ダイソンコードレス掃除機V10全モデルを比較、旧型V8との違いと口コミ

もはやコードレス掃除機の代名詞とも言えるダイソン掃除機。

発売以来、日々新しいモデルに進化しているダイソン掃除機ですが、ついに最新のV10モデルが発売されました。

そこで今回は、ダイソンコードレス掃除機V10全モデルの比較、そして旧型のV8と何が進化しているのか、徹底分析していきたいと思います。

今回のダイソンは旧型よりも吸引力などグッと進化しています。正直欲しいので妻に交渉しているくらいです。

ダイソンコードレス掃除機V10比較

現在発売されているV10モデルは全部で4種類。各モデルごとに何がどう違うのか、一つずつ説明を交えてご紹介いたします。

①Dyson Cyclone V10 Fluffy

まず最初にご紹介するのはコチラ。いわゆるスタンダードモデルです。

より小型かつ軽量化されたダイソンデジタルモーターV10を搭載、パワフルな吸引力を実現しています。

充電による連続運転時間は最長60分(通常運転時の場合)。運転時間が長ければいちいち充電の為に掃除が中断される心配もなくなり、とてもはかどりますね。

スティック装着時の重量も3㎏未満ととても軽量なので、持ち運びの負担も軽減される事でしょう。

使われているクリーナーヘッドはソフトローラークリーナーヘッドです。

②Dyson Cyclone V10 Fluffy+

続いてはコチラ。

簡単に言ってしまえば、前述のV10Fluffyと同じ内容です。どこが違うのかといいますと、付属品であるアタッチメントが1個多いだけです。

何がついているかというと、アップトップアダプターという、高い位置に棚などの掃除に適したアクセサリが付属されています。

コチラがアップトップアダプター。自分より高い位置のモノを掃除するのに便利ですが、特に必要ないという方はFluffyで十分に事足ります。

③Dyson Cyclone V10 Animal+

続いて、Animal+というモデル。

何がアニマルなのか不明ですが、こちらのモデルはFluffyのソフトローラークリーナーヘッドではなく、ダイレクトドライブクリーナーヘッドというものが付属されている製品です。

ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの違いについては後述いたします。

④Dyson Cyclone V10 Absolute pro

コチラはAbsolute Proと呼ばれるモデル。

もうお察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、各モデルでの本体性能は全て同じです。

では何が違うのか?

というと、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッド、両方とも付いてます。ですので、当然ながらその分お値段はお高めです。

4つのモデルをご紹介いたしましたが、前述の通り本体性能は全て同じものです。

ただし、付属アクセサリの数が違うので、普段のお掃除の用途とお財布の中身とに応じてお買い求めいただくのがよいかと思います。(Absolute Proが一番アクセサリ付属の種類が多いです)

[補足] クリーナーヘッドの違い

上記で出てきたクリーナーヘッドの違いについてご説明いたします。

・ソフトローラークリーナーヘッド


ローラーがナイロンフェルトのブラシで覆われており、とても柔らかい感触。
ブラシはカーボンファイバー製なので静電気の発生を抑えて微細なホコリも取り除きます。主にはフローリング用として使用します。

・ダイレクトドライブクリーナーヘッド


こちらはカーペット、ラグマット用のヘッドです。ローラーが固いナイロンブラシで覆われています。

ブラシの力でカーペットの奥のホコリやチリまでガッツリ掃き取ります。

カーペットが多いお宅は、こちらのヘッドが付属されているモデルを購入するとよいでしょう。

各モデルと付属されているヘッドの違い

ポイント

Fluffy、Fluffy+ …ソフトローラークリーナーヘッド

Animal+ …ダイレクトドライブクリーナーヘッド

Absolute Pro …両方とも付属

ダイソンのメーカーサイトでは、付属アクセサリは個別で購入する事が出来ますが、クリーナーヘッドだけはそのモデルでしか購入できません!

