衣類スチーマーが毎日のように売れている。でも、本当に衣類スチーマーって効果あるの?使い方やアイロンとの違いなど気になっている人もいるのではないだろうか。
今回は私が実際にお店で衣類スチーマーを接客する時によく話すこと、よく聞かれることをまとめてみた。
悩んでいる人はぜひ読んでいただきたい。
衣類スチーマーってどう?
衣類スチーマーは最近、話題になって興味を持っている人、買っていただく人が多い商品である 。
基本的な機能としては、ハンガーにYシャツやスーツ、ハンカチをかけておき、 衣類スチーマーをスチーム(水蒸気)をかけて、アイロン台がなくてもシワが簡単にとれる便利な家電だ。
アイロン台があればスチームアイロンと同様の使い方も可能になる。スチーム量はスチームアイロンには敵わない。 しわは果たして取れるんだろうか?
そういう疑問は起こるだろう。
どうしてもアイロン台を使うのが普通の人にとって、ハンガーにかけてアイロンをかけるというのは現実的に思えないだろう。
その答えは、しわは取れるが、 しわは、取りにくい物と取りやすい物がある。
アイロンごとに機能はさまざまだが、 ハンガーにかけながらスチームを吹きかけ、シワを取る機能のみを持った衣類スチーマーがあり、それだとスチーム量は多い。
例えるとティファールのアクセススチームになる。
細かくたくさんのしわに強く、キレイにしわをとりたいという方にはおすすめ。
この機種に関しては身だしなみをパリっと整えたい、営業マンなどにはおすすめである 。
ハンガーに衣類をセットしてスチームをあて、アイロン台を使ってアイロンをする機能を持った衣類スチーマーなら スチーム量が上記(ティファールなど)の衣類スチーマーより少ないが、アイロン台に押し当て、しわをとる 事も可能だ。
これがほとんどの衣類スチーマーのポイントだ。
衣類スチーマーとは別にスチームアイロンもあるが、アイロン台を使ってアイロンをかける事が主な使用方法になるが、スチーム量が多いので、ハンガーにかけてもスチームを吹きかけアイロンをかけることも可能である。
こちらは、スチームはかけられる物のアイロン自体が、アイロン台に押し当てるように作られているので基本的に重い。 よって、ハンガーショットを行う時は女性だと重くてつらい。
さらに、プレス(アイロン台に押し当てて使う)中心のアイロンは起動に時間がかかり、 2分弱はかかる。
衣類スチーマーは30秒ほどで起動する物もあるので、起動時間の違いは圧倒的だ 。他にも衣類スチーマーの中には、スチームで消臭する機能や、抗菌対応している機種もある。
衣類スチーマーは、起動が早いのすぐ使えるため、時間がない場合、もしくはアイロン台を使わないので、一人暮らしの方などにはおすすめである。
衣類スチーマーのメリットとデメリット
衣類スチーマーのメリットは、立ち上がりが30秒前後の物もあり早いので、時間がないときに少ない時間でアイロンとスチームが可能になる。
アイロン台なしで衣類をハンガーにかけて使用できるので省スペース化にもつながる。 他にも抗菌機能がある機種もあり、消臭機能もある。
スチームの中に消臭、除菌効果もあり、花粉を取り除くことも可能である、埃も取り除ける。
アイロン台も使える衣類スチーマー(ハンガーにかけアイロンが中心)のメリットは 小型の物が多く、短時間で起動するので、すぐに使える。
逆にデメリットは、アイロン面が狭く、スチーム力がスチームアイロンに比較し弱いので、 本当にシワがたくさんはいっている場合、いまいちシワを取りにくくなる。
スチームアイロンのメリット
スチームアイロンのメリットは、圧倒的なスチーム量だ。衣類スチーマーの5倍はある。
欧米の方では、衣類スチームの分類でいうとこのスチーム量が通常である プレス時にかけ面が広い Yシャツなど、アイロン台を使い、スチームを使いしっかりパリっとアイロンをかけたい場合に向く。
逆にデメリットは、 本体が大きかったり、電源コードが太いので、アイロン自体を動かしにくい。
そして熱と圧力でアイロンをかけるので、起動からアイロンがけが終わるまで約8分かかってしまう。
衣類スチーマーのメリット
アイロン台を使えない、ハンガーにかけてアイロンをかける専用の衣類スチーマーのメリットはスチーム量が多く、アイロン台の利用もできる小型の衣類スチーマーと比較し、 2倍のパワーを持つ。
そして、タンク水量が多く、 水の補給の面で有利である。
デメリットは、 プレスに対応できない などがメリット、デメリットとして挙げられる
衣類スチーマーの選び方
衣類スチーマーはハンガーにかけた状態でスチームをだしてシワをとる、
・プレス兼用衣類スチーマー
・スチーム専用衣類スチーマー
