きの限度額はネット最安値くらいだろう。

私はデジタル家電はネットで購入してもいいと思っている。まずネット価格に勝てないのだ。対応するとしてもほとんどが原価割れになるのでどの店員もあまり対応しないはずだ。

店員も売上ノルマや粗利ノルマがあるはずなので対応する時とそうでない時もあるので難しいとこではある。

ただ、家電量販店でデジタル家電を購入するなら販促物をもらえるかも。テレビを購入すれば液晶クロス、レコーダーを購入すればブルーレイディスク、デジカメを購入すればSDカードやバッグをもえらることもある。

場合によっては販促物によってはネット最安値よりもお得に購入することも可能だ。

家電量販店はネット最安値には対応するの?

どんな人でも気になるお話。家電の値引きの相場はお伝えしたが、そもそもネット最安値に対応してくれるのか?

結果は、対応する。詳しくはこちらから。

カテゴリーごとに値引きしやすい家電やネット価格と店頭価格の差はうまるかなどを解説している。

ただどんな家電でもというわけではない。さらに言うと、どんな人でも対応するわけではない。

私は今の家電量販店でいくつかの店舗の経験をしてきたが、店員が共通して値引き交渉を断るお客様がいる。ここは後からお伝えしていく。

話を戻すが、基本的には多くの家電量販店はここ数年はネット価格を対応しているとこがほとんど。でも最安値価格を対応するということではない。

最安値価格の対応もするがそこは交渉次第だろう。ではどのネット価格に対応しているか?

それは家電量販店のネット価格だ。最近は家電量販店もネット販売に力を入れている。有名なとこだとヨドバシだろう。安く発送が早い。最近はアマゾンよりも評判がいいくらいだ。

家電量販店のネット価格ならほとんどの家電量販店で対応するので店頭価格よりも安く購入が可能だ。ただ、せっかくなら値引き交渉をしてネット最安値の価格で購入したいかと。

量販店はどこが値引き交渉しやすい?

家電はどこのお店でも値引き交渉ができるわけではない。まず絶対に値引き交渉ができるのは家電量販店。

値引き交渉が難しいお店はこちら。

・街の電気屋(戸建て2階が住居で1階が店舗)

・ホームセンター(カインズ、コメリ、ビバホームなど)

・大型スーパー(イオン、SEIYU、イトーヨーカドー、ドンキホーテなど)

このあたりは値引き交渉はほとんどないだろう。ただ、このお店では家電量販店で販売している旧型の商品を安く販売していることが多い。

値引き交渉しなくても、すでに安いのだ。旧型でも新型とあまり変わらないなら購入してもいい場合もあるのだ。

次は最強の値引き交渉を伝授していこう。

家電の最強の値引き交渉術とコツ

最強の値引き交渉術とコツ

ここからは家電の値引き交渉術を伝授しよう。これを言われたら店員も対応せざるをえないという内容だ。先ほど紹介した3つの家電のカテゴリー別に説明していこう。

マスターすればきっと成功率は今までよりも確実に上がるはずだ。

白物家電

白物家電は粗利がいっぱいで値引きの交渉が比較的やりやすいカテゴリーだ。

だが注意していただきた点が1つ。

家電量販店はネット価格最安値にはあまり対応しなくなってきている。ネット価格に対応をしても利益が減ってしまうからだ。

量販店によって売上優先か粗利優先はそのお店の店長や会社の考えによって対応の仕方が変化してしまう。

それじゃ値引き交渉しても意味がないと思うのでは?やり方がポイントなのだ。

それは、ネットの価格には対応しないけど競合他社にが負けたくないのが家電量販店。そこを最大限に利用していくのだ。

同じ土俵の上に立つ者には負けたくないのだろう。利益よりも他社に売上をもっていかれるのを嫌がるのが家電量販店だ。

ほとんどの店員はネットの価格をお客様から提示されるとまずゲンナリする。どんなに丁寧に接客をしても価格提示の時にネットの価格を言われると本当にテンションが下がるのだ

正直、またかよ…と思うこともある。最近は出社すれば必ず聞かれる。お客様は安く購入したいから仕方ないのだが。

やはり私たちもお店で働く者ですので会社に貢献するために利益の確保をしたい。でもお客様には手ぶらで帰って欲しくはないのだ。

ここがポイント!

・家電量販店はネット価格は嫌いだが、競合他社の価格は対応する

・店員はネット価格は嫌いだが、競合他社の価格はしっかり対応する

この2つでなんとなく気づいた人もいるかもしれない。

つまり、ネット価格を提示しなければ値引きがスムーズに行くかもしれないのだ。

ネット価格を競合他社にすり替えるのだ。これが最強の交渉術になるのだ。

ネット価格の最安値が100000円を競合他社で100000円だったんですけどいくらまで出せますか?

