パソコンをお持ちの方ならプリンタの国内2トップのメーカーは聞いたことはあるはず。
CanonのPIXUS(ピクサス)シリーズとEPSONのColorioシリーズ(カラリオ)
この2つのプリンタは毎年かなりの台数が年末と新生活シーズンに爆発的に売れます。その中でどんな機種があり、どんな機能があるか分かりやすくグレード・価格順に紹介していきます。それぞれの機種に良いところはあるのでみなさんにピッタリのプリンタが見つかるようにお伝えしていきます。
今回はエプソン編。
プリンタの購入する時にチェックするポイント
おすすめのプリンタを紹介していく前にまず購入する時に皆さんに確認をしておいてほしいポイントをお伝えします。これを意識するだけで選ぶ時に難しくなることがなくなるはずです。
どんな商品でも絶対に気にする『価格』
プリンタ以外でも商品には価格があります。良いものは価格が高いから諦めてしまいます。価格の安いのを購入したら失敗したなど成功や失敗があります。プリンタは価格はピンからキリまであります。
購入したらおしまいではありません。プリンタは本体を買うだけでは使用できません。インクや用紙などの後から発生するランニングコストも考慮しないといけません。印刷量が多いとバカにできません。
1番高いグレードは全部の機能が入っているので満足度は高いですが、全部の機能をすべて使わない方もいます。そのためには自分の予算を決めて、自分に合うプリンタを購入するのがおすすめです。
本体を置くスペース確保の『大きさ』
私が家電量販店に入社した時はプリンタはどれも大きく重たいのが当たり前でした。最近のは本当にコンパクトになっていて、パソコンの隣や近くに置くのが当たり前でしたが、今ではリビングや空いたスペースに置くように変化しています。置く場所によって機種を選定する方もいますので大きさは大事なポイントになります。
無線LAN対応のプリンタならパソコンやタブレット、スマホなどのデータも無線で印刷が可能になるので、場所も選ばす購入できるのもメリットです。
A3サイズのプリンタ、A4サイズのプリンタによってもサイズが違います。印刷がA4サイズまでなら比較的コンパクトタイプのプリンタが購入できます。
機能も大事だが、見た目も大事『デザイン』
家電は本当に常に進化しています。機能はもちろん、デザインがインテリアになるような物が増えています。カラーバリエション、形など各メーカーさん良いプリンタを開発するため毎日、試行錯誤しています。
リビングに置くなら特にデザインは気になるはず。色も機種によっては3、4色などおしゃれなデザインやカラーがあります。服やバッグを選ぶ感覚と同じで買うまで悩むのも楽しいもんです。
次からはエプソンのプリンタの機能、特徴を紹介していきます。
エプソン カラリオ 複合機 おすすめ機種
エプソン カラリオ EP-979A3
エプソン カラリオ EP-979A3 | |
用紙サイズ | L判からA3対応 |
本体カラー | ホワイト |
液晶 | 4.3型ワイドタッチパネル |
L判印刷スピード | 約13秒 |
L判印刷コスト | 80L使用時 約20.6円、80使用時 約26.5円 |
対応インク | 80、80L IC6CL80L染料インク |
サイズ | 479mm×356mm×148mm |
複合機でA3印刷対応できる多機能モデル
キャノンは複合機でA3対応モデルはないのでこれはポイントが高いですね。
A4用紙は液晶下のトレイに収納ができ、A3用紙は背面から手差しで用紙をセットして印刷をします。用紙を縦に入れるのでA3対応でも本体サイズが意外とコンパクトになります。
実際、A3の印刷って何をするんだろう?と考える方もいるかもしれませんが、あると結構便利です。例えば、子供の七五三や発表会などのイベントで写真の撮影します。いざ写真屋さんでA3サイズの印刷を依頼すると金額は10000円前後はかかります。自宅で印刷をすれば用紙にもよりますが500円もいかないです。
印刷の依頼をしても早くても1週間。自宅なら即印刷。家族で写真を見て楽しみことができます。L判サイズをたくさん飾るのも良いですが豊富なサイズの写真を飾るのもおすすめです。
今ある写真やポスターをコピーしたり職場で使用するA4書類を大きく印刷できるのもメリットになります。
印刷時間はA3写真で約1分55秒になります。
意外とA3印刷はあると使用することが増えます。特に子供のいる方は写真印刷で使うことが多いかと。
6色インクで写真が色鮮やかに
6色インクはキャノンにもありますが、エプソンの6色インクとは意味合いが違います。
エプソンの6色はシアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、ブラック、イエローになります。
キャノンの6色はシアン、マゼンタ、イエロー、グレー、ブラック、ブラックの6色になります。
