冷蔵庫の安い時期や買い時2022ネットVS量販店どっちがお得だ?

私は家電量販店の店員だ。年間で冷蔵庫の安い時期はいつがお得か?を詳しく紹介していく。

2022年はどうなのか?詳しく解説していこう。

また、どこで冷蔵庫を買うか家電量販店VSネット通販で詳しく紹介。冷蔵庫の選び方や最安値で購入する方法も店員の僕が伝授していこう。

最新情報を動画にしたのでできればこちらを先にみていただきたい。

冷蔵庫の選び方

冷蔵庫の選び方とは?

電気代で選ぶ

よくお店で接客をする前にほとんどのお客様は安い価格の商品はどれかを探して冷蔵庫コーナーを散策している。

ブラブラ見ている時に声をかけるのだが、安い冷蔵庫はだいたいが省エネ性能が低いことが多い。

電気代、消費電力が高いのだ。価格も大事ですが、長く使用する家電、1年間ずっと電気を使用している冷蔵庫なので価格も大事だけど、電気代が安い方がいいですよと説明をする。

必ず家電量販店に行けば各商品の電気代が掲載されているので必ず確認をしてほしい。

冷蔵庫のカタログや店頭の仕様表に記載していることが多いはずだ。あくまで目安だが最新の冷蔵庫の年間消費電力は259kWh/年、年間で7,000円前後の冷蔵庫が多い。

必ず年間消費電力量をチェックしよう。簡単な計算式は年間消費電力量×27円にすると年間の電気代が簡単に算出が可能だ。

どのサイズが電気代が安いか

ここがとても重要なポイントなのだ。

結果から言うと、

400L以上の冷蔵庫は消費電力が少ない、電気代が安いのだ。

私は300L台の冷蔵庫を見ているお客様で300Lと400Lの価格の差があまりなければ省エネ性能や消費電力を説明して400Lの冷蔵庫を購入してもらっている。

お客様も容量が増えて、電気代も安くなるからとても喜んでもらっている。

300L台の冷蔵庫の消費電力が400L台の冷蔵庫と比較して高い。こんな例えがある。

300Lの冷蔵庫 価格100,000円 年間電気代10,000円
400Lの冷蔵庫 価格130,000円 年間電気代 7,000円

これ、実際に接客をしてよくあるお話。

購入する時は300Lの冷蔵庫が30,000円安くなる。だが冷蔵庫は10年は使用する平均耐用になる。

300Lの冷蔵庫を10年使用すれば、電気代は100,000円になる。400Lの冷蔵庫を10年使用すれば、電気代は70,000円になる。

300Lの冷蔵庫は10年で冷蔵庫本体100,000円+電気代100,000円=200,000円

400Lの冷蔵庫は10年で冷蔵庫本体130,000円+電気代 70,000円=200,000円

実はトータルコストが同じになる。だが、さらにもっと細かく言うと冷蔵庫の電気代は毎年上がるのだ。

理由は経年劣化のため。400Lの冷蔵庫の方が金額の上がり幅は少なくなるので実は300Lよりもお得になるのだ。

冷蔵庫以外にもありえる話なので覚えて損はないだろう。電気代は上がる可能性があるなら初めから消費電力の少ない、電気代が安い冷蔵庫を購入するのがおすすめ。

どのメーカーが電気代が安い?

これもよく聞かれる質問。

実際にお店で毎日のように冷蔵庫の接客をするが特に安いのは、三菱と東芝、日立、パナソニック、シャープ、アクアの順番かなと感じている。

ただ、サイズによって特に安いメーカーは異なるのであくまで参考程度にしていただきたい。

極端に電気代が高いメーカーはない。

容量で選ぶ

実は、冷蔵庫の適正な大きさを決める上で目安となる計算式がある。どこの家電量販店でも必ずと言ってもいいくらい記載がある。

でもこれは本当に目安。個人的には信じないでほしいくらいだ。

サイズ=70L×家族の人数+常備スペース100L+予備スペース70L”

これが容量で迷った時の計算式だ。

仮に、1人暮らしだと70×1+100+70=240L、2人家族だと70×2+100+70=310L、4人家族なら70×4+100+70=450L、5人家族なら70×5+100+70=520Lということがわかる。

一人暮らしの冷蔵庫

一人だと統計的に売れているサイズは2ドアタイプの150Lサイズが人気。私も実際におすすめしている。

でも一人暮らしでも生活スタイルによって違ってくるのだ。

自炊を毎日やるなら大型がいいだろう。恋人と同棲をするなら大型がいいだろう。近い将来結婚することを見越して大容量モデルを購入するなど、どう使用するかで容量選びも変わってくるのだ。