そしてアイロン台を使って押し当てて使う スチームアイロン がある。
女性の多くはで軽いアイロンをかけ、手に負担をかけたくないという方に合うのは、 プレス兼用衣類スチーマーだ。
アイロン台を使う、スチームをかけながら押し当てて使うスチームアイロンと比べ、 小型に作られており、 軽い 日常の事を考えると、軽いこちらのアイロンを選ぶのが良いだろう。
逆に、スチームアイロンは、熱と圧力をかけてアイロンをかける作りのため、 重く作られている 男性で重さは気にしないという方ならこちらをおすすめrしたい。
ハンガーにかけた状態でスチームをかけて使う専用の衣類スチーマーは、 置きながら使えるので女性向きでもある。
熱を帯びてから、短い時間でしわをとってアイロンをかけたいなら かけ面が広い スチームアイロンが良いだろう。
起動には時間はかかるが、アイロン面が広いので、早くかけることが可能となる。 こちらは、小型の衣類スチーマーと比較し、5倍のスチーム量がある。
スチーム専用の衣類スチーマーは スチーム量が多いので、 しわをしっかりとれる 頑固なしわをとりたい方は、 スチーム量が多い スチーム専用の衣類スチーマー しっかりとしわを取れる 他には、 アイロン台を使う。
スチームアイロンは、アイロン台を使い押し当てて使い、スチーム量が非常に多く アイロンをかけられるので 頑固なしわをとる事ができる。
フリルのついた衣類、シルクの衣類、繊細な繊維の衣類に使う時は、 スチーム専用の衣類スチーマー、 プレス兼用衣類スチーマー 、プレス中心の衣類スチーマー でハンガーショットを使えば、 しっかりしわをとる事ができる。
プレスをしたい方は、 プレス中心のスチームアイロン プレス兼用の衣類スチーマーだ。
アイロン台を使い、押し当ててアイロンをかけるのはこの二種類になる。
スチーム量が、スチームアイロンの方が、アイロン台での利用もできる衣類スチーマーと比較すると、5倍のスチーム量になるので、オススメである。
スチーム量が多く、タンクの容量が多いため、連続してスチームをかけられる、 身だしなみをしっかり整えたいという方なら、 スチーム専用の衣類スチーマー。
小型の衣類スチーマーと比較し、 二倍のスチームをかけられ、 しわをしっかりとれる。ハンガーにかけてスチームをかけてアイロンをかける専用の衣類スチーマーが良いだろう。
場所を使わずアイロンをかけたいなら、 スチーム専用衣類スチーマーとアイロン台を使える衣類スチーマー。
この二種は、ハンガーに衣類をかけてスチームを吹きかけながらアイロンをかけられる。
場所を広げずできる 一人暮らしにも向いている 出張の際持っていける、 プレス兼用スチーマー 小型なので、出張の際、 荷物として持ち歩く事ができる 。
抗菌対応機種 消臭対応機種 もあるので、 機種の仕様を確認し、 選びたい 。
360度回転しながら ハンガーショットをできる 機種もあり、 それぞれメーカーごとに、 特色もある 。
衣類スチーマーの使い方とコツ
スーツ
背中や袖のひじの内側など、しわがありそうな部分にスチームをかける。スーツを引っ張って、アイロンをかけしわを消していく。
全体的にスチームをかける事で、汗臭も消す事ができる。
タバコの臭い、食べた食事の臭いを脱臭する。 ネクタイに関しては、内側を向け結んだ時のシワやたるみを取る 丸めた新聞紙を通す。
スチームを浮かしながらかけ、しわを消していく。 パンツに関しては、スチームを噴射しかけ、しわを伸ばし、スチームの熱がかかっている内に、ミトンを使ってアイロンをかけ、しわを消していく。
折り目をしっかりつけるようにアイロンをかける。 おさえがけで、折り目をつける アイロン台の先を使い、おなか周りの部分をおさえてアイロンをかける。
ワイシャツ
ワイシャツは、手のひらでしわを伸ばし形を整え、アイロンをかける。袖、肩、背中、えりを順番にかけていく。襟もしっかりかける。
脇にある縫い目から袖山に向かいスーッとアイロンをかける。内側に向かってアイロンをかけていき、全体的にかける。
最後、肩の部分をアイロンの先を使ってかける。 右前身ごろをかける。ボタンとボタンの間をアイロンかける。 左前身ごろをかける。
前立てはアイロンを持っていない手で縫い目があるところを引っ張りながらかける。
霧吹きがあると便利になる。
ハンカチ
キレイな正方形に仕上げるには、アイロンをかける前に、ハンカチの糸が伸びない方向を確認し、伸びない方向へかける。
そうする事で正確に正方形のハンカチになる。
衣類スチーマーとスチームアイロンの違い
衣類スチーマーはハンガーに衣類をかけ、スチームをかけながらアイロンをかけられる。スチームの熱と水分でしわを取っていく。