つまり、Fluffyを購入して、別個でダイレクトドライブクリーナーヘッドを購入する、という事が出来ないという事です。

ダイソンコードレス掃除機の購入の際は、ソフトローラーだけで足りるのか、両方とも必要なのか、など、クリーナーヘッドの必要吟味は慎重に行いましょう。

ダイソンの新型はここが進化した

昔はダイソンでも、コード付掃除機をメインに製造・販売していました。
しかし、ついにダイソンのファウンダーであるジェームズ・ダイソン氏は「今後コードレス付の掃除機の開発はしない」と発言しました。
それだけ、V10に自信を持って販売しているという事でしょう。

昔のダイソンコードレス掃除機の問題点といえば、やはりその充電能力といえます。
昔のコードレス掃除機(DC○○の型番の頃)は筆者も所有していますが、3時間の充電でわずか13分しか稼働できません。(フルパワーでは8分)
当時から見れば、似たような機能を搭載しているのであれば掃除の継続性を鑑みてコード付掃除機の方がよいだろう、という選択肢も当然あったと思います。

しかし、年月が経ち進化した現在のコードレス掃除機は、従来の4倍以上継続できるようになるまで充電能力が進化しています。
よっぽど広い豪邸とか業務用エリアとかではない限り、このV10の充電能力ならばコードレスでも十分にコードレス付掃除機の代替品になり得ることでしょう。

ただ、ダイソンが謳っている連続稼働時間60分は通常運転、フローリングでの掃除の場合です。フルパワーでカーペット掃除をするとわずか8分程度で充電が切れてしまいます。
ここは、今後の更なる性能アップの為の課題と言えるかもしれませんね。

新型V10と旧型V8の違いを比較

旧型であるコードレス掃除機V8も、十分高性能の掃除機ではあります。では、V10とV8、何がどう違うのかを比較してみました。

細かい性能比較に関しては省略させて頂くとして、わかりやすく代表的な部分で比較の説明をしていきたいと思います。

比較① 充電時間と稼働時間 (稼働時間は通常運転時)

V8…充電時間5.5時間 稼働時間40分
V10…充電時間3.5時間 稼働時間60

なんと、充電時間が2時間短くなり、稼働時間が20分も伸びています。
掃除機に使われている充電器の性能アップを実現した、という事でしょう。

比較② お知らせランプ

V8…インジケーターランプ
V10…インジケーターランプ、ゴミのつまりお知らせランプ

インジケーターランプとは、バッテリーの残量をお知らせするランプ。
V6からついているランプですが、それだけでなくV10にはゴミのつまりをお知らせするランプも搭載しています。

なんか吸引力が悪くなったかな?と思ったらこのつまりランプが点灯しているかどうかもチェックしてみるといいですね。

比較③ デザイン

V8とV10ではデザインにも違いがあります。参考画像で比較してみましょう。

V8

V10

パッと見、本体の形状が違う事にすぐに気が付くと思います。

これはV10では本体を直線的にする事で空気がまっすぐ流れるようになり、吸引力のアップにつながっているとの事です。

デジタルモーターの性能アップだけでなく、こうしたデザインにも吸引力アップの工夫が施されているのですね。

比較④ 価格 (2018年3月末現在)

V8…52,000円程度
V10…73,000円~

新製品であるV10の発売により、V8のお値段が少し下がりました。そうは言ってもダイソンなので、全体的にお高めなのは変わりありませんが。

V10はまだプレミア価格なのでお値段は変わりません。最新機種としては当然の事ながら、その分V8のコストパフォーマンスが格段に向上したと言えるでしょう。

2年前に発売したV8も十分な高性能なので、お値段を重視する方はV8でも満足できるのではないかと思います。

同じ掃除機を長く利用する事を考えれば、少しだけお金を出してV10を買って、その高性能ぶりに満足しながら使い続ける、という選択肢も当然アリです。

また、2017年にはV6とV8のいいところを実現しながら価格を抑えたV7というモデルが発売されている事を考えると、今後2019年頃にはV9が発売されるかもしれません。(あくまで予想の範疇を出ませんが)

そういった意味では、少し時期を待ってみるというのもいいかもしれませんね。

比較⑤ ダイレクトドライブクリーナーヘッド

本体だけでなく、クリーナーヘッドも進化していました。

V8までのダイレクトドライブクリーナーヘッドでは口が小さ目で、大きめのゴミを吸引する事が出来ませんでした。

しかしV10のヘッドには、吸引口を調整できる開口部が追加されているので、状況に合わせて吸引口を大きくしたり小さくしたりすることが可能になりました。

これは、今まで大き目のゴミを吸引できなかったストレスも軽減される事間違いなしですね。

吸ったゴミはどうやって捨てているのか?手入れ方法はどうするの?

ところで、このダイソンコードレス掃除機ですが、「紙パックを利用しない掃除機」としても認知されておりますが、実際どうやってそのゴミを捨てているのか?

