【コードレス掃除機】ダイソンが合う人とダメな人の差は?【評判が分かれすぎ】

いらっしゃいませ、家電の虎です。

コードレス掃除機の大人気メーカーといえばダイソンですけど実はお客様からの意見が結構分かれるんですよね!

批評もあれば好評もある。ただ年々批評は減っています。

これからダイソンの購入を検討している方や今ちょうど使ってるいる方ぜひご覧ください!

そもそもダイソンが売れている理由は?

まず、ダイソンが売れている理由は何なのか?

ここはやはり吸引力が1番の理由だと思います。

ダイソンの掃除機は、吸引力が良いというのが1番お客様からも店員からも評価が高いところです。

特に、その吸引力の持続性が他メーカーと比べて優れているのがおすすめしたいポイントです。

一般的なサイクロン掃除機は、吸い込んだゴミをダストボックス内のフィルター部分でゴミと空気に分離します。

でも、そのゴミを捨てるだけでフィルター部分のお手入れをしないでいると、吸引力がおちていくわけです。

ダイソンの掃除機は、そのダストボックス内には目詰まりの原因になるフィルターが無いので、他のメーカーよりも吸引力の低下が起こりにくくなっています。

厳密に言うと、最終排気口の部分にはフィルターはあります。

ただ、強力な遠心力で微細なゴミと空気を分離するので、最終のフィルターにチリやゴミがほとんど到達しないので詰まりが起きにくいんです。

実際、ちょっと古いダイソンを僕も使用していますが、排気フィルターの月1の水洗いをよく忘れてしまい3ヵ月くらいたっちゃう事も多いんですが、「吸引力が落ちたな・・・」って感じる事は基本的に無いです。

実家の親が使っている国内メーカーの掃除機の方は、フィルターによる分離式ですが、そちらは「定期的にフィルターの水洗いをしないとチリやホコリの吸いが悪くなる」って言ってますね。

あとは人気に理由としては、他の国内メーカーには無いデザイン性でしょうか。

今でこそ、国内のメーカーであっても、デザインにもけっこう違いが存在していますが、やはりダイソンなど海外メーカーのデザインは一味違ったものがありますよね。

独特の色使いも相まって、「ダイソンを所有している!」って存在感はなかなか他には無い点だと思います。

メーカー独自の2年保証対応ってのも、なんだかんだ故障なんかで困った方には好評だったりな印象です。

人気なのに評価が極端に分かれる理由とは?

それでは次に、人気なのに評価が極端に分かれる理由はなんなのか?

色んな項目ごとに見ていこうと思います。

①価格 ②バッテリー ③吸引力 ④お手入れ ⑤故障

の5つの項目に分けます。

そして大前提として、今現在発売されているモデルはおおむね高評価の意見が多いです。

微妙だったり、いまいちって意見は過去のモデルによく見られます。

その辺りもふまえてご紹介いたしますね。

①価格

やはり1番話題に上がるのは価格でしょうね。

「ダイソンの掃除機は、高い!」

そういう印象のお客様は多いでしょうね。

実際、高いです(笑)

細かく分析すると、価格自体は他のメーカーと大きく差があるわけではないんです。

安いモデルや型落ちモデルだと4万円前後から、現行のトップモデルだと9万円前後。

トップモデルは高いですが、他のモデルはそこまで差が無い。

高い印象なのは値下げ幅がほとんど無い点ですね。

ダイソンは、店頭価格からのお値下げがあまりありません。

加えて、型落ちの在庫処分扱いになっても価格がそんなに下がりません。

そうなると、「他のメーカーなら値段下げてくれたのに・・・」とか「ダイソンは型落ちでも安くない」ってなっちゃうわけですね。

海外の売れているメーカー、例えばAppleやBOSEみたいなハイブランドなメーカーも価格が崩れる事ってありませんよね。

そんなイメージです。

なので、掃除機にお買い得感を求めている方からすると微妙って意見も出るんです。

②バッテリー

価格のお話をしたので、その流れでバッテリーを見てみましょう。

コードレスクリーナーだと避けては通れないバッテリー問題。

バッテリーは、バッテリー自体の価格の点と交換の方法について見てみます。

まずバッテリーの価格に関しては、実は他のメーカーと大して差が有りません。

目安ですが、だいたい12,000~15,000円くらいがバッテリー交換の目安の金額なんです。

パナソニックや日立など、国内のメーカーであってもそれくらいの価格です。

唯一、シャークに関しては、交換用バッテリーの価格が破格の安さで4,400円!!