という質問をすればいいのだ。

正直、このやり方が客も店員も気持ちよく買い物、気持ちよく販売ができるだろう。しかも良い店員ならネット最安値よりも安くしてくれるかもしれません。

ただ、ネット最安値と全く同じ価格を伝えると、危険なのがその場で店員がスマホで価格をチェックする可能性があるのだ。また競合店に電話で確認をすることもあるのだ。

だからネット最安値よりも少しだけ高めのキリのいい数字で言ってあげると信ぴょう性が高くなるのだ。例にすると冷蔵庫のネット最安値が109,831円を値引き交渉をする時は110,000円で伝えた方がいい。

仮に冷蔵庫や洗濯機やエアコンなどの大型家電においてはネット最安値が対応できなかったとしても少し高いくらいなら店頭での購入をおすすめする。

やはり家電の保証や送料・設置無料、故障時の対応などを考慮するとやはり店頭に軍配がある。

季節家電や理美容家電に関してはネット最安値の価格を目指して購入しよう。簡単に言うと持って帰れる白物家電なら最安値を目指してくださいということだ。

配送や工事、設置などがある家電はネット価格に送料や設置料、長期保証を合わせた合計額で交渉してもいいだろう。

黒物家電

白物家電とは違い粗利があまりない分、どうやってネット最安値で購入できる値引き交渉をするのか。

それはポイント還元や商品券が重要な点だ。

ポイントがつくお店と現金値引きだけのお店で各量販店で販売スタイルが異なる。同じ金額でもさらにポイントがつけばお得。

現金値引きのお店も負けないように商品券や下取りなどで対抗をしている。

今回は家電の値引き交渉術という記事なので店頭で購入することが多いテレビを例にしてお話しよう。

テレビは年々、大型モデルの販売が進んでいますが価格も大幅ダウンしているのだ。値段の下がるスピードが白物家電よりも早い。つまり粗利の確保も白物家電よりも難しくなっているのです。

そこで各量販店はポイントや下取り、商品券などで安く購入できるような対応をとっている。

じゃあネット最安値の価格には対応できないのか?

結果は若干難しいのだ。

だが、ネット最安値に対応ができなくてもポイントや商品券などで相殺すれば最安値になることも多い。

またテレビなどの家電はやはりお店の売上を左右する大きな金額だ。店員もせっかくなら販売したい気持ちが強い。

でもネットの価格を提示されると険しい表情になってしまうのもある。

店員にどうしてもお店で買いたい気持ちを強く表現する。そして店員にこんな感じで交渉してみてはいかがだろうか?

『ネットの価格と同じは無理でしょうけど、他店でこの価格に商品券をつけてくれるとのことですがこちらではいくらまで対応できますか?』

ここで注意して欲しいのは白物家電と違い、ネット最安値の価格を店頭価格であったことは言ってはダメです。

黒物家電は量販店ではまずネット価格を店頭表示することも店員がネット価格での提示をすることは限りなく少ないからだ。

もしネット最安値を店頭で提示してもらった価格だったと言われたら店員はどのような行動をとるか。

1、ウソ、カマをかけていると感じて対応をしない

2、本当かどうか提示した店に電話で確認をとる

3、無線でこのお客さんに注意してと店員で連携をとる

あくまで最悪を想定するとこんな可能性がある。価格は原価を見ればすぐにおかしいと店員ならすぐに判断ができる。

安易にネット最安値を他社でやっていたと言うのはは禁物。でも1円でも安く買いたいのはどんな人でも同じ。

価格が対応できないなら、その他のお金に近いもの(ポイントや商品券)やサービス(長期保証、送料、設置料、販促物プレゼント)などで検討していくのもありだ。

テレビなら外付けハードディスクなどもらえる可能性もある。あとは延長保証が無料でつくお店やサービスでつけてくれるお店もある。これはネット通販では対応できない点なので重要なポイントになる。

デジタル家電

さて、ここからが1番値引き交渉が困難なデジタル家電。デジタル家電はパソコン、デジカメ、ビデオカメラが代表格。

10年くらい前からパソコンは粗利が1%以下と言われていた。利益を稼ぐ家電ではなく、売上を稼ぐ家電なのだ。

利益はほとんどないということは値引きできる幅が白物家電や黒物家電よりも圧倒的に少ない。

そしてネット最安値に対応するのはほぼ難しいのが現状なのだ

でもね、

1円でもお得に買い物はしたいよね?

