私は家電量販店の店員だ。年間で冷蔵庫の安い時期はいつがお得か?を詳しく紹介していく。
2022年はどうなのか?詳しく解説していこう。
また、どこで冷蔵庫を買うか家電量販店VSネット通販で詳しく紹介。冷蔵庫の選び方や最安値で購入する方法も店員の僕が伝授していこう。
最新情報を動画にしたのでできればこちらを先にみていただきたい。
冷蔵庫の安い時期・買い時2022
冷蔵庫は、サイズによっては数十万円にもなる買い物ですから、急に故障した場合は別として、急いで購入する必要がないなら少し待ってでも安い時期に買いたいものだ。
では、いつ頃なら冷蔵庫が安くなるのだろうか。
モデルチェンジに型落ちを購入
冷蔵庫をもっとも安く購入したいなら、型落ちを購入するのがおすすめ。目安の時期は8月から9月だ。
新型が発売するモデルチェンジの時期は旧型の在庫処分がはじまり価格が大幅に安くなると同時に価格交渉、値引き交渉が比較的、簡単にできるようになっている。
型落ち冷蔵庫のおすすめをまとめた記事があるので早いもの勝ち。とにかく安い!
決算セール
2月から3月末は年度末、決算だ。この時期は、1年間の総決算の時期ですから、一般的に家電量販店も値下げ攻勢に出てくる。
多少は赤字の価格を提示することもある。
したがって、3月末も交渉次第では、冷蔵庫の価格を安くできる可能性がある。4月からの新生活にあわせて冷蔵庫を購入したい場合は、3月末も狙い目だ。
販売促進セール
家電量販店に、冷蔵庫メーカーから社員さんが出向して、販売促進セールをしているときがある。
特定の冷蔵庫メーカーの製品に限られますが、価格を交渉しやすいので安く手に入れられる可能性がある。
ただし、販売促進セールは不定期に行なわれるため、時期を狙うのがたいへん難しいです。多くの販売促進セールは、土曜日曜など週末に行なわれる
家電量販店のチラシやインターネット広告を定期的にチェックしてセールを見逃さないように。
突然の故障
自宅で使っている冷蔵庫が、突然故障してしまった場合、この時ばかりは安くなる時期を待っているわけにはいかない。夏場等、食品が傷みやすい時期はなおさらだ。
ですから、使用中の冷蔵庫が故障した場合は、冷蔵庫の販売価格に関係なくその瞬間が買い時となる。
そうなると、時期によってはとても高額となる可能性もあるため、「冷蔵庫の冷えが悪くなってきた」「音が大きくなってきた」「扉の開閉が悪くなってきた」など何らかの症状が現れてくる。
10年以上使い続けていたりする場合は、まだ壊れていなくても、そろそろ買い替えの時期と思って新しい冷蔵庫を調べておく方がいいだろう。
冷蔵庫は家電量販店とネット通販どっちがお得?
冷蔵庫を最もお得に購入できる近道はやはり型落ち(旧型モデル)を探すことだ。型落ちになると家電量販店でもネット通販でも通常よりも大幅に値引きをして販売をしている。
どっちもお得に製品を購入できるが、お得の内容が異なる。どう違うかを紹介していこう。
家電量販店で冷蔵庫をお得に購入する場合
値引き交渉が可能
ここが最大のメリットになるかと。実は冷蔵庫って処分の時期になると型落ちの値引きが通常よりもできるようになっているのだ。
場合によっては価格コムの最安値よりも安く提示ができることもあるくらいだ。また型落ちが販売している時期はお盆や決算の時期と重なりお店側も結構頑張るのだ。
冷蔵庫の値引き交渉の方法は以下に記載している。時間がある時に見てほしい。
家電の値引きをする人、表示された価格で購入する人、さまざまなお客様がいる。でもほとんどの人は1円でも多く安く購入したいはずだ。 でも店員とのやりとりが苦手な人、ライバル店・競合店を行ったり来たりするのも面倒というのも分かる。 そ[…]
配送料・設置料が無料
家電量販店は基本的に無料になっている。ただ地域によっては金額が発生する場合もあるので事前に店員に確認をしよう。
仮に配送料がかかると言われても諦めてはいけない。配送料も込みにしてくれた購入します!と交渉してもいいのだ。これが店頭で店員と話せる最大のポイントになるはずだ。
店員からお得な情報が聞ける
例えば型落ちを探しているとしよう。ほしい冷蔵庫が完売していたら購入を諦めてしまうかもしれないが、お店によっては他の店舗から在庫を調達することもできる。