まぁこれは例外みたいなものですが。

ただ、これはバッテリーのみを購入する金額で、本体ごとメーカーに送ってバッテリーの交換までしてもらう場合は2万円を超えます。

点検費やバッテリー交換作業費などが加算されるからです。

そのためバッテリーを交換したい時は、物だけ買って自分で交換するのがベストです。

あと、バッテリーの寿命について「ダイソンはバッテリーが弱い」とか「寿命が短い!」ってご意見をちらほら見ますが、ここもあまり他メーカーと実は変わらないんです。

メーカーによって、目安のバッテリーの交換寿命を明記しているのはシャープや日立。

だいたい1100回の充電回数としていて、毎日フル稼働したとしたら約3年。

ダイソンも公式でうたっているのが約3年、とほぼ一緒です。

ちなみに、一般的にコードレスクリーナーに使われているバッテリーは、リチウムイオンバッテリーというものです。

充電が0%になるまで使い切るよりは、その前に充電をこまめにした方が長持ちしやすくなります。

他にも「使用後バッテリーが熱を持った状態ではなく、少し温度が下がってから充電する」や「強モードでの使用を控える」などでもバッテリーの寿命は長持ちしやすくなったりします。

やっぱりお客様と話したり、ネットのレビュー見てても、「普段から強モードをメインで使っていた」なんて方もいらっしゃるくらいなので、正しい使い方だと差は出ないと思います。