デジタル家電にお得に買う方法やコツ、ポイントは以下だ。

・付随の商品をサービスしてもらう

・販促物を多めにもらう、サービスをもらう

・ポイント、商品券で相殺させる

1つずつ解説していこう。

1つ目の付随の商品というのはパソコンで言うと外付けHDDやノートパソコンのカバー、キーボードカバー、メモリ増設やフラッシュメモリなどがある。

パソコンを買えば、他にも関連機器が必要ですよね?そこを狙うのだ。ネット最安値に対応できないならこれをつけてくれませんか?

頼むとその分のポイントや商品券をつけてそれで買ってくださいという案内をする店も存在する。

HDDなんか1万円前後のモデルが多いのでこれがついてくればうれしいですよね?店頭ならではの交渉だ。ネットではできないからこんなのが家電量販店のメリットだ。

ちなみにWindowsの付随サービスはありますがMacでは聞いたことがない。

デジカメやビデオカメラも同様。カメラに必要なバッグ、三脚、SDカードなど必ず必要な物を要求してみることが重要だ。

どんな人間でも言えるわけではないので言いにくいのであれば、競合他社ではこれをサービスしてくれましたよ?と聞くのがいいだろう。

必ず対抗する。ポイントは競合他社の名前出すことだ。

2つ目の販促物をもらうというのは、実はお店の負担が少ないので結構簡単にもらえる。

販促物とは家電量販店は各メーカーさんから商品を販売してもらうために軽いサービス品を提供してくれるのだ。

例えばプリンターを売るために用紙、パソコンを売るためにフラッシュメモリ、ビデオカメラを売るためにバッグや三脚を提供してくれる。

私は値引きがどうしても限界の時はこの販促物をお客様に差し上げてなんとか商品を買ってもらっている。どんなお客様でも無料でもらえればきっとうれしいはずなので。

基本は1人1セットもらえるが、粘れば2セットもらえることもあるので頑張って頼んでみることも必要。

そしてサービスをもらうというのは某ハンバーガーショップのスマイルみたいなことではありません。

パソコンなら初期設定をしてもらう、デジカメなら使い方を教えてもらう、ビデオカメラなら液晶フィルムを貼ってもらうなどをさす。

お伝えしたサービスは基本的にはお金が発生するものになる。だが、無料でやってもらえるとお得になった気分になるはず。

金額が限界なら、その他で勝負するのだ。販促物やサービスはうまいことやれば、しっかりもらえる。

そして3つ目のポイントや商品券。昔はポイント還元20%が簡単にもらえた時代でしたが今は家電量販店も景気が良くないので出し渋ってしまう。

利益がないデジタル家電をネット最安値に近づけるためにはポイントか商品券、販促物をもらうしかない。

ただ、販促物や付随のサービスも不要の方もいるはず。

その人たちはとにかく1円でもネットに近い価格を求める。商品券やポイントをもらうコツ、方法は以下だ。

・はじめにポイント還元をする家電量販店で価格交渉をする

・次にポイントを進呈しない家電量販店で他社のポイント率を説明する

まずはこの2つを実施しよう。これが逆だと損をする恐れがあるので注意を。

ポイント還元はお店が強く訴求するポイントだ。でも商品券は強く訴求は店頭ではしないお店の方が多い。

基本は商品券などは最後の切り札、奥の手に使用することが多いの。初めからポイントのないお店に行っても商品券を引き出すことが困難だ。

初めにポイントのあるお店にいくのはポイントがいくらもらえるか確認をするため。ポイントで10000円分もらえれば、それを競合他社に行って説明すると対抗するのです。

ポイントのない店は10000円分のサービス、10000円の値引き、10000円の商品券で対応する可能性が高くなるのだ。

お店同士の比較をさせることによりポイントや商品券が多くもらえる可能性がある。

カテゴリーごとに値引き交渉術を紹介をしたが、最後に値引き交渉の前に、こんな客は値引き交渉しても相手にしてもらえない人をお伝えしよう。

これに少しでも該当する人は注意が必要だ。

間違っても派遣販売員には声をかけないこと

お店で商品を見ていると店員に声をかけられることがある。私のような現役販売員とメーカーから派遣された派遣販売員だ。

量販店で働く社員はある程度の値引きの権限があるが、派遣販売員は値引きの権限がない。その都度、社員に確認をとって値引きを行う。

それじゃ時間もかかり面倒だ。派遣販売員が簡単に見分けがつくので紹介する。

・服装が社員と違う。背中にメーカーのロゴがある。

・社員証をもっていない

・自社メーカーの商品ばっかりゴリ推ししてくる

最近、家電量販店だと入り口に家電アドバイザーの資格保持者の写真を貼っているお店もあるので参考になるかもしれない。