スチームアイロンもハンガーに衣類をかけてスチームをかけながらアイロンをかけられる。しかし、圧力と熱でかけるので、重い。
衣類スチーマーは、プレス兼用衣類スチーマー、スチーム専用衣類スチーマーという置いて使える、 スチーム量が多いものがある。
衣類スチーマーは、ハンガーにかけてスチームをかけながらアイロンをかけるのが基本だが、アイロン台を使って押し付けてかける事も科の腕ある。
衣類スチーマーでスチームをかけてでき、得意な衣類は、フリルの入った衣装など、立体的な衣装である。
衣類の収納シワを取る 小型で軽く、アイロン面はブラシのような形をしてるが、本体の形状はアイロンに近い。
スチームアイロンはアイロン台を使って押し当ててアイロンをかけるが、 熱と圧力でシワをとる物である。
衣類にスチームを当てながらしわを伸ばしやすくする。 小型のアイロン台も利用できる衣類スチーマーより、最大5倍のスチーム量がある。
しわがとれて、身だしなみがキレイに仕上がる。 そして、タンク容量が多いのでスチームが連続して使える。
たくさん衣類を短い時間でアイロンをかけたいならスチームアイロンを使うと良いだろう 。
スチームアイロンが向いているのは形状記憶の素材ではないシャツをシワを取る、折り目をしっかりつけたいスラックス、 しわがたくさんついた少しザラザラとした硬い手触りがある麻や綿の衣類である。
アイロン面が広いので 早くかける事が可能である。
ハンガーにかけてスチームをかけられるが、重いので女性は疲れるだろう。日常使う事を考えると軽い衣類スチーマーが良いだろう。
衣類スチーマーとスチームアイロンを使い分けるなら、忙しくてもシワをとり身だしなみを整えたい方は衣類スチーマー 。
休日や夜など時間がある時は、たくさんの衣類をまとめてアイロンをかけられ、しっかりアイロン台に押しながらかけられるスチームアイロンを使うのが良い。
衣類スチーマーの効果はあるの?
衣類スチーマーは、ハンガーに衣類をセットしてスチームをかけながらしわをとるのが基本だがスチームアイロンと比較し、スチーム量が少なく、アイロンで押し当てて使うのと比べると、しわを細かくとりにくい部分がある。
気になる衣類スチーマーの実力と効果をカテゴリー別に紹介していこう。
花粉
花粉の季節になると、スーツなどに多くの花粉がついてしまう。 これに対し、衣類スチーマーでアイロン面を衣類に押し当てて使う事で、スチームで花粉を除去する事ができる。
帰宅した後や出勤前のコートやジャケットに使うと、その表面に付着した花粉を手軽にケアする 。
消臭・脱臭
スチームをあてるとカビの臭いが部屋に広がるので、風の循環ができるように、窓を開けておくのが良いであろう 汗臭、タバコ臭から加齢臭まで臭いを消す事が可能である
シワ
シワは、衣類スチーマーでとれる。
しかし、アイロン台でも使えるタイプの衣類スチーマーと比較すると、スチームをハンガーにかけた衣類に押し当て使う専用の衣類スチーマーはスチーム量が多く、 細かなシワもしっかり 取れるので、オススメである 。
衣類スチーマーとミトンはセット購入がおすすめ
ミトンはアイロン用の板のような物で、とても軽い素材で小さいクッションの ような物である 裏側に手を入れる事が出来、耐熱の面を服の裏に当てると、 衣類スチーマーをかけられる。
そして手は熱くない 壁紙も痛まない。
ハンガーにかけて衣類をアイロンかける場合、衣類が動くのでかけにくく ピンと張るのが大変だったりするが、ミトンを使えば、アイロン台のようにして、土台がしっかりするので、アイロンをかけやすい。
合わせて、ミトンをアイロン台側にして使う事もできる。 ネクタイやハンカチなら十分やりやすい大きさである。
両手で使えるタイプが大半だが、 中には決まった手でしか使えないタイプがある アイロン面がセラミックス加工で、熱をうまく逃すタイプのミトンや、 耐熱温度200度の物、 指先からひじまでを熱から守るロングタイプの物などがある。
ぜひ、衣類スチーマーとミトンを合わせて買っていただきたい。
衣類スチーマーはアイロンとしても使えるの?
衣類スチーマーは、アイロン台でもアイロンとして使える。しっかりシワを取りたい、ワイシャツの襟、ハンカチなどもキレイになる。
注意点としては、アイロンをかけた事により、テカる事の防止のため、あて布を使用すると良いだろう。
スチームアイロンほどの熱や重さはないのでピシっとして感じにするのは時間がかかるがコンパクトで収納に困らないというところがポイントだ。
まとめ
衣類スチーマーは年々、世の中に浸透しているが今まであまり知らなかった人に参考になればうれしい。
下記にも衣類スチーマーの記事があるのでぜひ、見ていただきたい。
今年もパナソニックの衣類スチーマーが爆売れしている。