キャノンは黒が2つありますのでカラーが少ないのです。
実際に同じ写真の印刷をしてみると色が濃く鮮やかなのはエプソン、自然な色合いなのがキャノン。これだけ説明するとエプソンが欲しくなりますが待ってください。キャノンも良いところがありますので最後まで読んでから判断していただければと思います。
ワイドタッチパネル搭載、パソコン不要で多彩な印刷や補正が可能に
編集機能
パソコンがなくてもズームしてトリミング、写真も向きを変更などパソコンで処理をするのが当たり前でしたが、プリンタの中で操作ができるようになっています。
またスマホのデータの印刷もアプリの『Epson iPrint』で簡単に印刷ができます。このアプリがあれば写真だけでなく、ネットで見た記事やサイトも印刷も可能に。
フォーム印刷
学生さん、社会人には便利な機能。 ノート用の罫線、便せん、スケジュール表が簡単に印刷ができます。今まで罫線のあるノート購入していた方、自宅で作成ができるので節約にもなりますね。
手書き合成シート
パソコンで手書きの印刷って基本的にはマウスで字を書くのですが綺麗にできないのが問題でした。これは専用のシート印刷をし、手書きで文字を入れてそれを写真に合成するという仕組みなので自分の字が鮮明に写真に書いたかのように印刷されます。プリクラ感覚で楽しめます。
ディスクレーベルプリント
CDのレンタルをしてコピーをすると何の曲か管理をするためにレーベルのコピーができる機能です。またビデオカメラで撮影した動画のディスクを撮影した映像を挿入することもできます。
私は子供の撮影をしてその中の動画を写真に切り取ってレーベルに印刷をしています。
あると助かる!便利な機能
自動電源オン
電源が切れている状態で印刷をスタートすると自動で電源オンになり印刷がスタートします。無線で印刷する時(パソコン、スマホも可)やUSB接続をしている状態でも自動で電源が入り印刷をしてくれます。
パソコンは2階でプリンタは1階とい場合などのパソコン、スマホとプリンタの距離がある場合は毎回プリンタの電源をオンにしてから印刷をするという面倒なことがなくなっています。これは本当に助かる機能です。
排紙トレイオープン
印刷をする時に自動で排紙トレイがオープンする機能です。用紙が下に落ちないように支えになってくれます。床に落ちて順番がバラバラになるのを防ぐ効果もありますね。
原稿撮り忘れ通知
みなさんも1度は経験したことあるはずです。コンビニでコピーをしてコピーの元をコピー機に入れたままにしたことありますよね?(私だけならごめんなさい)
1分間、原稿を入れたままになると画面とアラームで教えてくれます。別な部屋にいたら気付かないので忘れないことが大事です。
EP-979A3いかがでしたか?家族で使用する方にはおすすめ機種です。A3まで印刷ができるのにコンパクト、使い勝手も良く写真は色鮮やか。便利な機能も豊富で使い方も簡単。スマホのようにタッチパネル操作。アプリでスマホの写真も簡単印刷。
幅広く使用ができる、面白い機種。おすすめです。
エプソン カラリオ EP-879AW EP-879AB EP-879AR
エプソン カラリオ EP-879AW EP-879AB EP-879AR | |
用紙サイズ | カード/名刺からA4対応 |
本体カラー | ホワイト、ブラック、レッド |
液晶 | 2.7型タッチパネル |
L判印刷スピード | 約13秒 |
L判印刷コスト | 80L使用時 約20.6円、80使用時 約26.5円 |
対応インク | クマノミ KUI-6CL-LかKUI-6CL |
サイズ | 349mm×340mm×142mm |
今年のエプソンのラインナップ中で間違いなく売れ筋になるのがこの機種になります。機能を1個ずつ紹介していくとEP-979A3と重複してしまうので違いを分かりやすく解説していきます。
■EP-979A3とEP-879Aの違い■
EP-979A3 | EP-879A | |
用紙サイズ | L判〜A3 | カード、名刺〜A4 |
NFC接続 | 有 | 無 |
液晶モニター | 4.3型ワイドタッチ | 2.7型タッチ |
排紙トレイ | 全自動 | オープンのみ自動 |
ノイズ設計 | 無 | 有 |
インク | とうもろこし | クマノミ |
用紙サイズ
EP-979A3は最小印刷サイズはL判になりますがEP-879Aはカード、名刺サイズから印刷が可能に。自宅で名刺やカードサイズの写真などを印刷をするなら、EP-879Aの方が良いですね。
逆に最大印刷サイズはA4までになりますので、大きい写真の印刷や書類の印刷をしないならEP-879A3の購入を勧めます。大きさもEP-979A3よりもコンパクトになりますので置く場所に困ることはないはず。
液晶サイズ