こんな客には値引きしたくないランキング5

値引きしたくない客

値引き交渉で、本気で値引きしたくない人がいる。お店では言いにくいので記事になら自信満々でお伝えできるので紹介していこう。

5位 ネットの口コミ価格で交渉する人

ネット価格だと対応できないと分かっている人もいる。そんな人はネットでいくらで購入できました!という口コミを見て対応できるかお店に交渉する人がいます。

対応はできることもあるが、できない場合もある。

地域によって家電は価格差があるからだ。基本的に家電量販店は近隣のライバル店と比較をして価格表示をする。ネット価格を参考にもするがメインは近隣のライバル店だ。

東京で買った口コミ価格を沖縄で対応できるかというと難しいとこだ。でも臨機応変に対応すればネットの口コミ価格をライバル店の価格と言いかえれば対応する可能性が広がるので覚えておいてほしい。

臨機応変に対応するのも値引き交渉のポイントだ。

4位 夫婦でA店とB店で同時通話で値引き交渉をしてくる人

これは本当に焦った。A店(私の店)値引きした金額をお客様にお伝えしたら、それをB店(競合店)にいる旦那さん電話をしたのだ。

15年、家電量販店で勤務しているが何度か経験をしたことがある。リアルタイムでの値引き合戦。どちらかが原価が下回るまで勝負になるか、どちらかが諦めたら勝敗が決まる。

嫌とまではいわないが、正直結構きつい。上司にも相談しにくいので。

これを読んでいる人は絶対にやらないでいただきたい。

3位 フレンドリーすぎて全部タメ口で話す人

いい大人が全部タメ口で話すのはいかがなものだろうか。職場で上司や得意先でもタメ口なのかな?と考えてしまう。

ただ、フレンドリーなのは全然構わない。ただ、決して店員とお客様は友達ではない。だからある程度の距離感が重要なのではないだろうか?

「お兄さん、これ値引きできるっしょ?」

え?できないけど?って言いたいくらいだ。私は初対面でタメ口はさすがに苦手だ。

みなさんはどうだろう?嫌いな人もいるならタメ口じゃない方がいいはずだ。

2位 明らかにネット最安値よりも安い価格で交渉してくる人

うそは必ずバレる。ネット最安値の価格よりも安いなんてことは本当に珍しい。明らかに怪しい場合はその場でお断りをするか、競合店に電話をする。

そうすると焦って価格間違えた!実は違っていたなどと言い訳をしてくる。

この時点は私は相手を信用しない。そして見積書をもらってきてもらうか、写メを撮ってきてもらうようにしている。

でもこれを言って戻ってくるお客様はまずいない。うそをついてまた来店できる度胸がないのだ。これは間違いなく自分が損をするだけ。

価格が安すぎる時は、店員だと怪しいとすぐ感じます。原価を下回ることは本当に珍しいからだ。安く購入したい気持ちは分かるが、うそだけは絶対にダメ。

1位 態度が横柄で強引に頼めば安くなると思っている人

値引きしてもらって当然と言わんばかりの態度で店員に声をかけてくるお客様。あれは本当にもったいない。

スーパーやホームセンターでも同じ態度なんですかね?きっと違うはずだ。家電量販店だから、態度が急変する人は実はかなりいるのではないだろうか。

横柄な態度や強引な言い方だと、私たちも人間なので萎縮したり、嫌悪感が出てしまうもの。値引きを断って他の店員に相談しても、時すでに遅し。

無線で連携を取るので他の店員も値引きにすんなり対応しないことが多い。

また、横柄な人は購入してからも、もめることがあるので先のことを考えて私たちは値引き対応をしているということを知ってほしい。

まとめ

家電の値引き交渉の方法、コツを白物家電、黒物家電、デジタル家電に分けてお伝えしたがいかがだっただろうか?

家電量販店の店員目線の気持ちでお伝えしたので本当に使える内容になっているかと。

値引き交渉の前に何よりも重要なことは人対人ということ。

感じよく店員に声をかけてとか笑顔でいてほしいということではない。初対面なのである程度の距離感がとてもポイントになる。

タメ口、横柄な態度じゃ店員も値引き交渉に応じてくれない場合もあるはず。だって人間だもの。

最後にまとめて家電を購入するための値引き方法を紹介しよう。

まとめ買いの交渉方法や値引き方法を紹介。大量購入の方がまとめて買う時に値引きを多くするのだ。

そしてもう1つ。家電を購入する時にさらに安く購入できるのが展示品の購入だ。

在庫があっても展示品なら安くなるでしょ?と思うかと。

安くなります!ぜひ参考にしていただければ。

『家電販売員が解説』家電の値引き交渉術のコツと限界と相場はある?
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