店頭にほしい在庫がないから諦めるのではなく、まずは店員に聞いてみたほうがいい。展示をしないで倉庫に新品を保管していることもあるはず。
また展示品を購入する場合ならいつ頃展示をしたか、商品の状態、通電はしたかなどの確認も聞くことができる。個人的には冷蔵庫は展示品はめちゃめちゃ安く買える。新品よりも安くできる。
展示品については以下を参考にしていただきたい。
ネット通販で冷蔵庫をお得に購入する場合
はじめから価格が安い
ネット通販最大のメリットはやはり価格。まず家電量販店ではあの安い値札を出すのは無理だ。
値引き交渉が面倒、わざわざ家電量販店に行くのが面倒な人ならネット通販が最強だ。自宅でスマホ、パソコンでクリックするだけで購入ができるので若い世帯の方がお店で見なくなった気がする。
ネット通販会社のポイントがもらえる
ポイントを貯めてほしい商品を購入したり、生活品を購入する人もいる。冷蔵庫を購入したら高額になるからポイントもガッポリ入るはずだ。
主に国内だと楽天市場とYahoo!ショッピングのどちらかだろうが、どちらも高額の家電を購入する場合はかなりのポイントがゲットができる。
詳しくは下記を読んでいただきたい。
価格を瞬時に比較ができる
ヤマダ電機に行って、ヨドバシカメラ行って、ビックカメラ行って比較をする人もいるだろう。でも時間と労力がもったいないと感じる人もいるはず。
ネット通販はすぐに最安値の価格をチェックすることができる。
でも価格だけで判断をすると痛い目にあう可能性もあるのだ。家電量販店VSネット通販の記事があるので参考にしてもらいたい。
冷蔵庫の選び方
電気代で選ぶ
よくお店で接客をする前にほとんどのお客様は安い価格の商品はどれかを探して冷蔵庫コーナーを散策している。
ブラブラ見ている時に声をかけるのだが、安い冷蔵庫はだいたいが省エネ性能が低いことが多い。
電気代、消費電力が高いのだ。価格も大事ですが、長く使用する家電、1年間ずっと電気を使用している冷蔵庫なので価格も大事だけど、電気代が安い方がいいですよと説明をする。
必ず家電量販店に行けば各商品の電気代が掲載されているので必ず確認をしてほしい。
冷蔵庫のカタログや店頭の仕様表に記載していることが多いはずだ。あくまで目安だが最新の冷蔵庫の年間消費電力は259kWh/年、年間で7,000円前後の冷蔵庫が多い。
必ず年間消費電力量をチェックしよう。簡単な計算式は年間消費電力量×27円にすると年間の電気代が簡単に算出が可能だ。
どのサイズが電気代が安いか
ここがとても重要なポイントなのだ。
結果から言うと、
400L以上の冷蔵庫は消費電力が少ない、電気代が安いのだ。
私は300L台の冷蔵庫を見ているお客様で300Lと400Lの価格の差があまりなければ省エネ性能や消費電力を説明して400Lの冷蔵庫を購入してもらっている。
お客様も容量が増えて、電気代も安くなるからとても喜んでもらっている。
300L台の冷蔵庫の消費電力が400L台の冷蔵庫と比較して高い。こんな例えがある。
400Lの冷蔵庫 価格130,000円 年間電気代 7,000円
これ、実際に接客をしてよくあるお話。
購入する時は300Lの冷蔵庫が30,000円安くなる。だが冷蔵庫は10年は使用する平均耐用になる。
300Lの冷蔵庫を10年使用すれば、電気代は100,000円になる。400Lの冷蔵庫を10年使用すれば、電気代は70,000円になる。
300Lの冷蔵庫は10年で冷蔵庫本体100,000円+電気代100,000円=200,000円
400Lの冷蔵庫は10年で冷蔵庫本体130,000円+電気代 70,000円=200,000円
実はトータルコストが同じになる。だが、さらにもっと細かく言うと冷蔵庫の電気代は毎年上がるのだ。
理由は経年劣化のため。400Lの冷蔵庫の方が金額の上がり幅は少なくなるので実は300Lよりもお得になるのだ。
冷蔵庫以外にもありえる話なので覚えて損はないだろう。電気代は上がる可能性があるなら初めから消費電力の少ない、電気代が安い冷蔵庫を購入するのがおすすめ。
どのメーカーが電気代が安い?