二人暮らしの冷蔵庫

二人暮らしのお客様の多くは親子や夫婦が多い。実際にどの容量の冷蔵庫が売れているか。

実は400L以上のサイズがとにかく売れている。目安になる計算式では2人は310Lだがほとんどの人が大容量を求めるのだ。

食品を隙間なく入れてしまうと電気代が上がる可能性がある、300Lよりも省エネ性能が高い、家族が増える可能性があるなどの理由で目安の容量よりも大型モデルを選ぶ傾向があるのだ。

3人家族の冷蔵庫

3人だと2人よりも多いかなと思うが、実は400L台の冷蔵庫が多いのだ。

ただ、これも家族構成によって違ってくる。子供がいる家庭の場合は400L後半サイズにする、3人全員が大人、ご年配の方だと400L前半サイズが売れている。

4人家族の冷蔵庫

4人家族の場合の多くは夫婦と子供2人が圧倒的に多い。子供は年々大きくなるから冷蔵庫も大容量モデルが欲しいというお客様が圧倒的に多い。

搬入できるサイズに制限がなければ500L前後の冷蔵庫が人気だ。

やはり家族が多いと近所や親戚から頂き物や大勢集まった時にも対応ができる。大型で省エネ性能が高く少雨日電力が少ないのもポイント。

また500Lサイズはドアの配置がさまざまで選ぶ楽しみもある。小型の冷蔵庫は2ドア、3ドアが多いが大容量モデルになると5ドアで野菜室が真ん中、冷凍室が真ん中など使う人に合わせた冷蔵庫が選べるのだ。

それが次のドアで選ぶにつながる。

ドアで選ぶ

ドアの選ぶポイントは大きく3つ。

・ドアのタイプ

・ドアの数

・ドアの配置場所

ドアのタイプ

ドアのタイプは実はいくつかあるので、紹介していく。

片側ドア

片方から開くタイプのドア。右開きと左開きがあるので、冷蔵庫を設置する場所がどちらが最適か確認をしてから購入しなくてはならない。

メリット ドアポケットに大量の食品の収納が可能

デメリット 引っ越し時にドアの開きが逆になる可能性がある

戸建ての人や分譲マンションなら長く住むのでドアは一度決めたら問題はない。だが、転勤や引っ越しが多い場合は左開きだったのが引っ越し先が右開きしか対応しないということもあるので注意。

片側ドアは主に幅60cmがほとんどだ。これより大きい幅になると65cm、68.5cmと広くなってくる。

容量は400L台がほとんど。3人家族前後なら片側ドアでも問題ないだろう。

両開き どっちもドア

ドアの開きが変わると困る、でも幅が広い冷蔵庫は入らない。

そんな人に人気があるのは右からも左からも開く冷蔵庫があるのだ。それが両開き、どっちもドアだ。

どちからでも開くのでどこに引っ越しても安心。冷蔵庫の設置する場所の変更でも困ることがない。片側ドアのデメリットを解消してくれたドアになる。

この両開き、実はたった1つのメーカーしか販売していない機能になる。

それがシャープだ。

シャープの冷蔵庫は1人暮らしのサイズから4人家族以上で活躍する大容量モデルも幅広く両開きモデルの販売をしている。

引っ越しが多い人にはぜひおすすめしたいメーカーだ。

観音開き フレンチドア

大容量モデルで1番の人気がやはり観音開き、フレンチドアのモデルだ。

ドアが約半分に仕切られているのでドアを開ける時に冷蔵庫の近くに立てるので食品の出し入れが楽になっている。観音開きならどこに住んでいても快適に使用ができる。
観音開きは主に幅65cmからがほとんど。ただ、観音開きドアを購入するなら68.5cm以上がおすすめ。
幅65cmだとドアポケットの収納が少なくて不便になってしまう。設置する場所の幅に余裕があるなら絶対に幅68.5cm以上を意識してほしい。
設置幅がどうしても65cmじゃなきゃダメなら両開きを検討してもいいかもしれない。ドアポケットに食品はどこの家庭でも多く収納することが多いはずだ。
また店頭で接客をする時に説明することは、半分しかドアを開けないから冷気が片側ドアよりも逃げないから節電にもつながるというメリットもある。
実際、私も観音開きを使用しているが便利。毎回どっちもドアを開くこともない。ドアをどっちも開くと開放感がある食品を探すのも早い気がする。

ドアの数

冷蔵庫 ドアの数

 

冷蔵庫 2ドア 3ドア 5ドア

ドアの種類を紹介したが次はドアの数のお話をしていこう。

1人暮らしの冷蔵庫

100L台から200L台の多くは2ドアが多い。これは冷蔵室と冷凍室の2つになる。

では野菜室はどこにあるのか?

