【評判は?】パナソニック冷蔵庫のメリット・デメリットを解説【買う前に確認】

パナソニックの冷蔵庫を検討している人は必ずご覧ください!

いらっしゃいませ、家電の虎です。

冷蔵庫ってパソコンやテレビと違って国内メーカーが切磋琢磨していますがパナソニックの冷蔵庫どう思いますか?

どこの量販店でもおすすめする確率は高いですし、実際売れています。

ですが買う前にメリットやデメリットを知りたい方多いかと思います。

そこで今日はパナソニックの冷蔵庫の真実を店員目線でお伝えしていきます。

今日の内容はこちら!

  • なぜパナの冷蔵庫は売れているの?
  • パナソニック冷蔵庫の特徴と気になる点
  • どういった人におすすめなのか?

この3つを解説していきます。

【なぜパナの冷蔵庫は売れているの?】

パナソニック冷蔵庫のメリット・デメリットを解説する前に、パナの冷蔵庫が売れている理由をお話していきます!

そもそもパナソニックの冷蔵庫はなぜ、こんなにも売れているのでしょうか?

その理由を3つほど、ご紹介します。

⒈キャンペーンでの拡販指示が多い

1つ目は「キャンペーンでの拡販指示が多い」です。

ここでいうキャンペーンとはお客様に向けたものではなく、お店に向けたものです。

お店に向けたキャンペーンとは、その期間中に目標の台数を販売するというもの。

家電量販店ではこうしたキャンペーンがしばしば入るんですね。

中でもパナソニックは取り扱っている商品数が他のメーカーに比べても多く、お店にとっても売り上げを左右するメーカーの1つ。

そのため、キャンペーンの実施回数も多いですし「パナの○○を売って!」といったような拡販指示も結構出ます。

⒉インセンティブが多い

2つ目の理由は「インセンティブが多い」です。

1つ目で登場したメーカーのキャンペーンですが、目標を達成するとお店にインセンティブ、つまりお金が入るんですよ。

お店としては通常の売上のほか、プラスαで利益が得られることになります。

目標台数の達成のほか、対象機種を販売すると「1台につき○○円のインセンティブが発生します」といったようなキャンペーンもあります。

これってゲームに似ていると思いませんか?

敵を倒したら倒した分だけ報酬がもらえる。インセンティブもそんなイメージなんです。

だからこそ、1つ目に紹介したようにメーカーのキャンペーンの時は拡販指示を出して売上を上げていこうとするんですね。

パナソニックはキャンペーンの数が多い分、インセンティブも多いメーカー。

それゆえに強い拡販指示が出て、売れているという側面もあります。

⒊お客様からの人気が高いから

そして、3つ目の理由は「お客様からの人気が高いから」です!

これまで紹介してきたように「お店が積極的に売っている」という理由も、パナの冷蔵庫が売れている大きな要因です。

ですが、それ以前にお客様人気が高いんです!!

買い替えで「今までパナの冷蔵庫を使ってきて、使いやすかったから次もパナ!」と、ほぼ指名買いのお客様もよくいます。

さらに「他の家電でパナを使ってるから冷蔵庫もパナがいい!」と、新規で購入されたお客様もいらっしゃいました。

こうしたように機能性やデザイン性に優れているのはもちろん、「日本メーカー」というブランドの安心感や信頼感も人気の後押しとなっています。

安かろう悪かろう、ではありませんが少しお高めのイメージがあるパナソニック。

ですがその値段相応に「長持ちする」「使いやすい」といた声が多いのも事実です。

実際、パナソニックは出荷前のメーカーチェックがかなり厳しく、1年以内の故障率や初期不良率は他メーカーよりもうんと低いんですよね。

家電買い替えで悩んでいるお客様の中にも、長く使う大型家電こそパナにしたいと考えられる方が多いのではないでしょうか?

これらの3つの理由が、パナの冷蔵庫が売れている大きな要因になります。

【パナの冷蔵庫の特徴と気になる点】

それでは、いよいよパナの冷蔵庫のメリット・デメリットを解説していきます!