で、バッテリーの交換については、ダイソンの過去のモデルであればドライバーでネジを外せばバッテリーが引き抜けます。

これが女性のお客様には多少ハードルが高かったという部分はあると思います。

で、今のモデルはバッテリー交換の際に、ボタン一つで取り外せる機種もありますから、すごくやりやすくなりました。

一部、ダイソンマイクロって呼ばれる軽量シリーズは、従来のネジ留め方式なんですが、他のモデルは基本着脱式になりました。

シャープや東芝やシャークの様に、簡単に取外しが出来るメーカーが多くなったのでそこに近づいたのは非常に良くなった点です。

ただ、「1つのバッテリーを充電しながらもう1つで運転する」って事は基本出来ないですね。

1つのバッテリーの稼働時間が主力モデルなら約40分くらいはもつので大丈夫って方が多いので気になりにくいですけどね。

③吸引力

3つ目は吸引力。

ゴミを吸う時の使い勝手も併せてご紹介しますね。

ここは先ほどもお伝えした通り、おおむね好評ととらえている方が多いです。

そこは今も昔も変わらないかなと思います。

一部、いまいちと感じているご意見を見たり聞いたりしていると、3つの傾向がありました。

「思ったほど吸わなかった」と「壁際や家具の下が苦手」、「スイッチがトリガー式で指が痛い」といったようなものです。

吸引力に関しては、想像よりも強烈な吸い込みを期待している方が多いみたいで、特に運転時の音が意外に静かだから「あまり吸っていない?」って感じる方も多いみたいです。

強運転にしないと強烈な吸い付きはないですが、ブラシでのかきとりもあるので一般家庭のゴミやホコリは十分とりますよ。

昔の機種に比べても、現行モデルはサイクロンの構造やモーター性能が向上しています。

店頭で試すときは、ホコリなどの細かいゴミをブラシ1往復でどれくらいとれるかお試しいただければよく分かりますよ。

正直、他メーカーに比べても1往復でのゴミ残りは間違いなく少ないです。

壁際や家具の下が苦手という意見は、一部正しいと思います。

ブラシとパイプの連結部分が水平にならないので、ベッドや棚の下奥まで入らないんです。

この欠点は今のモデルでも一緒です。

奥まで入れるとブラシがちょっと浮いちゃいますから。

アタッチメントを付け替えて行うなどの工夫は必要なので、ここは他メーカーの方が優れていますね。

壁際に関しては、現行モデルのダイソンなら問題無いです。

数年前に実際使っていたモデルだと、壁際苦手でしたねー。

家の掃除のときに思いました。

今の機種は、だいぶん吸い込み口が広がり、壁際に関してはゴミが残るって事は非常に少ないです。

ここも数世代前に改良されているので、古い機種とかじゃなければ心配はないと思います。

3つめのスイッチがトリガー式の件ですが、今までのダイソンは電源スイッチがトリガー式の為、掃除中はずっとスイッチを握っておかなければいけませんでした。

なので、人差し指が疲れたり痛くなったりする人が多いんですよね。

でも、今のモデルだと5シリーズ中3つのシリーズはボタン式になりました!

日本ユーザーに向けて改良したとの事で、やっぱりボタンでのON/OFFが良いという声が多かったからでしょうね。

気にしていた方はぜひボタンタイプの機種に目を向けて頂きたいと思います。

マニアックなポイントだと、布団圧縮袋に使いにくいという声があることです。

ダイソンの掃除機は、パイプやアタッチメントの接続部として赤い連結部があります。

その部分の凹凸のせいで、布団圧縮袋の吸い込み口に密着できないというものです。

これに関しては、市販品別売りの継ぎ手アタッチメントを買えば対応は可能なので、気になる方は覚えておいていただければいいかなと思います。

他には、最近言われることは減りましたが、カーペットや絨毯を引いている場所は動きが重くなっちゃいます。

これは自走式モーターのブラシではないからですね。

国内メーカーの掃除機は、ほとんどが自走式ブラシのためブラシ自身が前に進んでくれるので、絨毯やカーペットなどの毛足があるところもすいすい動いてくれます。

ダイソンには、自走式モーターが搭載されていないので、そういった場所ではひっかかるような感覚で動かしにくくなるんです。

フローリングがメインのご家庭だと気になりませんが、そうじゃない場合は気を付けた方が良いですね。

いくら吸引力が良くても、使いづらいってなると意味がありません。

店頭でもお客様に確認する重要ポイントなので、覚えておいていただきたいです。

ちょっと長くなりましたが次に行きましょう。

④お手入れ

4つ目は、サイクロン掃除機に欠かせないお手入れについてです。

過去のダイソンだと、ゴミを捨てる際にダストボックスの下部がパカッと開いてゴミが落ちるだけでした。

その結果、シュラウド(金属フィルター部分)に髪の毛やホコリが残ったりしていました。

それをわざわざティッシュや筆とかでかき出したりしてたわけですよ。

近年のモデルは、ゴミを捨てる際にシュラウド部分に付着したホコリなんかを押し出しながらゴミを捨てる方式に変わりました。

その結果、100%ではないものの、内部のゴミ残りはすごく減りました。

ただ、ダストボックスを密閉させるためのパッキン部分に、細かいホコリやチリが残ってしまうのは現行モデルでも弱点ではありますね。

僕も家ではゴミ捨てのたびに、パッキン部分も一緒にウェットティッシュなんかで拭き取りをしています。

ここは気になる人は気になるでしょうね。

あと、国内メーカーによくあるゴミの圧縮機能。これは無いです。

ダストボックス内のゴミを圧縮して、捨てる時にゴミやホコリが舞いにくくする機能が無いので、ゴミ捨て時にはゴミ袋の中で捨てる等は気を付けないといけません。

もう1つ、お手入れで賛否分かれるのが、ダストボックス内の水洗いかなという印象です。

多くの国内メーカーの掃除機は、ダストボックス内のパーツは全て水洗いができるものがほとんどです。

これは、フィルターの目詰まりが起きるからという理由もあるからですが、きれい好きのお客様には嬉しいみたいです。

対して、ダイソンは洗えてもクリアビンと排気フィルターのみ。

プレフィルターにあたるシュラウド部分は洗えません。

過去のモデルだと、クリアビンも洗えないので、使い続けると透明なクリアピンにチリや汚れが付着して中が見づらくなるくらいです。

それでも吸引力が落ちないから、「お手入れするパーツが少ない」というメリットではあるものの、「徹底的にパーツもキレイにしたい」なんてお客様には気になる点でもあります。