これもよく聞かれる質問。
実際にお店で毎日のように冷蔵庫の接客をするが特に安いのは、三菱と東芝、日立、パナソニック、シャープ、アクアの順番かなと感じている。
ただ、サイズによって特に安いメーカーは異なるのであくまで参考程度にしていただきたい。
極端に電気代が高いメーカーはない。
容量で選ぶ
実は、冷蔵庫の適正な大きさを決める上で目安となる計算式がある。どこの家電量販店でも必ずと言ってもいいくらい記載がある。
でもこれは本当に目安。個人的には信じないでほしいくらいだ。
サイズ=70L×家族の人数+常備スペース100L+予備スペース70L”
これが容量で迷った時の計算式だ。
仮に、1人暮らしだと70×1+100+70=240L、2人家族だと70×2+100+70=310L、4人家族なら70×4+100+70=450L、5人家族なら70×5+100+70=520Lということがわかる。
一人暮らしの冷蔵庫
一人だと統計的に売れているサイズは2ドアタイプの150Lサイズが人気。私も実際におすすめしている。
でも一人暮らしでも生活スタイルによって違ってくるのだ。
自炊を毎日やるなら大型がいいだろう。恋人と同棲をするなら大型がいいだろう。近い将来結婚することを見越して大容量モデルを購入するなど、どう使用するかで容量選びも変わってくるのだ。
二人暮らしの冷蔵庫
二人暮らしのお客様の多くは親子や夫婦が多い。実際にどの容量の冷蔵庫が売れているか。
実は400L以上のサイズがとにかく売れている。目安になる計算式では2人は310Lだがほとんどの人が大容量を求めるのだ。
食品を隙間なく入れてしまうと電気代が上がる可能性がある、300Lよりも省エネ性能が高い、家族が増える可能性があるなどの理由で目安の容量よりも大型モデルを選ぶ傾向があるのだ。
3人家族の冷蔵庫
3人だと2人よりも多いかなと思うが、実は400L台の冷蔵庫が多いのだ。
ただ、これも家族構成によって違ってくる。子供がいる家庭の場合は400L後半サイズにする、3人全員が大人、ご年配の方だと400L前半サイズが売れている。
4人家族の冷蔵庫
4人家族の場合の多くは夫婦と子供2人が圧倒的に多い。子供は年々大きくなるから冷蔵庫も大容量モデルが欲しいというお客様が圧倒的に多い。
搬入できるサイズに制限がなければ500L前後の冷蔵庫が人気だ。
やはり家族が多いと近所や親戚から頂き物や大勢集まった時にも対応ができる。大型で省エネ性能が高く少雨日電力が少ないのもポイント。
また500Lサイズはドアの配置がさまざまで選ぶ楽しみもある。小型の冷蔵庫は2ドア、3ドアが多いが大容量モデルになると5ドアで野菜室が真ん中、冷凍室が真ん中など使う人に合わせた冷蔵庫が選べるのだ。
それが次のドアで選ぶにつながる。
ドアで選ぶ
ドアの選ぶポイントは大きく3つ。
・ドアのタイプ
・ドアの数
・ドアの配置場所
ドアのタイプ
ドアのタイプは実はいくつかあるので、紹介していく。
片側ドア
片方から開くタイプのドア。右開きと左開きがあるので、冷蔵庫を設置する場所がどちらが最適か確認をしてから購入しなくてはならない。
メリット ドアポケットに大量の食品の収納が可能
デメリット 引っ越し時にドアの開きが逆になる可能性がある