まずはパナの冷蔵庫のメリットとその特徴からお話していきますね。

【パナの冷蔵庫のメリットとその特徴】

パナの冷蔵庫のメリットはその抜群の「使いやすさ」「野菜やお肉をおいしく長く保存できる」の2点!

メリットその1

1つ目の「使いやすさ」については「トップユニット」と「ワンダフルオープン」、この2つの特徴についてお話していきます。

突然ですが、冷蔵室の一番上って使いにくいイメージありませんか?

僕が接客した中で身長が低めのお客様がいらしたのですが、「冷蔵庫の一番上になんてモノを置いたら奥に行っちゃうでしょ。そうなったら届かないからまず使わない!」とおっしゃっていたことがありました。

その方155センチ前後だったんですが、確かにそのくらいの身長の方だと冷蔵庫の一番上って届くは届くんですけど、取りたいモノが奥に行ってしまうと届かないんですよね。

その時、僕が「もったいないですよ!これならどうですか」と提案したのがパナの冷蔵庫だったんです。

というのも、パナの冷蔵庫はコンプレッサーを冷蔵庫上部に配置した「トップユニット」だから。

コンプレッサーとは、冷蔵庫の心臓みたいなもので通常は冷蔵庫の下にあります。

ちょうど野菜室・冷凍室の後ろあたりですね。

パナの400L以上の冷蔵庫は、このコンプレッサーを冷蔵庫の上の方に配置しています。

そのため冷蔵室の一番上は奥行きが浅い造りとなっているんですよ。

そしてこの浅い造りがいいんです!

トップユニットだからこそモノが奥に行きすぎることがなく、取り出しやすいんです!

トップユニットを採用しているのはパナの冷蔵庫だけ。

これを先ほどのお客様、大変気に入ってくださいました!

そのあと、僕がおすすめしたパナの冷蔵庫をご購入していってくださったほどです。

でもパナの冷蔵庫の使いやすさはこれだけじゃないんです!

それがトップユニットを採用することで実現した「ワンダフルオープン」による使いやすさなんです。

トップユニットによって、野菜室・冷凍室の後ろにはスペースができました。

このスペースを活用して、パナソニックは冷凍室・野菜室どちらもケースの奥まで全部引き出せるようになったんです!

これも、他のメーカーの冷蔵庫だとできないんですよ。

実際、お店でパナと他のメーカーの冷蔵庫が並んでいるところで引き出して比較してみました。

パナはすべて引き出せたんですが、対して他のメーカーはそれぞれのケースの後ろが冷蔵庫内に入ったままになっていたんです。

冷蔵室内に入ったままの部分は、冷蔵庫の影となってしまい、実際食材が入っていると少し見えにくい状態になってしまうんですよね。

ですがパナの場合、すべて引き出せているので奥が見えにくいということがないんです!

「買っておいたはずの冷食が冷凍室内で行方不明になった」とか、「野菜室の奧から乾涸びた白菜が見つかった」なんて経験談をよく耳にします。

が、パナの冷蔵庫ならそういった経験をしなくて済むんです!

また全部引き出せるようになっているからこそ、野菜室・冷凍室のケースの取り出しも楽!

年末の大掃除などでも時間をかけることなくお手入れすることができますよ。

トップユニットとワンダフルオープンこの2つの特徴によって、パナの冷蔵庫はほかの冷蔵庫にはない使いやすさを実現しています。

メリットその2

続いては2つ目のメリット「野菜やお肉をおいしく長く保存できる」についてです。

このメリットにも2つの特徴があります。

それが「微凍結パーシャル」と「はやうま冷凍」。

微凍結パーシャルはチルド室よりも低い温度帯、約-3℃にすることでより長く保存することができます。

食材の表面を覆うように薄い氷をつくる感じで食品の酸化を抑えます。

こうすることでチルド室よりも長くおいしく保存することができるんですよ~。

お魚を保存しようとしたとき、チルド室の保存期間は約4日なのに対して微凍結パーシャルの場合は約7日。

3日ほどチルド室よりも長持ちするんです!

「あ、冷蔵庫のお肉使い忘れてた!」ってなっても大丈夫なんですよ!