冷蔵室の一番下が野菜室になっている。野菜室が冷蔵室と一緒になっているからどうしても野菜の水分量が減ってしまい痛みやすいデメリットがある。

また急速冷凍室や製氷室がないので2ドアになるのだ。シンプルで構わない、価格が安いの欲しいなら2ドアがおすすめ。

2人暮らし〜3人家族の冷蔵庫

200Lから300L台の冷蔵庫の多くが3ドアタイプになる。

これは冷蔵室、冷凍室、野菜室になっていることがほとんどだ。どの食材も問題なく収納ができる。

急速冷凍室と製氷室がない。

4人家族の冷蔵庫

400L以上のモデルは主に5ドアが多い。冷蔵室、冷凍室、野菜室、急速冷凍室、製氷室の5つだ。

氷を普段たくさん使用している人なら独立された製氷室を開けた方が絶対に節電になる。2ドアや3ドアの冷凍室を何回も開けたら冷凍室の食材が心配になる。

また急速冷凍室もあると便利な機能だ。特にご飯などを入れると再び温めてもおいしいのだ。

メーカーによっては急速冷凍室がさまざまな機能があるので確認していただきたいところだ。有名なのは三菱の切れちゃう冷凍室。-7℃で食品を凍らせるから包丁でカットが可能だ。

ドアの枚数がまず絶対に多い方がおすすめ。またドアの数が多い方が高機能で省エネ性能が高いモデルが多いのだ。

次はドアの配置場所の紹介。

ドアの配置場所(野菜室真ん中)

冷蔵庫のドアの配置

左:三菱の冷蔵庫 右:東芝の冷蔵庫

ここ数年で冷蔵庫の選び方に大きな変化があった。

それは野菜室真ん中という機能がポイントになっていた東芝の冷蔵庫。野菜室が真ん中のモデルがほしいと言われたら東芝しかありませんという接客だった。

でも数年前から野菜室真ん中、東芝の一強時代が終了してしまう出来事があった。

それが三菱から発売した、真ん中野菜室だ。東芝以外からもついに野菜室真ん中モデルが出てきてしまったのだ。

これにより東芝の販売台数が少しずつ落ちているとのこと。

では同じ野菜室真ん中で何が違うのか?

上の画像を見ていただきたい。東芝の冷蔵庫は上から冷蔵室、野菜室、製氷室と急速冷凍室、冷凍室の配置になっている。

三菱は上から冷蔵室、製氷室と急速冷凍室、野菜室、冷凍室になっている。

冷凍よりも野菜の方がいっぱい使用するなら東芝。野菜は真ん中がいいけどお酒をよく飲むから製氷室も出し入れが簡単な方がいいなら三菱の冷蔵庫になるのだ。

これもやはり各家庭の家族の生活スタイルによって変わってくる。女性だけじゃなく男性の意見も聞いてみてはいかがだろうか。

私の場合は、4人家族で子供が妻と子供が2人。ジュースや酒をよく飲むので製氷室が上の真ん中野菜室の三菱を選ぶだろう。

設置幅・奥行きで選ぶ

一般的に少なくとも、冷蔵庫の周囲に左右で数〜10cm、上に数〜10cmのスペースが必要。これは、冷蔵庫から熱が放出されているので、その放熱のために必要なのだ。

冷蔵庫の幅は、400L前半で幅60cm、400L後半から500L後半では幅65cm、600L以上なら70cm以上が多い。

最近では、600L前後の冷蔵庫でも、幅がひとクラス下の細い冷蔵庫も作られているので、一度冷蔵庫を調べてみることをおすすめする。

サイズもさることながら、設置スペースが確保できるかどうかも重要な要素になる。

奥行きも実は重要なポイントになる。

ほとんどの家庭は冷蔵庫を設置する隣は食器棚があるかと。せっかく設置をするなら、段差ができないように設置をしたいはず。

必ず設置前に奥行きの計測も忘れずに。また、冷蔵庫の対面にコンロやシンクがある場合はあまり出すぎてしまうと使いにくい場合があるので注意。

ここまでが冷蔵庫の購入前に必ずチェックしてほしいポイントになる。

次はメーカー別の特徴を紹介していこう。

 

冷蔵庫メーカー別おすすめ比較

家電量販店に行けば、いろいろなメーカーが冷蔵庫を発売している。あまりにも多すぎて迷ってしまうこともあるだろう。

冷蔵庫に関しては一度、お店に行って目で見た方が絶対におすすめ。家電量販店で見て価格の安いネット通販で購入が最強だ。

こんなこと言ったら、お客様に言ったら戦力外通告が来るだろうがネットだから言いたい放題言わせてもらう。

パナソニック

パーシャル、ワンダフルオープンが便利。

まとめ

冷蔵庫は1度購入すれば10年は使用をする重要な家電になる。

価格が安いのにも必ず理由があるので購入前に今回紹介した内容を思い出してもらうとどうして安いかがわかるはず。

また最近は女性目線のモデルが多いので、男性は出来る限りは女性の気持ちを優先してほしい。よく夫婦が店頭で言い争いをしている姿を見てしまうので。

みなさんが少しでも安く冷蔵庫が購入できればうれしい。

冷蔵庫の安い時期や買い時2019型落ち買うならネットVS量販店どっち?
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