戸建ての人や分譲マンションなら長く住むのでドアは一度決めたら問題はない。だが、転勤や引っ越しが多い場合は左開きだったのが引っ越し先が右開きしか対応しないということもあるので注意。
片側ドアは主に幅60cmがほとんどだ。これより大きい幅になると65cm、68.5cmと広くなってくる。
容量は400L台がほとんど。3人家族前後なら片側ドアでも問題ないだろう。
両開き どっちもドア
ドアの開きが変わると困る、でも幅が広い冷蔵庫は入らない。
そんな人に人気があるのは右からも左からも開く冷蔵庫があるのだ。それが両開き、どっちもドアだ。
どちからでも開くのでどこに引っ越しても安心。冷蔵庫の設置する場所の変更でも困ることがない。片側ドアのデメリットを解消してくれたドアになる。
この両開き、実はたった1つのメーカーしか販売していない機能になる。
それがシャープだ。
シャープの冷蔵庫は1人暮らしのサイズから4人家族以上で活躍する大容量モデルも幅広く両開きモデルの販売をしている。
引っ越しが多い人にはぜひおすすめしたいメーカーだ。
観音開き フレンチドア
大容量モデルで1番の人気がやはり観音開き、フレンチドアのモデルだ。
ドアの数
冷蔵庫 2ドア 3ドア 5ドア
ドアの種類を紹介したが次はドアの数のお話をしていこう。
1人暮らしの冷蔵庫
100L台から200L台の多くは2ドアが多い。これは冷蔵室と冷凍室の2つになる。
では野菜室はどこにあるのか?
冷蔵室の一番下が野菜室になっている。野菜室が冷蔵室と一緒になっているからどうしても野菜の水分量が減ってしまい痛みやすいデメリットがある。
また急速冷凍室や製氷室がないので2ドアになるのだ。シンプルで構わない、価格が安いの欲しいなら2ドアがおすすめ。
2人暮らし〜3人家族の冷蔵庫
200Lから300L台の冷蔵庫の多くが3ドアタイプになる。
これは冷蔵室、冷凍室、野菜室になっていることがほとんどだ。どの食材も問題なく収納ができる。
急速冷凍室と製氷室がない。
4人家族の冷蔵庫
400L以上のモデルは主に5ドアが多い。冷蔵室、冷凍室、野菜室、急速冷凍室、製氷室の5つだ。
氷を普段たくさん使用している人なら独立された製氷室を開けた方が絶対に節電になる。2ドアや3ドアの冷凍室を何回も開けたら冷凍室の食材が心配になる。
また急速冷凍室もあると便利な機能だ。特にご飯などを入れると再び温めてもおいしいのだ。
メーカーによっては急速冷凍室がさまざまな機能があるので確認していただきたいところだ。有名なのは三菱の切れちゃう冷凍室。-7℃で食品を凍らせるから包丁でカットが可能だ。
ドアの枚数がまず絶対に多い方がおすすめ。またドアの数が多い方が高機能で省エネ性能が高いモデルが多いのだ。
次はドアの配置場所の紹介。
ドアの配置場所(野菜室真ん中)
左:三菱の冷蔵庫 右:東芝の冷蔵庫
ここ数年で冷蔵庫の選び方に大きな変化があった。
それは野菜室真ん中という機能がポイントになっていた東芝の冷蔵庫。野菜室が真ん中のモデルがほしいと言われたら東芝しかありませんという接客だった。
でも数年前から野菜室真ん中、東芝の一強時代が終了してしまう出来事があった。
それが三菱から発売した、真ん中野菜室だ。東芝以外からもついに野菜室真ん中モデルが出てきてしまったのだ。
これにより東芝の販売台数が少しずつ落ちているとのこと。
では同じ野菜室真ん中で何が違うのか?