しかも微凍結なのでカチコチに凍りません。

なので解凍の手間もかからないんですよ。

足のはやいお肉やお魚のほか、作り置きのおかずなどをおいしく保存するのに向いているのがこの微凍結パーシャルになります!

一方の「はやうま冷凍」は、業務用レベルの冷凍技術で旨味や水分を逃がさずに冷凍保存することができます。

皆さん野菜を冷凍保存するってなったとき、次使いやすいようにカットしてジップロックで冷凍室に入れますよね。

でもいざ使おうとしたとき、野菜同士がくっついてしまって使いづらくなかったですか?

また野菜のほかにも、例えば揚げ物を解凍したときに食感や味が変わってしまった経験があるかと思います。

あれ、おいしくないんですよね…。

これらの原因は凍らせる過程で食材の細胞が壊れてしまい、旨味や水分が抜けてしまうからなんです。

では、旨味や水分が抜けないように冷凍するにはどうすればよいのでしょうか。

その答えが急速冷凍なんです!

細胞が壊れる前に素早く凍らせることで、旨味や水分を閉じ込めたまま保存することができます。

最近の冷凍食品って昔と比べてものすごくおいしくなりましたよね!

それは冷凍技術が上がったことで、より素早く食材を凍らせることができるようになったからなんです。

その冷凍食品を作る過程で用いられるのと同レベルの急速冷凍技術を用いたのが、この「はやうま冷凍」になります!

でも「業務用レベルってことは、ちょっと使い方難しいんじゃない?」って思う方もいらっしゃるかと思います。

そんなことないんです!ボタン一つでできちゃいます!

冷凍させたい食材を上部冷凍室のトレーの上に置いたら、扉を閉めて冷蔵室の右扉の下についたボタンを押すだけ。

これだけで食材を急速冷凍できちゃうんです。

通常の冷凍だとくっついてしまう野菜はパラパラの状態で、揚げ物はサクサク食感を保った状態で保存することができます!

だからパナの冷蔵庫はお肉でも野菜でも、おいしく長く保存することができるんです!!

ここまで、パナの冷蔵庫の良いところを取り上げましたが逆にデメリットなんかはあるの?とも思いますよね。

向かうところ敵なしにも思えるパナの冷蔵庫ですが、ここからはそのデメリットと気になる点について解説していきます。

【パナの冷蔵庫のデメリットと気になる点】

パナの冷蔵庫のデメリットは「冷蔵室が狭い」「チルド室が使いにくい」「野菜室真ん中モデルが少ない」の3つです。

デメリットその1

1つ目のデメリット「冷蔵室が狭い」についてですがこれはもう、便利さを取ることでどうしても出てきてしまうデメリットになります。

先ほどお話したように、パナの冷蔵庫はコンプレッサーが上部にあり冷蔵室の一番上は浅めの造りとなっています。

「取り出しやすい」という点に置いていえばものすごく便利なんですがそれと同時に、他の冷蔵庫と比べると冷蔵室がもっとも狭いというデメリットにもなるんです。

パナのNR-F558HPXと三菱のMR-WZ55Hの同じ550Lクラスで比べてみましょう。

558HPXの冷蔵室の定格内容積は約285Lなのに対し、WZ55Hは298L。

全体の容積で比較すると558HPXが550Lなのに対してWZ55Hは547Lなので、全体の容量としては三菱の方が少ないんですよね。

このように、パナの冷蔵庫は冷蔵室が小さめということが分かるかと思います。

また、コンプレッサーが冷蔵室側に出っ張っているので圧迫感を感じる、といった声もお店では良く聞きます。

デメリットその2

2つ目のデメリットは「チルド室が使いにくい」です。

どういうことかというと、パナの冷蔵庫のチルド室は先ほどご紹介した微凍結パーシャルとの切り替えになっているんです。

え?同時にどっちも使えるんじゃないの!?って思いますよね!

僕も最初はそう思いました。

ですがパナソニックは、チルド室とパーシャル室が同時に使えないんですよ、、、

では他のメーカーはどうなのでしょうか?