そして手入れはどうするのか?というところを気にされる方も多い事でしょう。

せっかく部屋を綺麗にしたのに、掃除機そのものが衛生面に問題アリ、なんて事になったら本末転倒ですよね。

という事で、実際に吸ったゴミはどうやって捨てるのか?そしてお手入れなどはどうするのか?見ていきましょう。

①衛生的かつ簡単にゴミを捨てられる作り

ダイソンコードレス掃除機は紙パック式ではなく、サイクロン機能によりゴミと空気を分離、所定のゴミ収納ボックス(クリアビン)へ送られます。

そのクリアビンの底面がロック式になっており、ワンタッチで開閉する事でゴミを廃棄する事が出来る、というのが従来までの仕組です(V6より以前のモデル)。

V8以降のモデルではこのゴミ捨ての機能が刷新されています。

ゴム製のスクレイパー(ヘラのようなもの)が搭載されていて、蓋を開けてクリアビンを空にするときに、同時にシュラウド(サイクロンの網目部分)に付着しているゴミをこそぎ落としてくれるような作りになっています。

V10ではこの機構がさらに改善されております。

上述した通り本体のデザインがストレートになっていることから、クリアビンの形状もまっすぐに(しかも少し長く)なっているので、捨てる先のゴミ箱に対してこのクリアビンを少し奥に突っ込むことができるようになりました。

その結果、クリアビンの蓋を開けた時に外にゴミやチリが散ってしまうのを減少する事が出来るようになりました。

従来製品ではクリアビンの蓋を開ける為にはゴミ箱の頭上から落とすようなやり方以外ではなかなかスムーズにゴミを捨てることが出来ず、本体部分を一生懸命ゴミ箱の中に突っ込んでいたりと中々苦労した記憶があります。

しかしこのV10の形状ならばその煩わしさもかなり改善される事でしょう。

②コードレス掃除機のお手入れはどうすればいいの?

さて、紙パックのない掃除機ですから、当然ボディの内面にはチリやほこりが沢山付着しているハズ。そうすると気になるのはお手入れの手間…。

しかし!心配ご無用なのであります。

実は、きちんとした手順を踏めば水洗いができるのです。家電製品で水洗いできるってなかなかのインパクトですよね。

ダイソンのコードレス掃除機は色々なパーツが接続されて掃除機の形を成しているのです。
そして、通電していて水に触れてはいけない部分は実はバッテリーとモーター部分のみ。

ですから、このバッテリーとモーター部分を取り外してしまえば、他の個所はまるっと水洗いができる!という事なのです。

バッテリーとモーター部分を取り外した後のサイクロン部分とゴミを溜めるクリアビンの部分はさらに取り外しをする事で、フィルタ部分も取り外しが可能です。

このクリアビンサイクロン部分、そしてフィルタを水洗いすることで隅々までチリやホコリを思う存分取り除く事ができますね!

水洗いが終わった後はしっかり乾かしてから再度組み立ててください。

(※乾かない状態でバッテリーやモーターをつなげて電源を入れてしまうと、通電した際にショートして壊れてしまいます。充分に乾かしてからご利用ください!)

ダイソンV10|評価と口コミ

悪い評価がまずないです。吸引力もバッチリですしね。

参考にしてください。

コードレス掃除機が故障した場合は?

せっかくお値段の高い買い物をするのですから、やはり故障については気になりますよね。

修理はどうすればいいのか?保障はどうなっているのか?サポートは?

ご安心ください。

ダイソンは2年間のメーカー保証(往復の送料・修理費用・部品代金が無料)がついております。

ダイソンコードレス掃除機 新型V11発売

ダイソンから先日、新型コードレス掃除機V11が発売。

記事にまとめたのでよかったら見て欲しい。また記事を読んで新型に魅力を感じない場合は旧型のV10がおすすめになるはずだ。

https://xs033034.xsrv.jp/dyson-v11/

まとめ

いかがでしたか?コードレス掃除機に革新をもたらしたダイソンですが、日進月歩の勢いで進化していることが見て取れますね。

吸引力はやはり最強と言ってもいいですね。お値段は少々張りますが、それに見合った高性能な機能とサービスが充実しています。長く使っていけるモノなので、しっかりと勉強して納得のいく買い物をしてください。

そして、毎日充実したお掃除ライフを過ごしていきましょう。

ダイソンは国内では敵なしですが、そこに挑戦状をたたきつけたメーカーが2社あります。実際に使用してみたら吸引力が強く価格がお買い得なのでお伝えしておきます。

ダイソンコードレス掃除機V10全モデルを比較、旧型V8との違いと口コミ
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