上の画像を見ていただきたい。東芝の冷蔵庫は上から冷蔵室、野菜室、製氷室と急速冷凍室、冷凍室の配置になっている。
三菱は上から冷蔵室、製氷室と急速冷凍室、野菜室、冷凍室になっている。
冷凍よりも野菜の方がいっぱい使用するなら東芝。野菜は真ん中がいいけどお酒をよく飲むから製氷室も出し入れが簡単な方がいいなら三菱の冷蔵庫になるのだ。
これもやはり各家庭の家族の生活スタイルによって変わってくる。女性だけじゃなく男性の意見も聞いてみてはいかがだろうか。
私の場合は、4人家族で子供が妻と子供が2人。ジュースや酒をよく飲むので製氷室が上の真ん中野菜室の三菱を選ぶだろう。
設置幅・奥行きで選ぶ
一般的に少なくとも、冷蔵庫の周囲に左右で数〜10cm、上に数〜10cmのスペースが必要。これは、冷蔵庫から熱が放出されているので、その放熱のために必要なのだ。
冷蔵庫の幅は、400L前半で幅60cm、400L後半から500L後半では幅65cm、600L以上なら70cm以上が多い。
最近では、600L前後の冷蔵庫でも、幅がひとクラス下の細い冷蔵庫も作られているので、一度冷蔵庫を調べてみることをおすすめする。
サイズもさることながら、設置スペースが確保できるかどうかも重要な要素になる。
奥行きも実は重要なポイントになる。
ほとんどの家庭は冷蔵庫を設置する隣は食器棚があるかと。せっかく設置をするなら、段差ができないように設置をしたいはず。
必ず設置前に奥行きの計測も忘れずに。また、冷蔵庫の対面にコンロやシンクがある場合はあまり出すぎてしまうと使いにくい場合があるので注意。
ここまでが冷蔵庫の購入前に必ずチェックしてほしいポイントになる。
次はメーカー別の特徴を紹介していこう。
冷蔵庫メーカー別おすすめ比較
家電量販店に行けば、いろいろなメーカーが冷蔵庫を発売している。あまりにも多すぎて迷ってしまうこともあるだろう。
冷蔵庫に関しては一度、お店に行って目で見た方が絶対におすすめ。家電量販店で見て価格の安いネット通販で購入が最強だ。
こんなこと言ったら、お客様に言ったら戦力外通告が来るだろうがネットだから言いたい放題言わせてもらう。
パナソニック
パーシャル、ワンダフルオープンが便利。
従来の冷蔵庫では、冷却ユニットが冷蔵庫の下部、冷凍室や野菜室の奥にある。冷却ユニットを下につけると、その分、冷凍室や野菜室が狭くなることが問題だった。
そこで、パナソニック製冷蔵庫は、上段の奥に冷却ユニットを移した。ここは手が届きにくいところなので、もともと収納スペースとしては使いづらいところだった。
そこに冷却ユニットを最上部に移設することで、冷凍室や野菜室の奥にスペースが空きましたので、冷凍室や野菜室がかなり広くなった。
パナソニックの冷蔵庫は、冷凍室や野菜室を単に広くしただけではない。
多くの冷蔵庫では、野菜室などの引き出しを完全に出し切ることはできない。引き出しの奥の部分は冷蔵庫の中に残ったままとなっている。
ところが、パナソニックの冷蔵庫は違う。
引き出しが、奥の奥まで引き出せる構造になっているうえに、レールを低い位置に移したからスペースのムダがなくなったうえに奥に入れたものも取り出しやすく、大変便利になっている。
これがワンダフルオープンだ。
近頃は、パナソニック製の冷蔵庫でも、幅の細い大容量モデル(HPXシリーズ)が販売している。
従来製品なら設置できなかったスペースでも大きなサイズの冷蔵庫を入れられる可能性が出てきたのだ。
ただし、幅が細くなった分奥行きが深くなったので、少し前に出てくる可能性がある。
日立
真空チルド、うるおい野菜室が人気。
日立の冷蔵庫は、使い勝手と機能が逸脱。
真空チルドといって、チルドルーム内を0.8気圧に減圧する機能がついている。これによって酸素濃度が20%ほど下がり、食品の酸化を抑えてくれる。
冷気も直接当たらないので、ラップをしなくても食品の乾燥が防げる。
野菜も他社と違い冷気があたらないようにカバーを設けているので他メーカーよりも圧倒的に野菜の日持ちが良い。
冷蔵室は棚を分割することにより大きな鍋やスイカなどの大きな食材の収納も簡単になっている。
野菜の鮮度はとにかく優秀。日立とシャープは素晴らしい。
三菱電機
冷蔵庫内が完全に独立しているため、冷却効率が高く例えば冷凍室の冷気が野菜室にもれ出すことがない。
しかも、独自の断熱構造によって冷蔵庫そのものがスリム。大容量でも幅が狭いので、ひとクラス上のサイズの冷蔵庫内を選べる。
冷蔵室やチルド室よりも低温の氷点下ストッカーを利用すれば、お肉やお魚を冷凍せずに保存できる。冷凍しないので基本的には生だから、取り出してすぐに調理できるのも氷点下ストッカーのメリット。
−7℃で冷凍する切れちゃう冷凍で食材をカットしてすぐに鍋やフライパンに投入できる機能が魅力的。
野菜室を真ん中に持っていき、庫内を4カ所に分けて整理しやすく見つけやすいように工夫している。
シャープ
プラズマ、メガフリーザー、どっちもドアが面白い!