⑤故障・修理

最後、5つ目は故障や修理についてですね。

「ダイソンはよく壊れる!」って怒ってるお客様とか店頭で見ますが、これは特に根拠がないかなと思っています。

他のメーカーでも故障する時はしますから。

僕は10年前からダイソンユーザーですが、バッテリーの劣化で2代目に買い替えはしたものの、故障してメーカーに送った事がありません。

売れている数自体は非常に多いので、分母の数が多い分故障したという口コミなんかも増えるんだと思っています。

そもそも、そんなに故障が多いメーカーが世界でも有数の売り上げシェアをとれることもないでしょうし。

もちろん家電製品なので、初期不良や故障はあると思うので、そういった不安が有る時はお客様相談センターにまずは相談してみてほしいです。

ぼくも1度ブラシが回転しなくなったので、お客様相談センターに連絡したことがあるんですが、対応してくれた方のアドバイスが的確で、本体のお手入れで改善したのを覚えています。

メーカー保証も2年間と長く、2年以内なら引き取りから返送までしてくれる珍しいサービス体系のメーカーなので個人的にアフターもしっかりしていると思っています。

ただ、難点があるとすれば、一部の機種の修理やパーツの取り寄せに時間がかかる可能性があるってことですね。

昨今のコロナなどが影響しているそうですが、特定の機種のアフターケアに時間がかかることがあるとここ1,2年はメーカーからアナウンスがあったりします。

本体が売れている台数が多いってのもあるとは思いますが、ここは頑張って欲しいところです

ダイソンが合う人・ダメな人

では、そんなダイソンが合う人・ダメな人の例を挙げてみると、

合う人

・吸引力を重視したい人

→落ちにくい吸引力とブラシでのかきとりで、細かなチリまでよくとれます。

・お手入れの手間を減らしたい人

→水洗いが必要なパーツが少ないし、ちょっとさぼっても吸引力が落ちにくいです。

・排気はなるべくキレイな方が良い人

→ダイソンの排気フィルターが非常に優秀です。

・1台で色んな所を掃除したい人

→機種にもよりますが、豊富な付属・別売りアタッチメントがあります。

・小さなお子さんがいるご家庭

→フラフィブラシは大きめのゴミまでまとめて吸えます。

合わない人

・掃除機自体もキレイに保ちたい人

→一部のパーツが水洗い不可なので。

・掃除機にあまりお金をかけたくない人

→主力の機種は他メーカーより高い傾向があります。

・なるべく軽い掃除機が良い人

→軽いモデルもありますが、全体的には他メーカーの方が軽めの機種が多いです。

・絨毯やカーペットをよく使っている人

→自走式ブラシではないので、動きが重たくなるのが気になるかも。

他にもまだまだあると思いますが、おおざっぱにはこんな感じです。

まとめ

それでは本日の動画のまとめです。

今回は、コードレス掃除機のダイソンが合う人とダメな人の差や、評判についてまとめてみました。

正直、今までお客様やネットの口コミで見られた批評に関しては、年々改良され気になりにくくなっています。

僕、個人は満足しているので、今のダイソンが壊れてもたぶん次もダイソンを買うと思います(笑)

ちなみに現行モデルのダイソンなら、V12シリーズのSV20FFってモデルを基準に選び比べると良いですよ。

正直、1番バランスが取れてて1番自分も欲しい機種です。

ダイソンが唯一の最強掃除機です!!

なんて言うつもりはありませんが、実際に売れている事にも僕ら店員がすすめる事にも理由がちゃんとあるわけです。

お客様ごとに使う環境や使い方が違いますから、ご自身にあった掃除機選びをしてほしいなと思います。

本日はここまでになります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします。

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