実際に使用方法はほとんど変わりませんが、サイズが小さくなるので操作ミスが出る確率が高くなる程度だと思ってください。2.7サイズでも小さすぎて操作しにくいことはないはずです。
排紙トレイ
オープンのみ自動になります。印刷をする時は自動でトレイが前に出てくれるのですが、印刷が終わっても中に戻ることはありません。また、電源を切るときも戻らないので自分で手でトレイを本体の奥に戻す必要があります。
自動電源オフがあるのにトレイだけ出ているのは不自然ですし、ホコリが入ってしまいます。EP-979A3は全自動なので離れた場所にプリンタを置いてもトレイを気にする必要がありません。
インク
インクはEP-879Aが新しいインクを採用しています。クマノミになります。
エプソンのインクは新しいインクを出すたびにインクの性能が少しだけだが上がっているとメーカーの営業さんから聞いています。EP-979A3のとうもろこしインクも同じ6色で色合いですが、緑の色を以前より綺麗になっているそうです。自然の風景の写真印刷などに強くなっています。
純正以外の汎用インクが出回っている対策にもなりますしね。メーカーでは汎用インクを使用するとメーカー保障期間内でも修理対象外になるので注意しましょう。
エプソン カラリオ PX-049A
エプソン カラリオ PX-049A | |
用紙サイズ | L判からA4対応 |
本体カラー | ホワイト |
液晶 | なし |
L判印刷スピード | 約74秒 |
L判印刷コスト | 約27.5円 |
対応インク | リコーダー RDH-4CL |
サイズ | 390mm×300mm×145mm |
こんな方におすすめ機種になります。
写真より文章の印刷が多い
印刷速度も気にしない、価格を安く抑えたい
安価でも無線で印刷はしたい
この3つがポイントになります。前に紹介した機種よりできることは少なくなるので価格がリーズナブルになります。
4色顔料インクで書類が綺麗に印刷
EP-979A3とEP-879Aは染料インク、PX-049Aは顔料インクになります。それぞれの特徴がありますので紹介していきます。
■染料インク■
写真の印刷に強いインク。染料なので紙に染み込むタイプのインクになります。水に濡れるとインクが滲む、マーカーを引くと文字が汚くなりやすい。です。
■顔料インク■
文章の印刷に強いインク。染料と違い紙の上にインクが乗っかるタイプ。顔に化粧をする時のファンデーション(化粧)と思っていただくと分かりやすいですね。
写真の印刷より、文章の方が多いなら顔料タイプのプリンタがベストな選択になります。インクも4色なのでインクコストも節約できます。
液晶のないモデルで使用方法がとても簡単でシンプル
液晶があればプリンタにSDカードを指してパソコンを接続しなくても操作ができます。ですが、どんな方でも必要な機能ではないのです。
すべてパソコンにデータを保存している方にはプリンタ単体で操作をすることはあまりない場合も有り得ます。また機会が苦手な方には液晶があると分からないお客様も実際にいました。
機能がシンプルなので簡単操作ができるメリットなのもPX-049Aの特徴です。
シンプルでも無線機能は搭載されていますので離れた場所で印刷もできます。
エプソン カラリオ PX-045A | |
用紙サイズ | L判からA4対応 |
本体カラー | ホワイト |
液晶 | なし |
L判印刷スピード | 約105秒 |
L判印刷コスト | 約26.6円 |
対応インク | 砂時計 IC4CL69 |
サイズ | 390mm×300mm×145mm |
エプソンの複合機で1番シンプルな機種がこのPX-045Aです。シンプルなので実は結構売れるんですよね。
PX-049Aとの大きな違いがこちら
無線印刷が非搭載
印刷スピードが更に遅い
スマートフォン非対応
USB接続で印刷をする方、仕事で使用しないで印刷はのんびりで構わない、パソコンからしか印刷するものがない方にはピッタリな機種になります。
まとめ
参考になりましたか?
A3対応 EP-979A3はこんな方におすすめ
印刷サイズ、コスト、速度すべてにおいて高機能機種が欲しい
大画面液晶でプリンタの中で写真の補正やトリミングをしたい
写真だけじゃなく大きな資料や書類の印刷をしたい
A4対応 EP-879A3はこんな方におすすめ
印刷はA4までしか印刷をしない
価格もお手頃で高機能なプリンタが欲しい
コストが安く速度が速い機種を探している
A4対応 PX-049Aはこんな方におすすめ
写真の印刷より書類が多く綺麗に印刷をしたい
価格がリーズナブルで複合機を探している
無線の印刷機能は安くても欲しい
A4対応 PX-045Aはこんな方におすすめ
無線で印刷は必要ない
顔料インクで文章しか印刷しない
とにかく価格重視、速度は気にしない
参考になればと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。