多くの冷蔵庫メーカーでは大型モデルはフレンチドア、つまり2枚扉で作られているが、シャープの冷蔵庫は大容量モデルでも片側ドア、つまり一枚扉のタイプが作られているのが特徴。
観音開きを片側ドアにすることで、観音開きのあわせ部分にも収納スペースが設けられるようになりましたので、扉部分の収納力が上がっている。
デザインの上でも、1枚扉となったことで、シンプルでムダのないデザインで、扉は左右どちらでも開く様に仕様になっているので、設置する場所の制約が少なくなっている。
メガフリーザーという大容量の冷凍室がついている。冷凍食品、お肉、お魚、その他大物食品などもたっぷり入る。
野菜室は、雪国で雪の下に野菜を置いて保存するのに近い状態を再現、長期間鮮度を保っている。
もちろん、シャープですからプラズマクラスターもついて、冷蔵庫内の雑菌を抑え、かつ鮮度も落とさないようになる。
シャープは、台湾の鴻海精密工業の参加に入って以来、従来からの家電量販店という販路以外にコストコでも発売されるようになった。
コストコでは、家電量販店では考えられないような意外に安い価格で販売していることがあります。
長期保証があれば本当に家電量販店がヤバイくらいの価格もあるので驚きだ。
東芝
東芝の冷蔵庫は、東芝ライフスタイル株式会社が製造していますが、2016年からはマイディアグループの傘下となる。東芝の冷蔵庫の野菜室や冷蔵室、チルドルームは、うるおい冷気を1日20回以上も循環されている。
野菜の水分が抜けないようにしているので、乾燥で萎びる心配がない。鮮度と美味しさが長持ちするのが特徴だ。
しかも、野菜室には野菜くずがたまりやすいものだが、掃除口のフタを外せばカンタンに掃除できるようになっている。冷蔵室にはタッチスイッチタイプの自動扉が採用されているので、両手が塞がっていても大変便利。
そして、庫内の照明は上だけでなく、側面にもLEDライトがついていて、内部を明るく照らしてくれる。
冷凍室は、美味しさを一気に封じ込める一気冷凍が採用しているので、暑いものでも冷やさずに冷凍できる。
無印良品
無印良品も冷蔵庫を発売しています。無印良品の冷蔵庫は、137Lから355Lまである。
無印良品の他の製品と同じくシンプルなデザインがポイントだ。無印良品の製品で統一しているようなおうちには是非おすすめ。
ただし、家電量販店では取り扱っていない。無印良品の冷蔵庫を購入したい場合は、無印良品のお店に行くか、無印良品のインターネット通販サイトを利用する必要がある。
このサイトで1番人気の冷蔵庫の記事がある。時間があればぜひ読んでいただきたい。
まとめ
冷蔵庫は1度購入すれば10年は使用をする重要な家電になる。
価格が安いのにも必ず理由があるので購入前に今回紹介した内容を思い出してもらうとどうして安いかがわかるはず。
また最近は女性目線のモデルが多いので、男性は出来る限りは女性の気持ちを優先してほしい。よく夫婦が店頭で言い争いをしている姿を見てしまうので。
みなさんが少しでも安く冷蔵庫が購入できればうれしい。