三菱や東芝・シャープのチルド室は上下2段に分かれています。

中でも三菱とシャープは微凍結パーシャルと同様の温度帯と通常のチルド室とが上下段に分かれているので、同時にどっちも使えるんですね。

さらに、これは僕もお店でお客様から言われて気づきましたが2段に分かれている方が、チルド室の整理整頓もしやすいんです。

たしかに2段に分かれている方が、種類ごとに分けて入れられたりあとあと取り出すときにすぐに取り出せそうですよね。

これが、パナの冷蔵庫でチルド室が使いにくい理由です。

ただ、このパーシャル室とチルド室の切り替えはWPX・HPX・PX・EXシリーズにおいての話となります。

MEXは上部冷凍室である「はやうま冷凍」とパーシャル室の切り替えとなっています。

デメリットその3

3つ目のデメリットは「野菜室真ん中モデルが少ない」です。

パナの冷蔵庫は冷凍室真ん中モデルが主流。

野菜室真ん中モデルはというと、MEXシリーズと300L以下のみになるんです。

そう、あるにはあります。

ですが、MEXシリーズは背が低めで幅が広めの冷蔵庫になるので「入れられない!」といったお客様が非常に多いんです!

例えば、三菱MR-WZ55Hの本体幅は650㎜になるんですが同クラスのNR-F518MEXは幅685㎜と、3㎝以上も大きくなってしまいます。

たまに配送前に見積もりを入れて入るかどうか見てもらうこともあるんですが、入らないことがしばしば…。

他、パナで野菜室真ん中が欲しい!となってもあとは300Lクラスのものになってしまうので、入らなかったらパナは諦めてもらうしかないんですよ~。

野菜室真ん中モデルをお求めのお客様って結構いらっしゃるので、本当に大きなデメリットだと思います。

パナの良いところ、気になるところが分かりましたね!

では、パナはどういったお客様におすすめな冷蔵庫なのでしょうか。

最後にそちらを解説していきます。

【どういった人におすすめなのか】

パナの冷蔵庫は、共働き世帯や冷凍室が使いやすい冷蔵庫をお探しのお客様におすすめです。

共働きの世帯ですと、仕事や他の家事で忙しくてゆっくり料理を作っている暇がない!という方が多いと思います。

でも疲れて帰ってきた時こそ、出来立ての温かい料理を食べたいですよね…!

パナの冷蔵庫なら、そんな時に大活躍してくること間違いなしです!!

微凍結パーシャルに作りおきしたおかずを入れておけば、おいしく長めの保存ができます。

はやうま冷凍でコロッケやから揚げを素早く冷凍すれば、解凍したときまるで揚げたてのような旨味が楽しめますよ!

下味冷凍で、下味だけつけた食材をはやうま冷凍で冷却、食べるときに焼くだけ調理でもかなり短い時間で出来立ての料理が楽しめちゃいます。

さらに、HPX・WPXならはやうま冷凍と一緒に「はやうま冷却」という機能もついているんです。

食材に冷気を当てて一気に冷やすことで、食材の下味をつける時間は短縮できますし、お弁当の粗熱も素早く取ってくれますよ!

また、冷凍室が使いやすい冷蔵庫をお探しのお客様やまとめ買いを良くする方なら、パナの冷蔵庫は候補に挙げておくのがおすすめです。

野菜室も冷凍室も全部引き出せるパナなら、探さなくてもすぐに見つけられますし取り出しやすいので使いやすさ抜群ですよ!

まとめ買いで冷凍室をよく使うなら、冷凍室は真ん中にあった方が断然使いやすいです。

パナの冷蔵庫は冷凍室真ん中モデルが主流ですし、容量や寸法によって選べる幅がぐんと広がるはずです!

【まとめ】

パナの冷蔵庫はキャンペーンやインセンティブがあることが多く、お店が積極的に販売しているのもあって実際かなり売れています。

しかし、それ以上に利用者を第一に考えた使いやすさがあることでお客様に選ばれているのも真実です。

便利さを追求したことで、一部は逆に不便さを感じてしまうところもあるかもしれません。

ですがご紹介したようなお客様には必ず刺さる部分があるかと思います!

ちょっとでも「いいな」と思うポイントがあったら、ぜひ購入検討してみてください!

本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。

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